Glee グリー 踊る♪合唱部!?
glee / 2011年 (シーズン3)

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May 8, 2012
第20話 入れ替わり Props

脚本/Ryan Murphy
監督/Eric Stoltz
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カートはニアダの最終選考で、審査官・カルメンの前で土壇場
の演出・選曲の変更によって大成功を収めた反面、レイチェル
は得意の「パレードに編めを降らせないで」を歌ったが歌詞が
出てこず絶望の状態。ビーストは夫・クーターのDVを告白する
が家を出たというのは嘘だった。パックは留年したことに関して
平気ぶるが、高校を卒業するのが夢だった

ティナはこの一年まるで注目されなかった。その前の年も、
そして入学の年にもずっと日陰の花だった。初めての主役の
チャンスもレイチェルに譲り、それ以来他の人たちからは
なじられたり、泣き崩れたりと散々の日々。
ティナはファッションをパンクからゴス系に変えて、そして
現在ではゴーゴーダンサー風にしているが、誰も気づかれず、
名前さえも"女版チャン"とか、"ホラー映画女"と言われる
始末。ティナには不満が蓄積されていた。

スーはカートとメルセデスを呼び出すと、おまえたちが怪物を
創造したことを指摘される。雑誌には"新星ユニーク"として
先日女装して舞台に立ったウェイドが大々的に取り上げられて
おり、その功績もすべてコーチのジェシーの手柄になっていた。
ヴォーカル・アドレナリンは多様性を受け入れるすばらしい
グリー部だという。元々はスー先生のアイディアだとするが、
スーは今ではユニークはグリー界の寵児であり、そのせいで
ニュー・ディレクションズ!の全国大会優勝が危うくなっている
事を告げる。大会で優勝できなければ私はチア部をロズに
奪われるのだとして、ウチも何かをしなければならないという。
そこで我が部でもゲイの激しい炎で対抗しろという。カートに
対して人形としてドレスを着ろと要求する。ゲイだけど女装は
嫌だというと、ハロウィンでは着ていたのではないかと言われ
る。しかしあれはあくまでハロウィンの仮装である事を告げる。
しかしユニークを倒すには女装するしかないのだと語る。

レイチェルはメモ帳に示した"私はNYADAに行く運命"という
文字をみつつ、鏡に向かって今の心境を歌ってみせる。
カルメンのオフィスに電話し、14回も留守電に電話しているが
シカゴのグリー部の全国大会に是非来て欲しいということ。
オーディションでの自分のパフォーマンスは本来のものでは
ないとし、グリー部の全国大会では必ずMVPになって能力を見せ
たいのだと語る。

ウィルはグリー部にいくといよいよ一週間後に迫った全国大会
の話をする。今年のテーマは"ヴィンテージ"であることを。
ウィルはジム・スタインマンのロックンロールパラダイスを
歌おうと告げる。スーはトラブルトーンズとしては、カートを
メインとした流れで、フラッシュダンスの曲を歌うという。
スーは私は映画「フラッシュダンス」ジェニファー・ビールス
のダンスの振り付けを演出したので、ここでも自分のアイディア
で演出することを語る。
そこで小道具を用意したとして、溶接ヘルメットとレッグウォー
マーをみんなに配る。人を引きつける為には小道具は必要
だとすると、生徒は不満を述べるが、ウィルはスー先生には
実績があるのだとして理解を求める。去年は全国大会TOP10
入りできず、誰もが大会に出られたのはマグレかと思っている
かもしれないが、一週間有るので団結してチームを完成させよう
という。やる気がないという人は今すぐに出て行って欲しいと
告げると、突然ティナは立ち上がり出て行こうとする。
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■変身モード

ティナがこの三年間、グリー部のオリジナルメンバーにも関わらず
日陰の存在であったことに苛立ちを覚えて、レイチェルに対する
不満を述べるというもの。その過程で、ティナは全国大会に於ける
衣装係を担当することになり、モールで衣装の材料を購入している
際に、モールの噴水に落ちて頭をぶつけたことで実現した幻の
入れ替えモード。
大抵は対照的にある人物と入れ替わりが実現した感じだけど、
それだけ相手の気持ちを触れさせるというのが一番の目的だった
のかもしれない。

クイン <-> シュガー
カート <-> フィン
ブレイン <-> パック
スー <-> ウィル
アーティ <-> サンタナ
レイチェル <-> ティナ
ブリトニー <-> メルセデス
マイク <-> ジョー
サム <-> ローリー

一番面白かったのはサンタナがアーティに変身したところだったね。
そして一番悲惨なのは、先日もプロムで髪型をいじられたブレイン
がパックのモヒカン姿になるところかも。
サンタナがアーティの黒縁めがねをしてシオらしくするというシーン
が本当に笑えた。
みんなファッションとか独特のものがあるので、髪型と衣装を替える
だけでそれなりにそう見えてしまうところが上手いね。

■パックとビースト

この二人がまさか一つのエピソードとしてくくられるとは思わなかった。
パックは落第したことや、全国大会に優勝するには女装が必要だと
知って本来カートに要求されていた女装姿をパックがするというもの。
それを見たホッケー部のリックによって、喧嘩を売られてしまう。

今まではアメフト部が主にいじめや学園の頂点に君臨していたのに、
流石に虐めがひどくなった際にイエローカードが突きつけられて
おとなしくなったのだろうか。襟足の長い髪型をしているリック。
そんな髪型しているのは80年代のロックシンガーか90年代の韓国人
(GKのキム・ビョンジとか今でもしているのだろうか?)、そして
ハンナ・モンタナでロビーレイが、昔の髪型を娘のマイリーに
バカにされる際のマレットヘアを彷彿とさせるけど、ナイフを
ちらつかせて対決する辺りは、まさに「ウエストサイド物語」なの
かという感じのネタだった。

喧嘩に於いてナイフを使うことを止めたのはビーストであり、
自分も一度はDV夫のクーターに対して包丁に握りしめ、そして
いつでも避難用にベッドの下に隠してあるとのことだった。

これまで散々グリー部を虐めていた分、ここに来てその気持ちを
味わせるのは悪くはないと思う。
そして何よりもパックがビーストに愛の手をさしのべるという
ところがまたホノボノとするところだった。

■ティナはレイチェルと入れ替わり、何を感じたのか。

レイチェルはティナがこの大事な時期に反乱を起こしたことに憤る
がティナの言い分ももっともなものがある。レイチェルが50ドル
袖の下から渡そうとする辺りがまた笑えたけど、三年間引き立てを役
をしていた自分が誰にも感謝されず、自分がレイチェルのポジション
に立つのは立つのはいつなのかとした際に、レイチェルはあなたには
私でいることのつらさは分からないと主張していた。
それは良いとしても、レイチェルのつらさというのは、このエピソー
ドの中でティナとしては実感できたのだろうか?
レイチェルがすり替わったティナから励まされたことで、不思議と
説得されてしまうという辺りが何ともいえない。

■ビーストを気にかける女性陣

職員用ラウンジにいるビーストの元に駆けつけるのはメルセデスと
サンタナとブリトニーだった。他の職員からは、このスペースに生徒
が入ることは禁止だとしたけど、黒人とレズビアンを否定するのは
差別だとして、強引に入っていくところがまた笑える。
クーターと映画を見にいったビーストの姿を目撃されたことで、
二人の関係がまた切れていない事を知った様だけど、ブリトニーだけ
は相変わらずまるで意味のない主張を繰り返していたところが笑えた。
クーターは変わったとするビーストに人をそう簡単に変われるのか
を説き、男性はパンツさえ取り替えないとした際に、ブリトニーは
私はパンツを履き替えるのを忘れるので下着は着けないとするところが
笑えるな。

■勝つための本当の小道具

ユニーク自体が小道具と化しており、審査員はバカなのでそういう小道具
にだまされるのだというスー。レイチェルのようなデカ鼻のチビはどこに
でもいるとして、キャラクター性が弱いことを示唆していた。
18人の小さい人・マンチキンを用意したとしていたけど、果たして
使用されるのか。

その際、パックは女装し自らをローラだと名乗る際に、スー先生はこんな
不細工はビーストの姉さんかと思ったと告げ、サンタナはムラムラした
と語る。

■ティナは役割を果たす

カルメンがオバーリンで特別指導していることを聞いて、ティナは
レイチェルに実際にカルメンに有って熱意を示すべきことを伝える。
その際、お約束だけどティナがカルメンに対してレイチェルの良さという
ものを伝えた。集中力も意欲も人並み以上であること。人をいらつかせる
子でどんな事をしてでも望みは手に入れようとする子だが、許される程
特別な子である事を説いた。カルメン自身、ジュリアードを4度受験
していることを引き合いに出して、たとえ来年になってもまた受験する
ことを誓っていたレイチェル。グリーの全国大会に来て欲しいとする
思いは届くのか。

■クリストファー・ウォーケン

最後みんながウォーケンの台詞をまねて雑談している姿が合った。

また最後にレイチェルとティナが念願のデュエットをしながら
バスに乗り込むというシーンがまた決まっていたね。

・Lea MicheleのI Won't Give Up
・Jenna UshkowitzのBecause You Loved Me
・Michael SembelloのManiac
・Derek ButlerのAlways True to You in My Fashion
・Mark Salling and Dot JonesのMean
・Lea Michele and Jenna UshkowitzのFlashdance... What a Feeling
・Irene CaraのFlashdance (What A Feeling)
・James S. LevineのTime For Some Girl Talk

マッキンリー校職員
ウィル・シュースター (Matthew Morrison) グリークラブ
スー・シルベスター (Jane Lynch) チアリーダー部"チェリオス"
フィギンズ校長 (Iqbal Theba) お金にシビア
エマ・ピルズベリー (Jayma Mays) ウィルが好きな潔癖性

「ニュー・ディレクションズ!」
フィン・ハドソン (Cory Monteith) アメフト部
レイチェル・ベリー (Lea Michele) 自己中だが実力有り
メルセデス・ジョーンズ (Amber Riley) 黒人のグリー部
カート・ハメル (Chris Colfer) いじめられっ子のグリー部
クイン・ファブレイ (Dianna Agron) チアリーダー、フィン彼女
ノア・“パック”・パッカーマン (Mark Salling) 意地悪
アーティ・エイブラムス (Kevin McHale) 車椅子
ティナ・コーエン=チャン (Jenna Ushkowitz) アジア系学生
サンタナ・ロペス (Naya Rivera) コーラス、ダンス担当
マット・ラザフォード (Dijon Talton) 生徒
マイク・チャン (Harry Shum Jr.) アメフト部生徒
ブリタニー・ピアース (Heather Morris) 生徒・金髪美女

ブラッド (Brad Ellis) ピアノの伴奏
バート・ハメル (Mike O'Malley) カートの父
ジェイコブ・ベン・イスラエル (Josh Sussman) ゴシップ生徒
デーヴ・カロフスキー (Max Adler) アメフト部
ベッキー・ジャクソン (Lauren Potter) チア部生徒
シャノン・ビースト (Dot Jones) アメフト部後任
--- (Ian Brennan) Narrator(声)
ブレイン・アンダーソン (Darren Criss) ダルトン校から転校

ロッド・レミントン (Bill A. Jones) テレビ局・司会者
アンドレア・カーマイケル (Earlene Davis) テレビ局・司会者
シュガー・モッタ (Vanessa Lengies) 音痴なグリー部入部希望
ローリー・フラナガン (Damian McGinty) アイルランドからの交換留学生
ジュリア・チャン (Tamlyn Tomita) マイクの母
マイク・チャンSr. (Keong Sim) マイクの父
クーター・メンキンス (Eric Bruskotter) ビーストの彼氏
サム・エバンズ (Chord Overstreet) 口が特徴の生徒
ジョー・ハート (Samuel Larsen) クリスチャンな生徒

カルメン・ティビドー (Whoopi Goldberg) ニアダの審査官
ウェード・アダムス (Alex Newell) "ユニーク"
リック (Rock Anthony) "ザ・スティック" ホッケー部
--- (Derek Butler) Male Student
--- (Ric Sarabia) Crusty Teacher
--- (Matt True) Hockey Player

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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