iCarly / アイ・カーリー (2010年アメリカ・シーズン6) http://www9.nhk.or.jp/kaigai/icarly/index.html http://www.nickjapan.com/character/icarly/

Oct. 20, 2012
第12話(106) おトモダチ大作戦 iFind Spencer Friends

脚本／Jake Farrow
監督／Russ Reinsel
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「アイカーリー」の番組を放送する。
変人ギビーはバグルスが大好きだという事で、サムはギビー
に好きならば結婚したらどうかと話したところ良いよという
返事をもらったので番組内で結婚するという。
バグルスとはゴミ袋にヨーグルトを詰めたアイカーリーのキャ
ラクターだった。
"ウェディングタイム"と称して牧師が登場し、ウェディング・
ドレスを着たギビーとバグルスが現れる。宣誓する中、ドレス
姿のギビーは感動のあまり涙し、アイラインが取れて黒い涙
が流れる中、風邪を引いたとするバグルスは鼻からヨーグルト
を垂らしていく。
このヘンテコウェディングは来週には即離婚すると語る。

番組が終わり寛ぐカーリーたち。
フレディはサムが骨付きのチキンを口に入れて二秒で完璧に
骨を残して肉を食べるのを見て感動する。年季が違うとし
研究を重ねて噛んでちぎって食べる技術を習得したのだという
サム。
ギビーはドレス姿を気に入り、明日返却するまで40ドル分は
着続けるという。

そんな中カーリーはみんなにスペンサーの誕生日に呼ぶ友達
の名前を挙げて欲しいという。しかしなかなか名前が挙がらず
唯一の友達のソックオーは従兄弟のハンターとアフリカのサファ
リに旅に行っているとの事だった。T-BOとはティッシュの発音
を巡って喧嘩中であり、他にスペンサーに友達は居ないのかと
問う。読書会に居るのではないか?と問うがカーリーは読書会の
時に"華氏451度"を読んでいた際に本を燃やしてしまい退会
させられたのだという。同年代の友達はゼロだとし、私たち
の面倒を見るため、私たちと常に一緒にいたのが原因だと語る。

そんな中スペンサーはテニスから帰宅する。
自分で作ったテニスラケットが太陽光でフニャフニャになって
しまったというスペンサー。フレディたちはテニスをしたという
事は友達が居るのではないかとするが、なんと一緒にテニス
をしていたのは小学3年生のライアン少年だった。ギビーは
スペンサーに"テニース"なんていつから始めたの?と問う。

カーリーたちはスペンサーの友達になってくれそうな人を探し
に町に繰り出す。
スムージー店でダーネル、23時間フィットネスクラブではロイ、
Hey Foodsスーパーマーケットではジムとカーソンを見つけて
声を掛けていく。
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スペンサーの誕生日。
カーリーは兄の為にパーティーを開こうとするが、招待客の
リストを見て兄には同世代の友達が居ないことに気がつく。
なんとかして兄に友達を作って上げようとするが・・・

兄を思う妹に愛らしさに感じるのか、それとも親代わりの
ようにして自分の人生を犠牲にしてまで妹と私生活を共有して来た
スペンサーに同情の目を向けるのか。

いつまでも少年の心を持つスペンサー自身に同情ではなく、
彼の良さを感じられれば良いんだけど、この手のドラマでは少しで
も痛々しさを感じると途端に寒くなるところがあるんだよね。

折角インターネットを使った放送局を行っているのだから、
友達を募集もインターネットなりアイカーリーを利用して構成すべき
じゃないのかって感じにも思える。それでこそ「アイカーリー」
の番組自体を活かせると思うのだけどね。

サムの暴力ネタこそ無かったけど、食べ物ネタ、火事ネタ、裸ネタ
の黄金パターンを駆使したシナリオの構成の流れもどれも不発な感じ
だった。

唯一ギビーのトイレネタは面白かった。
友達を捜すためにトイレに入った男性に声をかけるとか、
最後は歌を歌うギビーの姿。
少年からチップ変わりに時計を奪っていたので、最後は警察に捕ま
って全てを没収されるオチを予期していたのだけどそういう流れ
は無かった。

ギビーの裸ネタはスペンサーが継承した様で、どの流れを見ても
日本人の宴会文化のような感じにも思えるところが有った。

気持ち悪さというのが全体的に描かれ、カフェの店員の口まねを
したせいで復讐されそうになるフレディとか、その店員のことを
たきつけようとするサムとか、結局その流れをスペンサーと友達
になろうとしていたものに押しつけるなど、その辺の流れは
面白かったといえば面白かったかな。

熱狂的ファンが暴走しているのも悪くは無いけど、凄い勢いで
ツーショット写真を撮るだけにとどめておけば面白いのに、
その後もちょっと出しゃばりすぎって感じの脂っこさを感じた。

・Miranda Cosgrove and Drake BellのLeave It All to Me