iCarly / アイ・カーリー (2007年アメリカ) http://www9.nhk.or.jp/kaigai/icarly/index.html

第19話 自由がイチバン iCarly Saves Television

脚本／Jake Farrow 監督／Steve Hoefer
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今日もアイカーリーの番組が放送される。
その放送を楽しみに見ているのは、TV局TVSで番組プロデューサ
を父にも持つモーガン。父は子供向け番組を制作しているので、
自分が作る番組を見てくれと告げるが、つまらないからとして
娘さえも父の番組を拒絶する。
父も一緒になってアイカーリーを見ると、子供達に受けたいな
らばこういう番組を作るべきだと言われてしまう。

生物の授業中に番組プロデューサーがカーリーやサム、フレディ
の学校にやってくる。アイカーリーをウチのテレビ局の目玉番組
にしたいという男。スペンサーにも話を通してあるとし、
リムジンで彼を連れてきていた。断る理由もないとして、スペン
サーとフレディの母・マリッサを含む4人はテレビ局に行く。

テレビ局では既に番組のセットが組まれていた。
カーリーたちが部屋で行っているものと全く同じセット。
レギュラー番組として放送してくれたら、毎回リムジンには
乗り放題だという。テレビ局の方で放送の機材も全て用意する
という。フレディの仕事が無くなってしまうのではないか?と
するが、スーパーバイジングプロデューサに任命するという。
サムはテレビ局には沢山の食べ物が有るのでしょう?と問い、
スぺアリブは有るのか?と問う。沢山あると聞いて即決。
カーリーも断る理由はないとして、テレビ局でアイカーリーの
収録が始まる。
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アイカーリーがテレビ局に目をつけられ、プロのスタッフに
よって制作されることになる。しかしプロットの段階で、
サムがクビになり、フレディも制作から下りたこと、そして
シナリオ自身もプロの脚本家が描くことでアイカーリーらしさ
が失われていく。

大人の事情に巻き込まれたカーリーたちの姿を描いた話だった。
以前にもアイカーリーにスポンサーが付いて手足を縛られる
事になったけど、今回テレビ局が介入することで、インターネ
ット故の特性という物を媒体を変えることで失われる感じの
事情を描いた物だった。

一番最初に被害を被ったのがフレディ。
テックプロのフレディだけど、テレビ局にはそれ以上のプロ
集団が居るわけで、完全にお払い箱。
サムは気が強すぎるというだけでハズされたけど、何のためらい
もなく辞めていくところがサムらしい。

アイカーリーのマスコットとしてジーボーなるヌイグルミが
入ったり、バンドマンが参加したりする所など、完全に大人の
事情で、計算高い部分を見せられる。

アンバー・テイトなる子役が参加する所なども、如何にもテレビ
局って感じがした。
少年少女の心を掴むには、やっぱり同世代の子が番組を作る
のが一番なのかな。

因みにセレブ気取りの生意気な女の子、アンバー役を演じたのは
Rachel G. Fox。「デスパレートな妻たち」のシーズン3で、トムの
元彼女ノーラとの間で隠し子騒動になったけど、その時の子供ケイラ
を演じた子。この時も、トムをリネットらから遠ざけるために相当腹黒い
一面を見せていたよね。