ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン5 http://www.dlife.jp/lineup/drama/ghostwhisperer_s5/

Nov. 6, 2009
第7話 悪魔の契約 Devil's Bargain

脚本／P.K. Simonds、Mark B. Perry
監督／James Chressanthis
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メリンダはかつてゾーイからあの本が全ての鍵であり、未来が
書かれると過去の記述が消えると言われていた。またカールか
らはメリンダの息子・エイダンには彼女にはない力があること
を言われていた。
そんな中エイダンは有る時から突然、顔がない光で出来ている
友達が現れ、何かに怯えている事をメリンダたちに話す。怯えて
いるものの正体は影たちで、壊れた人が残ったもので出来ている
ものだという。

ネッドとエイデン、デリアたちと屋台でランチを買う。
ホイルは光る友達の為に取って置いてあげてというエイデン。
メリンダはデリアにエイデンに見えるものの存在の事について
相談すると、ネッドも昔空想の相手をボブだと言っていたという。
姿が有るみたいにエイデンは話すが私には見えないのだという。
光の友達と話せるのもエイデンならではの力で、決して空想で
はないみたいだという。以前恐ろしい事が起きると言っていた
事がメリンダにとって気がかりだった。

一方ジムが働く病院では、ルビー・グレイソン(19歳)という患者の
胆嚢摘出手術を控えていた。担当医はプラカシェ医師で、ジム
も助手として手術に立ち会う。ジムは怖がることはないと
告げ手術は一時間程度で終わり、終わればこれまでの様な
不便さはなくなり、気がついた頃には自宅のベッドで眠れる
様になると語る。それでもルビーは何も起きないわよねと
心配する。
モーガン医師も立ち会う中、無事手術は成功したかに思われた
が、突然塞栓症を起こし始めて心停止してしまう。エピネフリン
を投与し、蘇生を行うが、肺塞栓症で亡くなってしまう。
仕方が無かった事だとモーガンは語るが、ジムはあんなに元気
な19歳の少女が突然亡くなった事にショックを受ける。
モーガンがあまりに淡々とした対応を取るために、ジムは思わず
皮肉をいう。患者に無関心が乗り越える為の術なのか?ということ。
モーガンはあまり感情移入すべきではない人を告げ、手術には
常にリスクが背負うものだと語る。
そんな二人が会話している中、突然ロッカールームでは異変が
起きる。ロッカーが全て開き、スピーカーからは何故かモーガン
たちの声が聞こえたのである。ジムは自分のせいでルビーが
亡くなった事で霊として現れたのかと考え、ルビーに問いかける
様に済まなかったと語る。

メリンダたちはエイデンを眠らせる。
エイデンは暗い方が眠れるのだという。明かりがなければ影は
出ないのだという。光る友達もよく見えるのだと。メリンダは
影も出てくるのか?と問うと、出てくる様な気はするが見ていない
という。みんなは僕には悪い事が起きないと言ってくれるのだ
と。

ジムはメリンダにロッカルームで起きた事を相談する。
メリンダはジムの周りに取り憑いた霊は居ない事を告げ、
アナタは悪くは無いと語る。寧ろ貴方自身が自分の事を責めて
おり、自分自身の疑念がそうさせているのではないかという。
メリンダはジムに念のためルビーの写真を携帯にメールして
くれないかと告げ調べてみるという。

メリンダは翌日カールを呼び出して話を聞こうとする。
カールはそう頻繁には話せないのだとし、話したいのは息子の
事なんだろという。ルビーの写真を見せるが、彼女の霊は
見ていないとのこと。メリンダはカールに光と影なんて実在
するのか?と問うと、君は人には見えない存在を信じろという
のに君が見えないものは信じないのか?と問われる。カールは
答えたくても答えられないのだと語り、危険過ぎることを口にする。
答えはあるが見極めないといけないとし、本は今は役には立たない
のだという。本は自ら記述を消去しているとのこと。自己防衛
の為に本が隠していることなのか?と問うと、近いうちに君も
同じ事をしようとするだろうと言われる。

イーデンはベッドフォード学長の元に行く。
サンダース教授が終身在職権を得た事を引き合いに出し、二度
も僕よりも功績の上げていない教授がその権利を得ていると
非難する。自分はコリア大学からオファーが来ている事を告げ
ると、それならばいけば良いと言われる。しかし僕はここを
離れられないのだと告げると、学長に僕の何がそんなに気に入ら
ないのか?と尋ねる。すると君が嫌いなんだとだけ告げられるの
だった。
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病院で再び霊が現れる。
ルビーという若者の死後奇っ怪な行動が現れ始めたので、ジム
は自分に取り憑いた霊かと考えたが、実際にはジムの上司で
有るモーガンに取り憑いた霊である事が分かる。
またイーライの上司で学長のジョシュも不自然な行動を見せ始
める。

とりあえずシーズン5の象徴として、エイデンの存在が有り、
彼の持つメリンダにも無い力が何なのかが一つの疑問として
存在していた。
またシーズン4のラストからの繋がりで"変遷の書"という本の
存在が一つの謎としてシーズン5に托された格好だった。

今回その謎の一端に触れていくというもの。
今までにもメリンダに見えないものと会話している息子の姿が
有ったけど、光る人間と影の存在のことをエイデンは見ること
が出来るという事で、何かに巻き込まれたりはしないかとちょっ
ぴり不安なものがある。ただ光の存在が今回エイデンに君は
大丈夫みたいな発言をしていたので、その辺は安心してみて
居られるのだろうか。

シーズン5になって変わった事と言えばジムが医者としてのキャ
リアをスタートさせたこと。かなり流れ的には違和感は有った
のだけど、設定上その辺は多少仕方が無い。
病院は死者が多く、霊が集まり安いという事も有って、病院を
発端にする事が多くなり、ウォッチャーたちも情報を集めたり
するために集まっているというところなのか。

さて今回は病院で現れた霊・ティナが主人公だった。
ジムの上司・モーガンの不自然な行動、そしてイーライの上司
ジュシュの不自然な行動の裏に何が有るのか。
モーガン役のMark Mosesは、「デスパレートな妻たち」の
ポール・ヤング役や「MAD MEN」でのダック役として有名だけ
ど、どうしても悪役の似合う俳優さん故に上手い事真相が
カモフラージュされた格好だった。意外なところでモーガン
とジョシュが繋がっていたという感じだったけど、直接的には
あんまり関係無かったかな。

視聴者サービスっぽいメリンダのポールダンス。
アメリカの女性の中には結構ポールダンスをやってみたいと思う
人が多いようで、ストリップ的ショービズの象徴っぽく見えてし
まうのは男性的立場から見ているからなのかも知れないけど、
苦学生がこの手の水商売との両立で金を稼いでいるという人は
多いね。

結局霊はモーガンを守る為に出て来たとのことで、凄く紛らわし
いものだったし、ジョシュはイーライを守る為に不自然な行動
を取っていたという事で、何だかよく分からないネタだった
けど、とりあえずこのまま変遷の書と光と影を絡めたネタが
延々とシーズンファイナルまで続いていくことになるのかな。


■使用された曲

・Landon Piggの"This Far"
・Christa Coutureの"Scared Too"
・Jeremy Kayの"Talking To Me"
・The Black Keysの"Psychotic Girl"
・Karlie Bruceの"World Turning"
・Phunkpiranhaの"Keep Strong"
・Jupiter Risingの"Wicked"
・Frederic Chopinの"Impromptu No. 4 in C-sharp Minor, Op. 66
'Fantaisie Impromptu'"