ホームランド
Homeland

オリジナル:Gideon Raff ("Prisoners of War")

http://video.foxjapan.com/tv/homeland/
http://www.dlife.jp/lineup/drama/homeland_s1/




 Oct. 23, 2011
第4話 常に忠誠を Semper I

脚本/Howard Gordon、Alex Gansa 監督/Jeffrey Nachmanoff
--------------------------------------------------------
5日前、皇太子のヨットに執事が突然客を連れて来た。それが
テロリストのナジールだった。それ以降、テロリストの動き

を探るために、金の動きを監視し、内通者・リンから色々と
情報をやりとりするが、街で強盗によって襲われ、首からして
いた高額なネックレスを奪われ殺害されてしまう


キャリーは今日もニコラスの監視をしていた。
ニコラスは朝からシャワーを浴びると、鏡に向かう。
ニコラスは鏡を見ながら背後にメガネをかけた男性の幻視を
見て驚く。その様子を逐一メモを取るキャリー。
ニコラスは服を着て出かける。

ニコラスの今日の仕事は若手の兵士たちへの遊説だった。
ニコラスは戦地で体験したことを兵士達に語って聞かせる。
友軍からの誤爆、待ち伏せ攻撃ではヒザを打ち抜け、嘘をつく
な、仲間を置き去りにするな・・・etc。戦地での幸運を祈る
と告げるとアメリカに祝福をと語る。
ニコラスの公演は、オドネルの番組に出演して以降、とても
好評で、書籍化の話やツイッターなどでも人気で、テレビ出演
の依頼も殺到しているとフォスター少佐は語る。エステス
の元に、
副大統領主任政治顧問リジー・ゲインズがやって
くると、来た理由を尋ねる。ゲインズは
ニコラスは公の印象
と実像にズレが無いのかを知りたい
のだという。
一体どんな
本性を隠しているのか
。エステスはもしかして官庁で働ける
人材かどうかを精査しているのかと問う。精神的に問題は
ないのか、政治観念が正しいのならば魅力的な人材だと
ゲインズは語る。ソールはエステスのオフィスにやってくる
とゲインズと挨拶を交わす。

ソールがエステスの元に来たのは、ナジールの金の流れの件
だった。もしかすると
テロリストの資金調達の方法が変わった
のかもしれない
事を告げる。
ソールたちは、これまでに発覚した事をブリーフィングの場
で諜報員たちに報告する。
皇太子の執事長・ワリドの写真を提示すると、これは
リンが
殺害された9時間後の写真
だという。
コインランドリーにリンの持って居た高額のネックレスを
売りに来たのだとし、コインランドリーの裏では闇銀行が
有るのは周知の事実だという。出入金の記録がないので、工作
には利用しやすいものだという。しかし普通闇銀行は海外に
送金するために利用されるのではないのかという職員もいた。
ワリドが闇銀行に入った後に、51名の客が入ったのだとし、その
ウチの誰かが宝石を買ったか金を受け取っているのだろうと
告げる。エステスはすぐに闇銀行を調べた方が良いのでは無いか
とするがソールは寧ろ銀行もワリドも泳がせて追くのがベスト
であり、ナジールに気がつかれたくないという。
リン殺害から3週間が経過した今、
一人ずつ写真の人物を洗いだ
せと告げる。全データベースに顔認識ソフトをかけろと指示
する。

キャリーはソールにニコラスの
監視期限を延長したいことを
告げるが、元々無理に判事に頼んだ事なのでこれ以上は無理だと
断られる。事件やテロ計画とニコラスが結びつく接点はない
事を告げると、攻撃の合図をただ待っているだけかもしれない
と語る。監視はもう終わりだとして撤収するよう告げる。
人権侵害がバレたらこれまでの情報が無駄になるとし、証拠が
見つかればまた監視を再開させれば良いのだという。

公演を終えたニコラスはマイクに自宅まで送ってもらう。
ニコラスはマイクに自宅に寄っていかないか?と誘うが、それ
を断る。
二週間君を家に招待する度に言い訳されて逃げられる
というニコラス。マイクはただ家族との時間を邪魔したく
ないのだという。ニコラスは自分が居ない間、ジェシカらが
面倒になった事を告げると、君でもこのような立場になれば
同じ事をするだろうと告げるが、俺はしないというニコラス
にマイクは浮気して居た事がバレているのではないかと感じる。

--------------------------------------------------------

ニコラスを監視していたがテロリストとの接触、不審な動き
は特に見られないことを知って、直属の上司・ソールからは
これ以上の監視活動の停止を命じられる。それでもキャリー
はニコラスに拘り続けて、テロリストと精通していないか
どうかを調べていく。

ニコラスの流れに気を取られている中で、また一つ新たな
動きが発生している。
大学の准教授のファイサルとモーガンは一体何をしている
のか。空港に近い場所に拠点を置いているところが気になる
し、今回はなんと言っても内通者が居るであろう事を
臭わせる、捜査中にモーガンにかかってきた電話の存在が
気になる。

またCIA内部でも相当各々のキャラクター同士は不審さに
よって警戒し合っている部分も今後見逃せないところで
有る。エステスはガルベスを使ってキャリーの調査をさせる
様だけど、薬の件を含めてキャリーにはまだまだ未知の
部分が多い。
キャリーとソールが前回何かしら不信感を持つことが
描かれていたけど、今回はエステスとの関係が微妙だった。
過去には一度付き合っていた事があるようなそぶりだったけど
バグダッドのミッションとその前のミッションで何らかの
ポカをして、二人の関係性にひびが入るようなことをしでか
している感じ。

さてメインはやはりなんと言ってもニコラスという男の
精神的状態だった。
ジェシカとの関係はもちろん、マイクとの関係に於いてもちょ
っぴり距離がある。戦地からの帰宅ということで単なる精神
的なものだけでなく、戦地で無の境地に居たからこそ、
ジェシカとマイクの関係に敏感な一面があることを悟って
いるのだろうね。

ガレージで銃を組み立てて、鹿を撃ってしまう様。
人に向けられたものではなく、鹿で良かったけど、タイミング
は最悪で、特に息子のクリスは前回の報道員と父親のもみ合い
を目にしているだけに恐怖心を感じているのかも。

最後には偶然を装ってキャリーが対象者のニコラスに接触して
しまったけど意気投合していた感じだし、心情を吐露して
いくことになるのだろうか。

■使用された曲

・Sean Callery Feat. Chris TedescoのHomeland Main Title
・Sean Callery Feat. Chris TedescoのHomeland End Title
・FurのPanOp
・Michael BurksのDon't Let It Be A Dream
・Toad the Wet SprocketのAll I Want
・Church MembersのAll People That on Earth Do Dwell


■検索用キーワード


キャリー・マシソン (Claire Danes) CIA
ニコラス・ブロディ (Damian Lewis) 2003年行方不明、軍曹
ジェシカ・ブロディ (Morena Baccarin) 妻、マイクと不倫
クリス・ブロディ (Jackson Pace) 息子
デイナ・ブロディ (Morgan Saylor) 娘
ソール・ベレンソン (Mandy Patinkin) キャリーの上司
デビッド・エステス (David Harewood) CIA副長官・黒人
マイク・フェイバー (Diego Klattenhoff) ニコラスの同僚、メガネ
ピーター・クイン (Rupert Friend)
ヴァージル (David Marciano) 盗聴、ハゲ
アブ・ナジール (Navid Negahban) アルカイダの長
マックス (Maury Sterling) 盗聴、弟、尾行、メガネ

エリザベス・ゲインズ (Linda Purl) "リジー"、副大統領主任政治顧問
フォスター (Scott Bryce) 海兵隊・上官
ラキム・ファイサル (Omid Abtahi) ブライデン大学助教授
アイリーン・モーガン (Marin Ireland) ラキムのパートナー
ダニー・ガルベス (Hrach Titizian) CIA職員、エステスからキャリー監視を
--- (Annika Boras) Jessica's Friend
ラティフ・ビン・ワリド (Alok Tewari) 皇太子の執事長
デミー (Lisa Varga) マイクがパーティーに連れて来る
--- (Viviana Chavez) Aide to Estes
--- (Des Epps) Younger Vet
--- (George Bryant II) Discussion Leader


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system