ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン5 http://www.dlife.jp/lineup/drama/ghostwhisperer_s5/

Sep. 25, 2009
第1話 誕生日の奇跡 Birthday Presence

脚本／P.K. Simonds、Laurie McCarthy
監督／Jennifer Love Hewitt
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ウォッチャーのカールから、あの本が全ての鍵だと言われ、
未来が書かれると過去の記述が消えるのだという。
メリンダは自分の名前が9月25日に記載されているのを見て、
産まれてくる子供に何か有るのかと尋ね、自分と同じような能力
を持って生まれてくるのかと問うと、息子の力は君より遥かに
凄いのだと言われる。

9月25日。メリンダの出産予定日だった。
メリンダは朝から落ち着かず、ジムの医大の試験勉強を邪魔する
かのように部屋の壁紙を塗り替えてもらったり、いろいろと
我が儘を叶えてもらう。メリンダは自分のしている事がイカれた
気難しい妊婦になっているとして、反省する。
予言したのは本なので、必ず産気付くはずなのに夜8時になって
も産気付く様子はなかった。
メリンダは故障した車ではなく借りて来たトラックで病院へと
向かう。

病院では妊婦で溢れていた。
メリンダたちはデリアやイーライ、そしてネッドも共に待合室
で待っている中、目の前では若い妊婦の女性が男性と言い合う
姿が有った。女性はアンバー、男性はデール。
メリンダの診察の番が来ると、チェイス医師から検査を受ける。
しかし赤ちゃんの血液の流れが妨げられていて、頻脈を起こして
いるとし、すぐに帝王切開で取り出そうと言う事になる。
手術台に運ばれる中、時間が止まりカールが出てくる。
これは君が導いた事だというカール。時間はPM23時48分だった。
無事子供を取り上げるが、赤ちゃんは息をしていなかった。
メリンダは心配する中で、なんとか息を吹き返し鳴き声が聞こ
える。チェイス医師からは一時期は脈が弱く血色を失っていたが
息を吹き返し、アプガースコアは正常なので何の問題もないと
言われる。名前はエイデン・ルーカスにしようとメリンダはジム
に告げる。エイデンはジムの父親の名前で、ルーカスはサムの
名前を取ったものだった。小さな命に貢献してくれた二人の名前
をつけたのである。どんな事が有っても守ると誓う。

5年後。
もうすぐエイデンの5歳の誕生日。
エイデンは友達になったデクラン、チャーリー、ライリー、ガス
も呼んで欲しいというが・・・
メリンダはバスルームに居ると突然幻視が見える。
そこには看護師が立っていた。ジムに幻視のことを話す。数年前
よりよく現れる看護師で、濃厚赤血球を看護師が求めている幻視
だった。医師として働き始めたジムは輸血しているであろう光景
だという。

ロックランドメモリアル付属病院で働いているジムの元にエイデン
とメリンダは赴く。今日はジムの誕生日だが、他の先生が病欠の
ためどうしても出勤しなければならなくなったのである。
来週には遊び連れて行くとエイデンにも約束する。
エイデンには病院に来ると多数の霊が見えた。友達たちも霊が
見える子は居たが徐々にその数も減っていた。メリンダに対して
エイデンは幽霊を見るのは嫌か?と尋ねると、時々嫌なときも有る
という。ジムは霊が見えたかも知れないが覚えていないとの事だ
った。秘密にしなければならない事を言われる。

そんな中、誕生日会が行われる。
デリアは呪われた誕生日会だと口にする。
実はエイデンの誕生日には、毎年必ず何か災いが起きていたの
である。熱を出したり呼吸が止まったり、メリンダがガラスに
ぶつかったり・・・しかしメリンダはエイデンは凄い能力を持つ
子供だと言われていたけれど、普通である事に違和感が有った。
しかし普通の幸せを持つ事は親としては幸せだという。しかし
エイデンの力には大きな目的が有ると言われていた事を思い出す。

そんな中でエイデンにはアンバーの声で誕生日の歌が聞こえる。
アンバーはエイデンに一緒に来てと誘うがそれには乗らなかった。

メリンダはその晩寝ていると隣にはアンバーが寝ている事に気が
つく。子供を見ていなくて良いのか?と言われた事で心配になっ
たメリンダはエイデンの元に駆け寄ると息をしていない事を知る。
急いで病院に運ぶが、血圧にも心臓にもまるで異常が無かった。
時間を見ると午後11時48分だった。エイデンは目を覚ますが、
何故運ばれたのかについてはまるで覚えていない。ジムはとりあ
えず一晩入院させようと語る。
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変遷の書に書かれてたメリンダの名前。その日付は出産予定日
である9月25日だった。ウォッチャーが伝えようとしていたのが
女性の死だった事も有り、お腹の中の子が男児だと知って
安心する中で、いよいよ出産の時を迎える。
順調かに思われたが、胎児は出産直前になって容体が悪化した
事から帝王切開で産むことになる。

いよいよ最終シーズン。
ネタ的にはほぼ出尽くしてしまったのではないかと思わせる
物が有り、興味は子供にどんな能力が引き継がれるのかという
事くらいだろうか。

最終的にはメリンダの一族が何故その血筋に霊能力が備わって
いるのかを描いて欲しい気もするけど、その辺は日本のドラマ
ならば有りそうだけど流石にアメリカのドラマでは描かれない
かな。

死んでも引き継ぎによって体と魂が入れ替わる事が有るという
新たな要素がシーズン4から浮上し始めたので、それを臭わせ
つつ、メリンダの子供・エイデンがそれに該当するのではない
かと思わせつつ、初回に現れた霊と対峙していくものだった。

エイデンの引き継いだ能力とは、他人に共感するもののようで
よく霊能者たちが降霊と称して、自分の肉体に霊を乗り移させる
というような事が有るけれど、それとはまた別のようだ。
どんな人物に共感レーダーが働くのかよく分からないし、
メリンダに幻視を見せるのは、エイデン自身でもあり、電波
塔の役目を果たしていくというところなのか。

ウォッチャーとか単なる思わせぶりな台詞を投げかけていく
だけであんまり効果的とは思わない物が有るけど、今後も
シーズン5でもスポット参戦するみたい。

シーズン5にもなると前提となっている霊能力者に対する一般
の人の不信感が随分無くなっている感じもする。
またしても霊が勘違いして、恨めしや〜とばかりに登場して
くるところはちょっと違和感が有るな。

シーズン4からは、5年が経過した設定だけど、容姿的には殆ど
変わり無い。人物関係にも変化はなく、イーライの下で
ネッドが勉強し居る事と、ジムが医者に合格して病院で既に
働いているという設定くらいかな。


■使用された曲

・Olivia Broadfieldの"Hang On"
・Kate Bushの"This Woman's Work"
・The Brightwingsの"All I Need"
・Zoe Boyleの"Happy Birthday to You"
・Luccia Deeの"Behind Talented Glass"
・Above Envyの"All You Are"