ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン5

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Oct. 2, 2009
第2話 チェーン・メール See No Evil

脚本/Jeannine Renshaw
監督/Eric Laneuville
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メリンダが出産して5年が経過。エイデンという子供を授かり
順調に成長する。しかしエイデンには共感能力という他人の

感情や体験が共有してしまうという能力を授かっている事が
分かり、エイデンを介してメリンダに幻視が送られるという
事態が発生していた。


エイデンを夜、ベッドで寝かせる。
まだ8時故に眠くないというエイデンを寝かせる。
エイデンがパソコンにピーナッツバターを塗ってしまったとして
嘆くメリンダだが、寝顔は天使そのもの。メリンダとジムは
これでゆっくり二人だけで楽しめるとしてベッドで絡み合う。

その頃ネッドブリアンナとベッドを共にしていた。
ブリアンナは隣の部屋にいくと、突然
壁中にマニキュアでバツ印
が書かれていて、人形がつるし上げになっている
事が判明する。
更にブリアンナの目の前で突然鏡が割れるのを目にする。

深夜、メリンダが一人で寝ていると突然男女のローブを着た
霊がひそひそ話をしていて、錆びた針を使い麻酔もせず、目と
口を縫おうとしてくる姿を目にする。
翌日これはエイデンからの幻視なのか?としてジムに相談する。

ジムはエイデンが部屋から起きてくると、まるで
スポンジボブ
が来たかと思ったとからかう。そんなエイデンは突然メリンダ
に対してネッドは大丈夫なのか?と声を掛けてくる。電話をして
きたでしょと尋ねられるが、メリンダは全く知らなかった。
確認すると留守電になっていた。エイデンが知っていたのか
幻視で目にしていたのか。
ネッドからの留守電を聞くと
大学で怪奇現象が起きているので
助けて欲しいというものだった。

メリンダはネッドとブリアンナと逢って怪奇現象のあった部屋
で色々と事情を聞く。彼女の目の前で鏡が割れており、何者かが
侵入してイタズラしたとは思えない事を告げる。ブリアンナに
最近身の回りで何か起きた事はないかと尋ねると、親友のグウェン
が一週間前に車の事故で亡くなったのだという。彼女とは大学
の初日からの友達で一緒に寮を探した仲だが、先日彼女が浮気
しているのを目にしてしまい、それが彼や本人にも伝わり
絶交状態だったという。更にメールが送られて来たのだという。
サリー・ステッチからの
チェーンメールで、これを誰かに送らな
いと身内に不幸が起きるというもの
だった。それを無視していた
のが問題なのかも知れないとし、メールには被害者の事も書かれて
いたという。ブリアンナには
ルアンヌが血が飛び散り吊されると
書いてあった
事を告げ、ルアンヌとは部屋に吊されている人形の
事だという。ルアンヌという名前を知っている野はグウェンだけ
だという事だった。

メリンダはイーライに今回の件を相談する。
メリンダが見た目と口を縫い合わされる幻視のこと。
そしてブリアンナの人形の目と口がバツ印にされ、その幻視で
見た様に目と口をふさがれている事を示唆しているかのような
メッセージが送られてきていること。まぶたを縫われるという
行為はダンテの神曲では嫉妬に対する罰を意味し、民話では
裏切り者という事を示唆するものだという。実践した例も有り
清教徒では「人を中傷するウワサを広めた者はまぶたを縫い
罰するべきだ」と考えた分派が居たとの事だった。しかし復讐
したいのはブリアンナだけだろうに、メールにはBCC扱いで
送られているので、他にも被害者が出てくるかも知れないと語る。

その頃学生のスティーブアンドリューはチェーンメールを
受けた人物だった。スティーブはそんなメールはアホらしいと
するが、アンドリューは恐がりスティーブにメールした本人
だった。スティーブはそんな不幸が起きるならば受けて立つと
するが・・・図書室にいたスティーブの目の前で、本棚から
突然多数の本が落ちる怪奇現象が発生する。

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ネッドの彼女のブリアンナに怪奇現象が起きる。
ネッドはメリンダに相談するが部屋に霊の姿はなく、心当たりが
無いかを尋ねると、喧嘩したまま亡くなってしまった親友が居る
という。しかしこうなるに至る原因の詳細はまるで心当たりが
無いとのこと。しかし話を聞いていくウチに彼女の元にはチェー
ンメールが届いており、怪奇現象の起きた部屋の人形には、
目と口が塞がれる事から、メリンダは今朝見た夢とリンクしてい
ると感じ原因を調べていく。

アナログ時代は不幸の手紙だったけど、デジタル時代はチェーン
メールに進化したものだった。
ただこのご時世webの世界では流言飛語が乱れ飛ぶ事を考えると
あっさり削除するというのがある意味では当たり前の行動の様に
感じ、余程迷信や縁起を気にする人以外は、それ程気にせず居ら
れるような感じもする。

この病院には何か特別なものがあるような気がすると語っていた
けど、その一端が今回現れた感じだ。

しかし当初のコンセプトからはどんどん離れている感じ。
誰か特定の人に伝えたいメッセージが有るというよりも、
今回の場合、自分が生前にやり残したことがあるという事で、
それを満たすが為に周りに迷惑をかけていくという身勝手な
もの。しかもそんな心の隙間に入り込んでくる霊の凶悪さもまた
目立つもので、霊が霊を操るという構図の違和感と同時に
目的無き犯行が繰り返されているばかりの印象だった。

キャラクター周りの話では、ネッドがいよいよ女性とそういう
関係に及ぶ年齢になったという所か。
そしてイーライがメリンダとジムのランチする間に入り込んで
きて話をするシーンが可愛いものが有った。
出産して5年後にもラブラブなジムとメリンダの姿が有ったけど、
少しずつ年齢的にもそのラブラブさが無理矢理感に思えてくる
のもちょっぴり時の流れを感じさせるかもしれない。


■使用された曲

・Meeseの"Next In Line"
・Will Daileyの"Never Be Your Baby"
・for all the driftersの"Go Call the Police"
・Meeting of Important Peopleの"I Know Every Street"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る
サム・ブレア (Ion Overman) 刑事
カール (David Clennon) ウォッチャー
エイデン・ルーカス (Connor Gibbs) 5歳、メリンダとジムの息子

グウェン・コリアー (Amy Gumenick) 交通事故で亡くなる大学生
ポーラ・コリアー (Gigi Rice) 母親
ブリアンナ (Inbar Lavi) ネッドの彼女
スタン (Derrick Williams) 事故の目撃者
スティーブ (Jerry Shea) チェーンメールを削除する学生
--- (Kelli Kirkland) Nurse
アンドリュー・ミラー (August Emerson) チェーンメールを送った生徒
ジュリア・ミラー (Madison Leisle) 急性白血病患者
スカーレット (Haley Hudson) ジュリアを操る霊
--- (Scott Thomson) Man
--- (Maria J. Rockwell) Woman
--- (Alycia Lee) Nurse
--- (Patrick Weil) Townsman

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