ホームランド
Homeland

オリジナル:Gideon Raff ("Prisoners of War")

http://video.foxjapan.com/tv/homeland/
http://www.dlife.jp/lineup/drama/homeland_s1/




 

Nov. 20, 2011
第8話 弱点 Achilles Heel

脚本/Chip Johannessen 監督/Tucker Gates
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キャリーとブロディは二人で週末の二日間を別荘で過ごし男女
の関係に至るが、朝キャリーが気を許したところで、盗撮して

居た際に覚えたブロディの習慣・愛飲しているヨークシャー
ゴールドの事を口にしてしまい信頼を失う。一方ソールは
アイリーンからの情報で寝返ったアメリカ帰還兵がブロディ
ではなくトム・ウォーカーだという事を知る


トムはその頃
ホームレス退役軍人というプラカードを持って
道行く人たちから物乞いの生活をしていた。
視線の先には
連邦議会議事堂があり、ここがワシントンD.C
有る事を示唆していた。そんな中
サウジアラビア外交官車両
を見つけるとトムは近づき金を受け取る。しかしその金には
"ウィッカー大通り倉庫"とかかれ、倉庫の鍵を付着していた。

トムが生存し帰国している事を知ったCIAでは、ウォーカー家
から再度話を聞く。すると息子のルーカス
学校の金網の
向こう側にパパを見た
と言っているとヘレンは語る。しかし
ヘレンは元夫のトムがアルカイダによって洗脳されている
事実を聞かされ、化け物になって戻ってくるなんて複雑だと
心情を吐露する。しかしキャリーはまだあくまで疑惑の段階
である事を告げ落ち着かせる。しかしヘレンは戻った事に
喜ぶべきかどうか複雑だった。なんと言ってもヘレンは既に
マットという男性と再婚しているのである。キャリーは探す
のに協力して欲しいと告げる。

一方ブロディもCIAに呼び出されソールから改めてトムの生存
に関する調査を受けていた。もう100回は聞かれたことだと
してブロディもうんざりする中、夜中に殺されたのだという。
直接見てはいないがハッキリと聞こえたとし、収容所近くの
場所に埋めていたのだという。
俺たちは別々に監禁されていた
が確実に死んだのだ
という。キャリーはガラス越しにブロディ
が質問を受けているのを目西、ブロディもまたキャリーの
視線に気がついていた。
質問が終わりブロディは解放されると、キャリーは近づく。
オレがトムを殺したと言った二日後にお呼びがかかったのは偶然
なのか?と問う。キャリーはあのときの会話は一言も話して
居ない事を告げ、それではなぜトムの事を再尋問したのかに
ついては話せない事を津告げる。
情報の為に寝るとは大した仕事だとして、それで昇給でも有った
のか?と問うと、ブロディは出て行ってしまう。
キャリーはソールにブロディと言い争いをしていたことの弁明
をする。

ブロディは帰宅するとジェシカに、今までCIAに呼び出されて
いたことを説明するがそんな説明は不要だという。ブロディ
はジェシカに怒って当然のことをしたとし二日間何も言わずに
家を留守にしたことを謝罪する。しかしジェシカは私は6年間も
待ち続けたので二日間くらいたいしたことではないと皮肉り、
浮気したことに関して、死んだと聞かされ海兵隊員が
玄関に来て死亡給付金を払うと告げた事を語り、それでも生きて
いて欲しくて待ち続けた事を語る。それでもあきらめるのが
早すぎたのだとし、それでも責めないで欲しいという。
ブロディは
君は何一つ間違っていない事を告げ、オレも関係
を何とか修復したいのだと語る。

ソールはトムの情報を掴んだとしてキャリーにそれを聞かせる。
トムのアキレス腱は家族であり、息子の学校に現れるのであれば
他の手段を使って近づいている可能性が高いという。
自宅の通話記録を見せると、夫人の家の自宅に平日誰もいない
時に電話がなっている事を告げる。留守電のメッセージを再生
すると、息子のルーカスとヘレンの声で直接用件があるならば
メッセージは吹き込む様声が吹き込まれている事を知る。
恐らくトムは留守電の声を聞いていたのだという。全て電話の
相手は使い捨てケータイからの着信だった。

そんな中エスティスはFBIのホール捜査官を連れてくると、
ソールたちにFBIと合同・連携してトムを見つけることを語る。
キャリーはエスティスにトムがヘレンの自宅に電話してきて
いる事実を話すと、妻に電話に出てもらいGPSで追跡しようと
提案する。しかしホール捜査官は、今はそんな悠長なことを
言っている時ではない事を告げ、ナジールに洗脳された海兵隊員
がテロ計画を企てているのだという。ホールは
ボストン暗黒街
のドン・ホワイティ・バルジャー逮捕時に使用した作戦を使おう
とつげ、容疑者の情報をテレビで公開して一般市民から情報を
集めるというものだった。
しかし逮捕までに16年もかかっている事を告げ、キャリーは
その計画を否定する。

ブロディ家では家族でトランプゲームで楽しむ中、エリザベス・
ゲインズ
家のパーティーの出席の可否について、電話で
問い合わせがあった。電話に出たジェシカはそのことを夫に
話すと、返信に困る。しかし娘のデイナはエリザベスの
パーティーに行かないなんてバカだとして、行かないならば
私が変わりに行くという。それを聞いてブロディも行くと返事
する。翌日の午後7時に迎えをよこすと言われる。

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■トムが裏切り者だった

「帰還兵の中で寝返ったヤツが居る。」
そう聞かされていたキャリーとしては、完全にブロディだと
感じてこれまで散々追いかけ回した訳だけど、前回全て裸に
なってさらけ出したことで急旋回し、ブロディが潔白で
実際にはブロディが殺したとされていたトムが寝返った人物
だと判明する。

ブロディがトムの件でCIAに呼び出しを食らったときに事情を
話せないキャリーの辛さが伝わってくるような所が有った
けど、結局二人が結ばれるというのは無理な話にも思えた
ので、こうなるのも自然だったのかも。

ただ全てが潔白とは言えないところは有りそうだ。

■ブロディ家は円満に・・・

皮肉にもキャリーとの別れによってニコラスも吹っ切れる
所が有ったのか、ジェシカとの関係に於いて修復を選んだ
様子。ジェシカが相当怒っていたようだけど、立場的に
は寧ろ浮気されていたニコラスの方が優位にあるのかなと
思っていただけに、ニコラスから謝罪していくというのも
ちょっぴり違和感が有った。そもそも浮気していたということ
をジェシカはニコラスに話したのだろうか?

問題はいつこの二人ベッドシーンに及ぶのか。
キャリーらが監視していた時には妻を汚らわしいものとして
触れることが出来ず一人でHしている姿が有ったけど、果たして
どうなるのか。

でも家族団らんの和やかな雰囲気を見ると、これが一番
良い形だよねと思わせた。
最後にみんなでソファーに寝そべりテレビ(映画「アイス・エイジ」)
を見るとシーンとか良い感じだったね。

■トム追跡

国内での捜査なので当然FBIが介入してきた。
ドラマとしてはCIA視点のドラマなので、FBIがバカっぽい
描写のされ方をしているのは仕方がないけど、クリミナル・
マインド
ではFBIの立場だった、ソール役のMandy Patinkinとしては
複雑なものがあるのかも。

FBIはテレビ公開捜査をしようと言い出すがCIAとしては
トムが電話してきており、それを逆探知して見つけようと
いうことになる。

■弱点・ウィークポイント・アキレス腱

家族という存在そのものが誰の心にも持つ弱点でも有り強点
でもあるという事が描かれているこのドラマ。家族のお陰で
生死の境に於いても命を永らえることが出来たり、気が
狂いそうな状況でも軌道修正を図る道しるべのような役割を果たす。

家族がテーマとして描かれている分、色々な家族の事情が
描かれ、上手くいっている者とそうでない者の違いという
ものが興味深く写るところがあった。
上述したブロディ一家はほのぼのとした雰囲気が有ったし、
今回追跡の対象となるウォーカー家の中にも、トムに対する
気持ちが残っていたようで、最後の最後、ヘレンによって
CIAも裏切られてしまった。

■政治が絡んでくるのか

エリザベスという女性が今回盛大なパーティーを開いた。
以前から登場しているけどウォルデン副大統領主任政治顧問を
して働いている彼女はリチャード・ジョンソン下院議員の失墜に伴い、
ブロディを政治の場に引きずり挙げようとしている感じだ。
副大統領周りの人物を盤石にすることで、大統領選には上手く
人気取りとして活用していくことになるのか。

■地雷を踏む

トムが逃げ込んだ先はなんとイスラム教徒たちが集まる場所。
そこで信者の二人をFBIは誤射してしまった。
キャリーはいち早く気がついてそれを止めたけど、残念ながら
その流れを止めることは出来なかったようだ。

テロリストだと言えば世間も納得するというところはある意味
今の世の中を現している感じ。


■その他

・ソールとミラついに25年間の夫婦生活にピリオド?

・"責めてない"
ブロディがジェシカに対して、そしてキャリーに対しても
どうようにその言葉を使っていた。

・ウィッカー大通りの倉庫
中に入っていたのは案の定狙撃用のライフルだった。

・サウジアラビア大使
トムだけでなくブロディとも繋がりがあったようだ。
ただブロディはアブ・ナジールに対してもう終わりだと言って
おけと語っていたので、洗脳はないと見て良いのかな。
ただトムの死は本当に思わされていただけなのか。


■キーワード


■使用された曲

・Sean Callery Feat. Chris TedescoのHomeland Main Title
・Sean Callery Feat. Chris TedescoのHomeland End Title
・Lena HorneのWatch What Happens



■検索用キーワード


キャリー・マシソン (Claire Danes) CIA
ニコラス・ブロディ (Damian Lewis) 2003年行方不明、軍曹
ジェシカ・ブロディ (Morena Baccarin) 妻、マイクと不倫
クリス・ブロディ (Jackson Pace) 息子
デイナ・ブロディ (Morgan Saylor) 娘
ソール・ベレンソン (Mandy Patinkin) キャリーの上司
デビッド・エスティス (David Harewood) CIA副長官・黒人
マイク・フェイバー (Diego Klattenhoff) ニコラスの同僚、メガネ
ピーター・クイン (Rupert Friend)
ヴァージル (David Marciano) 盗聴、ハゲ
アブ・ナジール (Navid Negahban) アルカイダの長
マックス (Maury Sterling) 盗聴、弟、尾行、メガネ

エリザベス・ゲインズ (Linda Purl) "リジー"、副大統領主任政治顧問
フォスター (Scott Bryce) 海兵隊・上官
ラキム・ファイサル (Omid Abtahi) ブライデン大学助教授
アイリーン・モーガン (Marin Ireland) ラキムのパートナー
ラティフ・ビン・ワリド (Alok Tewari) 皇太子の執事長
ダニー・ガルベス (Hrach Titizian) CIA職員、エステスからキャリー監視を
マギー・マシソン (Amy Hargreaves) キャリーの姉
フランク・マシソン (James Rebhorn) キャリーの父
アフサル・ハミド (Waleed Zuaiter) テロリストの一員
ミラ・ベレンソン (Sarita Choudhury) ソールの恋人、インド系
ルビー・マシソン (Renee St. Gelais) マギーの娘
ジョジー・マシソン (Rachel St. Gelais) マギーの娘

リチャード・ジョンソン (Joe Urla) 下院議員、下半身露出
ラファン・ゴア (Sammy Sheik) Imam / 政治的指導者
ヘレン・ウォーカー (Afton Williamson) トムの元妻
トム・ウォーカー (Chris Chalk) 海兵隊員、帰還していた
マット (Reggie Austin)
ルーカス・ウォーカー (Jaden Harmon) トムの息子
マンスール・アル・ザハラニ (Ramsey Faragallah) サウジアラビア外交官
ホール (Billy Smith) FBI捜査官
--- (Jeff Albertson) FBI Swat Team Leader
--- (Jason Davis) CIA Tech
--- (Sasha Rionda) Newscaster
--- (L. Derek Leonidoff) Interviewer
--- (Crystal Garrett) Guest
--- (Robert Crayton) Demonstrator
--- (George McPherson) Homeless Man
--- (W. Scott Parker III) Senator Duff
--- (Gregory Marshall Smith) Homeless Man


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