ハンテッド Hunted (イギリス・BBC) サム役のメリッサ・ジョージ代表作

Oct. 11, 2012
第2話 地下室 LB

監督／S.J. Clarkson 脚本／Frank Spotnitz
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ターナー家にオランダからの博士だとするゲーレブがやってくる。
実際にはゲーレブと入れ替わった暗殺者だった。
サムはそんな彼と面会すると、彼はサムを殺害するタイミング
を見計らい隠し持っていた注射器を取り出す。しかし人が多くて
暗殺者もサムには手を出せずに居た。サムは暗殺者が持ってくる
カバンに目を向ける。

ジャックはゲーレブと面会するとスティーブも商談の席だと考えて
同席しようとするが父はスティーブを部屋から閉め出す。
セキュリティー会社「ビザンチウム」のメンバーたちも、ジャック
がゲーレブと面会する様子をサムが設置して室内の監視カメラで
確認しているが音声だけは妨害電波によって伝わってこず。
ゲーレブのことをハサンが尾行していたはずなのに、彼とは連絡
が取れなくなっていることに違和感を覚えるチーム。

その頃、キールはパルマル街104番地に有るホテルに行くと
金髪の女性・リアムと面会する。胸にほくろの有る女はすぐに裸
になるとキールに近づく。

サムはターナー家にSVU車が入ってくるのを見かけて窓から
監視していた。なんとトランクには仲間の一人・ハサンが
入っていたのである。サムはすぐにチームに電話すると何で
バレたのかと問う。
キールはリアンと居る中で、ハサンがターナーに捕まったこと
と報告が入り、内通者が居ることをディーコンから聞かされる。
サムに救出させるべきかを問うが、救出すればプロが関与して
いることが発覚してしまうので、排除しろと命令する。

ビンガムもまたジャックに対して、エディの誘拐犯だとする
ハサンを捕まえたことを報告。ジャックはゲーレブと面会中
だったが、席を外すと地下室へとエレベーターで降りていく。
ゲーレブはトイレを借りたいとして豪邸内を歩く中、サムを
探して回る。サムはジャックが地下室にいくのを知って、その
後を追ってエレベーターに乗り込む。しかし彼が降りていく
地下2階には特別な磁気カードが必要で有り、仕方なく地下一階
で降りる。しかしサムは地下一階のフロアを見るとそこでも
外に出る為には警報装置が設置してある為に、作戦ルームに
連絡して、ゾーイに装置を解除してもらう。

ジャックはハサンの前にいくと誰に雇われたのかを問う。
いずれにせよ殺害する事を告げ、話せば苦しまずに殺害する
事を告げる。

サムは屋敷の外に脱出するとエイダンと接触する。
博士が持ってきたカバンの中身が気になるとして、調べる様
告げる中、ハサンが捕まったのは内通者がいる為だと語る。
サムはエイダンはハサンと仲が悪かったことも有って彼の事を
疑う。エイダンはサムに対してハサンには排除命令が出ている
事を告げ、毒のパッチを彼に貼ってこいと命令する。

一方イアンは仲間のハサンが見捨てられようとしている事を
知って仲間を助けないなんてどうかしていると語る。軍の特殊
部隊にいたイアンとしては、仲間を見捨てることこそあり得ない
ものだとし、助けるのが当然だとするが、今の所はまだハサン
は誘拐犯という疑いしか立てられていない事を告げ、救出して
しまえばプロが関与していることがばれてしまうのだと語る。
それを聞いたイアンは人でなしの集団だとして呆れる。

サムは地下室に向かおうとする中、スティーブンは父に対して
何が有ったのかと問う。ジャックが息子を軽視している事を
知って僕はいつものけ者になると不満を述べるスティーブン。
合法的な仕事をしているのであれば話しても問題はない筈だと
語り、父は僕のことを見下していると非難する。認めて欲しい
のであれば努力すべきだという父。

サムはジャックのオフィスから鍵を使って磁気カードを盗み出
すと、エレベーターで地下室にいく。
隙を突いてハサンの元にいくと、彼は拷問を受けて瀕死の状態
だった。サムはパッチをつけて殺害しようとする中で、ハサン
はサムにオレが死ぬばお前を狙うものが謎のままになるとして
取引を持ちかける。お前が姿を消した理由を知っているのだとし
白髪の頬に傷のある男が接触してきた事を語る。サムは仕方なく
ハサンにつけたパッチを取り除く。

その頃、傷のある男はサムの事を探し回っていた。
男はエマ・フリーマンの元にいくと、特殊偵察部隊で一緒だった
同期のサムについて何かしら無いかと尋ねる。しかしサムは
いつも一人で居たので役に立てそうもない事を語ると、
傷の男は突然エマの頭をぶち抜いて殺害してしまう。その光景を
エマの娘は見ていた
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「ビザンチウム」はクライアントからの依頼で、ジャックが
入札しようとしているパキスタンの公益事業を阻止しようとする
為に、ジャックの自宅へと潜入する。長男を殺害されて以降
セキュリティ意識はプロ並みに厳しくなったジャックに近づく
為に、ジャックの息子のスティーブンの息子・エディの誘拐を偽装
し、サムが助けたフリをして大豪邸へと潜入する。小学に通う
エディは母親を失って以降他人に気を許すことはなかったが、
サムには心を開いたことも有って、スティーブンは彼女を自宅に
招いて家庭教師として働いてもらうことにする。サムはアメリカ
のニューヨークから来た人物として装い、自分も夫と子どもを
失い傷心の身であるという身分を作り上げていく。

イギリスのドラマだけどアメリカンな感じのスパイドラマ。

ターナー家のセキュリティ意識が厳しいのは分かるけど、
邸宅の出入り口が厳しいのに対して、室内はかなりゆるゆるな
感じ。何度もエレベーター内を行き来するサムの姿を見ている
と、何でバレないんだって感じだし、エレベーターの下では
誰が待っているのか分からないのに、場当たり的にエレベーター
を使ってズカズカと地下室に降りていく姿があるんだなと思わせる。

驚くべきはサムを狙うものが複数いるのではないかとするもの。
話を聞いていると、賞金首となっている感じなので、そのせいで
狙われているのかなとも思うけど、「ビザンチウム」以外にも
民間のセキュリティ企業は有るだろうし、その辺はどう影響して
いるのか。

サムを狙っているものは、白髪の傷の有る男以外に、冒頭から
現れる暗殺者の存在もあるけど、この二人は同じ意図でサムを
狙っているのかどうかが気になる。

また今回は「ビザンチウム」の一人、ハサンが捕まってしまい殺される
結果となるが、彼もサムを売って金を儲けようとしていた事を
考えると、他に内通者がいても変ではない。
「ビザンチウム」で動いているチーム自体が結束感があまり
感じられず、今回ハサンを見捨てたことからも、仕事の為には
切り捨てるという行動が、やけに感情を無視した無機質な感じが
するので、外からチームに引き抜かれて加入してきたお調子者・イア
ンが感じていたように、個々のメンバーに対する特別な意識も
なく仕事をしている感じなので、裏切るヤツも出てくるんだろうね。
イアンは軍の特殊部隊に属していたということで、バディを強調
する軍隊に対して、民間企業のそんな冷めた部分は理解出来ないの
かもしれない。

サムの格闘シーンは何度か描かれたけど、巨漢な男性にも立ち向かう
女性の姿は最近のドラマではありがちなんだけど、やはり体格が
違い過ぎると正直相手にならないのではないかという感じもする。

またドラマではサムの過去のシーンが度々挿入される。
母親が何故殺害されたのか。
そして誘拐されたサムの姿を見るとその後どのようにして過ごして
来たのかが気になる感じだね。

そして組織のドンであるキールの行動。
チームが緊迫感の有る中で行動しているのに、金髪女性とホテルに
しけ込んだり、最後にはタンジールでサムと恋人関係に有った、
ベルナールと精通する姿が有り、この辺は一筋縄ではいかない感じ
がする。

またクールな元彼、エイダンは果たして敵なのか味方なのか。


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