ハート・オブ・ディキシー ドクターハートの診療日記
Hart of Dixie

Taylor Swift and Nathan Chapman "Love Story"

http://www.dlife.jp/lineup/drama/hartofdixie/





Oct. 3, 2011
第2話 パレードの邪魔者 Parades & Pariahs

監督/Jason Ensler 脚本/ Leila Gerstein
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ゾーイの医学部卒業した日から接触してきたハーレーという
診療医。母親から父親はハーレーである事を聞かされ、彼が

開業しているアラバマのブルーベルに行くが既に他界しており、
遺言として経営権をブリックと共に半分にしている事が分かる。


ゾーイはこの日心停止の患者の治療をしている夢から目覚める。
ベッドの上には何故か大きなガマガエルが居て驚く。
ここはニューヨークではなくカエルさえも部屋に出てくる
南部の田舎町
ブルーベルだった。

ゾーイは市長のラヴォンと共に街を散歩する中、ゾーイの事を
噂する人たちで溢れていた。ハーレーが何処かの女に生ませた
子らしいと。
ゾーイはそんな噂に耳を傾ける怪我、ラヴォンは気にするなと
告げる。不思議な力でここまで導かれて来たが、ゾーイはハーレ
ーがどんな人なのか知りたいという。ラヴォンは観光協会の共同
会長をしている身として、旅のはじまりはいつでも
ラマー・ジ
ャマー
だとして、
モービル湾近くに有る店で一番美味しいサン
ドイッチを出す店を紹介する。
そこには市長が家に居候させているウェイドがバーテンダーを
している店でも有った。トムダッシュ・デェウィットなどの
客が店に来てた。ゾーイがニューヨークから来た事を知ると、
ダッシュは毎年4月にはニューヨークに行ってミュージカル観賞
をしているという。シェリーというウェイトレスはゾーイに
挨拶する。

一方ブリックは娘婿で弁護士のジョージに対して、ハーレーの
残した遺言状の件で話し合っていた。無効にするのは無理だと
し、ジョージはゾーイは外科医なのだからブリックの役にも
立つのではないか?という。しかし彼女に街の何が分かるのか
と。チャンスを与えたらどうかとするが、レモンはこの土地は
アニマルシェルターとは違うので逃げて来た日とをそう簡単に
受け入れられないという。ブリックは
遺言状の抜け穴を捜せ
告げる。

ゾーイたちが店に居ると、突然着飾ったものたちが現れる。
ラヴォンによると
土曜日には創立者記念日のパレードが有り、
この街の人たちの中にはこの日の為に用意している人も多いの
だという。ラヴォンもウェイドの作るパレードカーに乗るとの
事だった。

診療所に行くとお菓子作りが趣味のエメラインから沢山の甘い
食べ物を差し出される。あまり甘い物ばかり食べて診療に挑め
ばハーレーの足跡を汚してしまうというゾーイ。そんな彼女に
エメラインはハーレーの残したモノだとして室内に有る街の人たち
全てのカルテを見せる。街の柱としてハーレーは街の人たちの
事を考えていたという。

いよいよ診察が開始される。
しかしその殆どの人はブリックを尋ねて来ていた。
ブリックは一人患者を回すとしてシェラ・ウィテカーという
黒人の女性をゾーイに渡す。ハーレーの患者だったという。
話を聞くと寒気、節々の痛み、リンパ腺に腫れが有り、オシッコが
出にくいのだという。身体に黒いシミが出来た事はあるのか?
と問うとシェラはうなずく。カルテによると頻繁に診療所を
尋ねてくる人物だと判明。ゾーイは彼女が話す症状で該当する
のはペストくらいだとし、健康体である事を語る。寧ろ
心理
カウンセラーに会うべきだ
とすると、シェラは怒って出て行って
しまう。エメラインによるとハーレーは彼女に飴をあげて
ネコの話をしていたとのこと。ゾーイは飴こそが妄想癖の原因
だと語る。

ローズに会うと恋愛相談を受ける。
彼女は一年年上のフレデリック・ディーンという歴史のサイト
を見たりコミックが好きな男の子が好きだという。そして
古風な人が好みとのこと。都会好きのローズは、ゾーイに対して
キャリー(sex and the city)ならばどうする?という。キャリーならば
アラバマになど居ないハズだとし、私に聞いても無駄だという。恋愛で
上手く行ったためしがないのだと。
そんな中ゾーイの元にジョージがやってくると、ブリックは
遺言の抜け穴を捜している事を語り、
共同経営者が30%の収益が
得られない場合、一方は診療所を買い取ることが出来る
という
条項があると語る。

診療所にコール・マリスカという人物をエセルが連れてやって
くる。ブリックが居ないためにゾーイが容体を見る。
足の感覚を失っているという事から、神経障害の可能性が有り
ギランバレー症候群かも知れないと語り、今すぐに救急車で
治療できる施設に運ぶべきだという。しかしそこにブリック
が現れると、今は
狩りの季節なのでダニ麻痺症だろうとし、
目の前でダニを取ってみせる。余計な知識に邪魔されてまとも
に考えられなくなるのと同じだとし、ダニとカニの見分けも
付かない子だと鼻で笑われるのだった。

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マンハッタンで働いていたゾーイは外科部長から技量は有る
が患者の事を考えていないと言われ、一年間の診療所勤務
を命じられ、アラバマ州ブルーベルで勤務する。都会との
ギャップに戸惑いつつ、この町で父の足跡を追うウチに
自分に足りないものを見つけていく。

一番意外だったのは初回からゾーイを支えてくれたエメライン
が僅か2話で居なくなってしまうことかも。
この先一人で大丈夫か?と思わせる反面、ゾーイにとっては
心強い父親が残したカルテが存在するので、これらを活用しつつ
ドラマとしては街の人々との交流を通して街に溶け込んでいく
のだろうか。

もう少し派手に主人公が活躍していくのかなと思っていたけど、
意外と控えめ。
何かのきっかけが有れば町の人々からも受け入れられると
考え、市長のパレードカーに便乗して人気取りを行うことに
する。

ゾーイは自ら恋愛ベタだとしていたけど、まさに正直パッと
しないバーテンダーの男性とグタグダな恋に突入する感じ。
ジョージとの関係を臭わせつつ、その辺の感覚なり心情が
イマイチ掴みづらい。

町人たちにゾーイの良さがなかなか伝わらないように、この
バーテンの男性・ウェイドの良さもなかなか見えづらいものが
有るのだけど、ローズとの絡みの中で人を気遣う一面を見せて、
そう悪い人では無さそうには見えた。

今回は三人の患者を担当した。
一人目はダニ麻痺症患者。ギランバレー症かも知れないとの
診断をしてしまったけど、実際には頭でっかちになっており、
この町特有の病気という事で町医者の方に軍配が上がる。
バーの連中からからかわれる辺り屈辱だろうけど、この界隈
で食事処というとここくらいしかないので、つらい所なの
かも。

二人目の患者は、心的な問題を抱える女性だった。
母親が亡くなって以降その症状が見られたということで父の
残したカルテが大いに役立つ。ゾーイ自身、父が亡くなり、
そして父だと思っていた人物が違っていたという事からも
相当心的には辛いのだろうけど、まだ彼女の場合若いからね。

三人目の患者は、皮肉にも敵対するブリック医師の姪御の
ベティだった。平衡感覚がズレて筋肉がけいしゅくし、会話
のろれつが回らないことから、多発性硬化症だと判断。
既にベティ本人も検査で理解しているようで、彼女を助ける
ことでブリックからの信頼を得るチャンスかと思ったけど
物事は内密に運び、自分の名声よりも患者のことを優先した
という事で、エメラインからは合格点が与えられた。

レモンにしてみれば確かにゾーイは災いそのもの。
婚約パーティーに続いて、今度は創立記念者祭を見事ぶち
壊した。
レモンがこのパレードにかける思いというのが、町から出て
行った母親に対するものだという辺りが何とも言えないもの
が有ったね。

田舎町故に旅立つもの有り、そして出戻りするもの有りで、
都会ではよくあることでもこの町では一人の町人の動きが
とても寂しくもありなんとも複雑だ。
患者の中でも少しずつゾーイに味方してくれる人が出てくれば
このドラマも軌道に乗ると思うんだけどね。

ゾーイ・ハート (Rachel Bilson) 医師
レモン・ブリーランド (Jaime King) ブリックの娘
ラヴォン・ベイズ (Cress Williams) 元NFL選手、ブルーベル町長
ウェイド・キンセラ (Wilson Bethel) 町長宅の使用人
ローズ・ハッテンバーガー (McKaley Miller) エメラインの姪、 blogger
ジョージ・タッカー (Scott Porter) 弁護士、レモンの婚約者
ブリック・ブリーランド (Tim Matheson) 医師
キャンディス・ハート (JoBeth Williams)
ハーレー・ウィルクス (Nicholas Pryor) 医師、ゾーイの父
エメライン・ハッテンバーガー (Nancy Travis) 診療所受付

ベティ・ブリーランド (Rosalie Ward) ハンツデイルに住むブリックの姪御
アナベス・ナス (Kaitlyn Black) ベティの変わりのダンサー
シュラ・ウィテカー (Armelia McQueen) 母を失い寂しい夫人
ダッシュ・デウィット (Reginald VelJohnson) 客、ミュージカル好き
--- (Dawn Didawick) Old Lady
--- (Esther Scott) Old Lady
--- (Mary Gross) Old Lady
フレデリック・ディーン (Drew Koles) ローズが好きな先輩
シェリー・ナグ (Deborah S. Craig) "ラマー・ジャマー"ウェイトレス
トム・ロング (Ross Philips) バーの客
--- (Chelsea Taylor) Wife
--- (Taji Coleman) Townswoman

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