ハート・オブ・ディキシー　ドクターハートの診療日記 Hart of Dixie Taylor Swift and Nathan Chapman "Love Story" http://www.dlife.jp/lineup/drama/hartofdixie/

May 7, 2012
第21話 さよなら、ブルーベル Disaster Drills & Departures

監督／Jeremiah S. Chechik 脚本／Donald Todd
--------------------------------------------------------
ローズは腹痛を訴えていたが、ゾーイのアドバイスによって
フレデリック・ディーンとデートした結果、ローズの腹痛は
実は緊張性のものではなく虫垂炎だったと判明し、それが
破裂して容体が悪化する。
ゾーイは救急車で運ばれた病院へとローズの容体を聞きに行く。
自分は医師だとし、以前にこの病院で手術に立ち会ったことを
語る。しかしリー医師は、僧帽弁置換術の助手をした医師で
しょとつげ、父親が特別扱いして執刀した医師だとして非難。
これ以上特別扱いなどさせないとして、守秘義務を立てに
容体を教えてくれなかった。しかしブリックが現場にいた為
容体を教えてもらう。せん孔による合併症を起こしており、
膿腫が出て敗血症になっているという。現在は感染の処置を
しているとの事で見込みは5割だという。そこに居たローズの
母・アニーはゾーイに対してあなたを信じて任せたのに、死ぬ
かもしれないなんてと憤怒される。
ゾーイは落ち込み、イーサンの留守電にメッセージを吹き込む。
話し相手が居ないので思わずイーサンに電話してしまったこと。
電話したのは14歳だがこの街の友達が入院してしまったこと。
その友達が危険な状態であること。
しかし電話していると、ブリックがやってきて、抗生物質が
利いて回復して来た事を聞かされる。

トムはラマージャマーに行くと、ウェイドにローズの容体を
尋ねる。ゾーイから何か聞いていないのか?と問うが、俺は
別にゾーイと関係があるわけではないので聞いている筈が
ないという。しかしその場にいたレモンはブリックからの
電話が有り、ローズは回復に向かった事を聞くと、その場に
いた客たちはみんな喜ぶ。マグノリアはレモンに対して、
自分はローズとは友達ではないが、見舞いに行きたい事を告
げる。例えそれが取るに足らない命だとしても、今回の件で
命について考えさせられたというマグノリア。

そんな中、レモンとジョージは店から出て行こうとすると
逆に店内に入ってきたラボンと対面し気まずい状態に陥る。

一方店内ではトムがみんなに向けて、もうすぐ嵐の季節が
くるとして、防災訓練を行う事を告げ、隊長はトムで
補佐役はワンダである事を告げる。訓練はいつやるのか?と
いうダッシュやシェリーたち。トムは一人一人が任務を
こなしてもらわないと困ることを告げ嵐が来るのだと語る。

レモンはジョージに今夜一緒にジョージの家で夕食を取らない
かと語る。仲直りのお祝いをロマンチックにしようと語る。
ロマンチックの意味合いの中には、セックスをしようという
意味合いも含まれていたが、レモンは結婚式まで待った方が
良いか?と問うとジョージはそうだねと返信する。

ウェイドはラボンに連れられて、ある空きビルにやってくる。
ラボンはこのビルが現在売りに出されている事を告げ、
ウェイドの城にしないか?という。俺の城ならばラボンの家に
あるだろうという彼にお前の店を出したらどうかと提案している
のだという。しかしウェイドはゾーイのせいでバトルの優勝賞金
は得られなかったのだと語ると、ラボンは銀行のペギーに
相談して融資をしてもらうのだと語る。

診療所にいたゾーイの元にアディがやってくる。
アディはローズの容体はどうかと尋ねると、現在補液と術後
回復のために入院しているだけで一般病棟に移っていることを
語る。会いにはいけなかった事を語ると、彼女に会わせる顔が
ない事を告げる。私のせいで死にかけてしまったのだという。
昼間からあの子は腹痛、食欲不振、吐き気があることを訴えて
おり、医者ならばピンとくるはずなのに、私が兆候を見逃して
しまったのだという。今後DR.ハートは医者としてだけ患者に
接するという。

ゾーイの元にデルマという患者がやってくる。
隣人のせいで眠れないというデルマ。アナベス・ナースとジェイク
のせいだとつげ、ジェイクが転職してから真夜中に芝刈りをしたり、
ゴミ捨てをしたりしてうるさいのだという。デルマはゾーイが
アナベスの友達ならば彼女に話してくれないかと言うが、それは
出来ないと断ってしまう。

一方レモン、クリケット、アナベスは、ガールズトークをして
いた。アーモンドドラジェを見て姉の結婚式を思い出すという
クリケット。ラストシャワーの変わりにアーモンドドラシュを
投げたのを見て「俺たちに明日はない」のラストシーンで、
強盗犯のボニー＆クライドが警察の銃弾によって蜂の巣にされ
た時のようだと語る。一方アナベスは最近ヨガにハマっていて
腰が筋肉痛だという。夫が転職して以降すべてが順調過ぎて
夫がしつこく毎日体を求めてくるのだという。レモンは二人に
いつから夫婦関係をぶっちゃけて話をするようになったのか?
と問うとテレビの影響なのではないかという。レモンは
浮気が発覚して以降ジョージと体の関係が無いことを遠巻きに
クリケットに相談する。新婚旅行でテニスをしたいのだとして
どうすればジョージとテニスをすることが出来るのか。
クリケットは言葉通りに受け取る中、彼女はふと一時期セックス
レスになった事を告げる。どうやってそれを回復したのか?と
問うと、かわいい服などで一度誘い出して良いムードを作れば
良いのだと言われて、レモンはそれを実行しようとする。
--------------------------------------------------------

■患者との関わり方に悩むゾーイ

元々は外科医志望のゾーイ。
外科医であれば患部を見て手術するだけでよく、患者の内情
など知るよしもなくただ目の前の治療をするだけ。
しかし開業医となると、診察の過程で色々と世間話も出てき
てそれなりの信頼関係が生まれてくる。
ゾーイは信頼を結んだが為に、今回ローズの病気の兆候を
見逃したとして責任を感じてしまう。

イーサンが飛んで来たのは嬉しいサプライズだね。
ボストンの病院勤務のついて一緒に働かないかと誘われ、
今夜中にも行ける手配が済んでいるということを聞いて、
ゾーイは逃げようと考えるが・・


■命について改めて考えさせられるものたち

ゾーイは今回命という面では一番考えさせられたキャラクター
だった。ブリックとの会話で田舎の開業医ともなれば友人
の死と立ち会うことにもなり辛い立場で有る事を吐露して
いた。

また今回意外な事にマグノリアがなぜだか妙に反省している
姿が有った。今までローズにそれだけ意地悪なことを言って
いたという事なのだろうか?
今までの罪滅ぼしとばかりに色々と差し入れ。
ローズもまた悪のりして、手作りのアイスケーキが食べたい
とリクエストする姿が有った。

■ウェイドは大人になれたのか

なんと今回シーズンラス前のエピソードという事も有って
一気にウェイドの夢である店を持つ夢が実現するのかと
思われた。銀行の融資担当のペギーがラマージャマーに来た
事を知って、色々と心象を良くしようとして声を掛けるが
話せば話すほどに空振り。みんなから噂は聞いているかも
知れないが若気の至りであり、金をもらえば面倒は起こさない
という。奢るのでやらせて・・もといやり直させてと語る
辺りは笑えた。確かにナンパしているように捉えられてしま
ったようだ。

■性関係をテニスに例えるレモン

ベルたちの集まりの中で、レモンはジョージとのセックス
レスの関係について悩み事を相談しようとする。
その際にやたらとテニステニスと語る辺りが笑えた。

クリケットがフォローしてジョージとのムード有る一夜を
凄そうとする。
「私とあなたのラブラブ夢ランド、その入り口に繋がるのは
ブリーランド」。クリケットが考えたジョージへのメッセージ
だったようだけど、今回のエピソードの脚本家は言葉遊びが
好きなようだ。

結果ジョージとレモンはモテルに泊まるが、レモンの
首がベッドに挟まってしまった。

■ゾーイがやり残したこと

ブルーベルでゾーイがかかってしまった病気は「思いやり病」
なのだという。

アナベスが最初に相談に来た際には、アナベスが冷たくした
事を怒っていたのではなく、医者と患者の距離を保とうと
していたもの。
ヨガ教室が休みなのに、アナベスが通っているなどの話を
聞いて、ゾーイはよく旦那が出て行ったということを見抜いた
ね。イーサンが母親との関係を体面を保つために別れた後にも
パーティーに付き合っていたということを聞いたのがヒント
になったようだけど、正直アナベス家が別れているとは
分からなかった。

■ゾーイが思い出した話。

「グリンチに盗まれて町の人たちが目を覚ますとXmasが消えて
いた。幼いシンディは呆然として立ちすくむ。」

それから歌いハッピーエンドだろ。

映画「グリンチ」(2000年、How the Grinch Stole Christmas!)
より。

■その他

・ワンダの歌「釘一本かけても」


■使用された曲

・Tyler LyleのAnyhow...
・TrickbagのHeart of the City
・Tim HanserothのIf I Had You
・The Neil Nelson BandのJust Make Up Your Mind
・The Bearfoot HookersのReady to Ride (W.R.I.D.E.)
・The DuhksのThe Dregs of Birch
・Erin BodeのThe Little Garden
・The OrbansのWhen We Were Wild