ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン5

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Oct. 16, 2009
第4話 蘇った命 Do Over

脚本/John Gray
監督/John Gray
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深夜誰も居なくなったロックランドメモリアル記念病院の遺体
安置室に二人組の若者・ポールジミーがやってくる。
ポールは度胸試しという事で15分間、遺体安置所の開いたロッ
カー内へと入る。するとポールに触れるウィリアムの霊が有り
ポールは触られたとして、当初はジミーのイタズラを疑うが
違うと分かり大騒ぎする。中で異変が起きているのを知った
ジミーはその場から立ち去ってしまう。

ヴィッキ看護師によると、高校生が昨夜安置室に忍び込んだと
いう。
50年代に使われていたと思われる手術用の道具が保管庫
に見つかり整理のためそれらの器具を全て捨てるのだと言われ
る。ジムは珍しいものだとして、一つ持ち帰ることに。
帰宅するとそれをエイデンに見せる。カニューレと呼ばれるも
ので吸引チューブを入れる際に使う物だと説明する。
手術は嫌いだという息子に対して、それでもそれでしか治せな
い事が有るとし、道具が第二のチャンスを与えるモノになるの
だと語る。すると突然エイデンは
"ごめんなさい、悪い事をし
た気がする"
と言い出す。メリンダたちはこんな完璧な子は
居ないとして何も悪い事などしていないとし、夢でも見たのだ
ろうと語る。

デリアは自分が経営する
"バンクス&カトラー不動産会社"
近くに弁護士事務所を構えているロジャー・シェパード
初デートをする。ディナーの席で
"世界最高の不動産仲介人"
書かれたフィギュアをプレゼントするとデリアは大喜びする。
ロジャーは離婚して以降久しぶりのデートなので、女性から
のシグナルなどよく分からない事を告げると、謎に包まれた
暗号ねとデリアも告げる。そんな中、突然ヴィンテージのワイン
のサービスをするとしてレストランの
給仕長がデリアにワイン
を持ってくる
。頼んでいないので要らないと断るが、給仕長
はそれでもワインを注ごうとする。するとワインをデリアの
ドレスにこぼしてしまうと、ロジャーは給仕長に対して激怒する。
あまりに怒りを露わにするロジャーにデリアは身構えてしまう。

翌日デリアはメリンダに昨日のデートの事を報告する。
母がウェイターに意地悪な人はダメだと言っていた事を告げ、
あの給仕長には前にもこぼされた事が有る事を告げる。
今度あのレストランに行く時はレインコートが必要だと皮肉
中、ロジャーの意地の悪い一面を見たら無理だと語る。

遺体安置室で検視医の男性が物音を聞く。
遺体が入ったロッカーを調べると中の遺体が表情が突然変わる
姿に驚く。
ジムは病院内の安置室内で霊が出るという話題で持ちきりになって
いる事をメリンダに相談する。明日調べると言うと、ジムは
イーライにも相談してみるかと告げるが、
彼は現在体調を崩して
いるみたいだと語る。

デリアは会社から出てくると突然バラの花が地面に散りばめられ
ていて、デリアの車までそれが続いているのを目にする。
車には手紙が挟んでおり
"バラは赤く・・"とメッセージが書かれて
いた。

メリンダは自宅にいると、何やら水の音を耳にする。
エイデンかと思い下に降りていくと、そこには医者・グラスマン
と看護師の姿の
幻視を目にする。医師は看護師に対して準備は
出来ているのか?と語っていた。

メリンダは翌日霊安室を調べると怪奇現象を目にする。
メリンダとジムはメスを持った霊に襲われかかられるのだった。
メリンダは最初に安置室で霊を見たとするポール・ジェット
元を尋ねる。ファイブオー(警察)か?と尋ねられるメリンダは、
いきなり本題とばかりに、普段は余程の事が無い限り能力のこと
は他人に話さないが、自分には霊が見えるのだとし、霊安室で
見た霊について話して欲しいと告げる。
ポールは引っ越ししてきたばかりでわざとワルぶった格好をして
いる事が分かる。前の学校では神童と呼ばれていたとし、
IQ135あると地獄だという。女子からは無視され男子からは
蹴られまくっていたという。転校した最初にワルぶっていれば
誰も近づいて来ないのだという。霊安室に入ったのは不良達
からの受け入れの儀式だったのだという。
ロッカー内に入ったら誰かに触れられた様だったと語る。

メリンダは
ロックランドメモリアル 遺体安置室で検索して
何か過去に有ったのか調べる中、またいつもの時間、9時12分
頃になると、医者と看護師の幻視が見え始める。何か手術を
している最中で、患者の一人・ウィリアムが殺されると訴える
のを目にするのだった。

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ロックランドメモリアル付属病院の遺体安置室で突然霊が
出るとの噂が有り、当初は悪戯な高校生だけが見た証言だけ
だったはずが医療従事者たちも次々と同様の霊を見始める。
果たして遺体安置室に登場する霊は何を訴えようとしている
のか。

テーマとしてはセカンドチャンスだったようだ。

デリアのパートでも一度はミスして二度目のチャンスでデート
を勝ち取るとする給仕係の物語。
見方を変えれば、ちょっと怖い感じのする執念深さにも思えた
けどね。演じている給仕係のBryan Battさん、MAD MEN
はホモ・サルバトーレを演じていたな。

ドラマとしては50年代の手術道具などが整理したと同時に
出てきたことから霊が発生したという事なのかな。
ジムが記念に道具を持ち帰っていたけど、正直いくら年代物
の器具とは言え、病院で使われていたものを持ち帰って子供
に触れさせるというのも勇気が要るよな。ばい菌の問題もある
し、数々の病人たちの命が吹き込まれている様でちょっと気味
の悪い代物だ。

ドラマのメインは執刀中に患者を誤って殺してしまったので
はないかと勘違いしている医師の物語。
相変わらず霊が勘違いして現世をうろついているという実に
迷惑な話で、患者が医師に済まない気持ちを持つという辺り
がちょっと意味不明な感じにも思えた。

しかも分かってみれば、遺体安置室の霊は今回の件とは全然
関係無いっぽい気がするし、シナリオは解決していない。
ぶるぶるっとしているあの霊は果たして今後も登場してくる
のかな。

今回の様に同じ行動を繰り返す霊の事を刷り込み型出現の
霊だとドラマでは定義している。解決法が見つかるまで
同じ事を毎日行う霊の事のようだ。

一度死んだと思った霊が蘇生してまた自分の体の中に入る
というパターンはこれまでにも何度か目にしているね。

イーライは今回一言もしゃべらず。
母親の霊がプライバシーを犯すので無言の抗議なのかと思った
けど、喉が炎症しているだけみたいだ。昔から大げさだった
みたいだね。


■使用された曲

・Fountainheadsの"All I Want"
・Jason Diazの"Paper Roses"
・Olivia Broadfieldの"Holding Onto You"
・Sharon Littleの"Ooh Wee"
・John Ondrasikの"Chances"
・Steve Hopkins and Tiny Mooの"Doin' What I'm Doin'"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る
サム・ブレア (Ion Overman) 刑事
カール (David Clennon) ウォッチャー
エイデン・ルーカス (Connor Gibbs) 5歳、メリンダとジムの息子

ビル・ジェット (Mike Farrell) ウィリアム
--- (Bryan Batt) Maitre D' (給仕長)
エブリン・ジェームズ (Christine Estabrook) イーライの母
アルバート・グラスマン (David Andrews) Ghost Surgeon
ロジャー・シェパード (David Barry Gray) 弁護士、デリアとデート
ポール・ジェット (Peter Vack) ウィリアムの孫
--- (Erica Shaffer) Ghost Nurse
ヴィッキー (Kelli Kirkland) 看護師
ウィリアム・ジェット (Trent Gill) 50年前に手術
ジミー・ドーラン (Johnny Young) ポールと遺体安置室へ
バリスタ (Sonia Maria Martin)
--- (Russ Marchand) Mime / ピエロ
若い頃のビル (Hunter Gomez)
--- (Ron Provencal) Corpse
--- (Vinnie Varon) Corpse

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