華麗なるペテン師たち2 hustle http://www3.nhk.or.jp/kaigai/hustle/

第1話 50ペンスの賭け Gold Mine

脚本／Tony Jordan 監督／Otto Bathurst

ミッキー、ダニー、アッシュ、ステイシー、アルバートの
5人は再びロンドンに降り立つ。ダニーは空港でフライト・
アテンダントをナンパ。
ホテルへと直行する。ロンドンでの初めての詐欺は、予約
をしていないホテルに泊まるという大胆なもの。
往年のベテラン詐欺師、ハリーが捕まったというニュースが
飛び込んでくる。警察に突き出したのはごう慢な若手不動産
ブローカー、ハワード・ジェニングス。かつて一度詐欺に
有って以来彼は詐欺に対して慎重になっていたのだ。
完璧主義の彼は、詐欺師よりも賢いことを証明するために、
ハリーを使ってそれを証明する格好となった。
それを聞いた5人は刑務所までハリーに会いに行く。
ダニーは今回のカモはジェニングスにしようと語る。
他の人が反対する中、アルバートはダニーみたいに直感で
動くタイプも居るとして一人擁護する。

今回はダニー主導で動く詐欺だった。
詐欺のターゲットは自分の能力を誇示するために詐欺師よりも
能力が長けている事を証明するわけだが、このダニーにも
ミッキーよりも能力が有ることを証明したい野心が存在して
いる。そんな二人はこの詐欺計画に対して、成功の是非を
巡り50ペンスの賭けをする。

やはり面白いのは一度詐欺に合い慎重になっている人物を
そう簡単に再度欺すことができるのかという事。
大金の掛かる取引だけに、一週間程度の出会いの中で信頼を
勝ち取れるかなど、とても難しい話しだと思う。

ドラマとして良くできていたのは、見切り発信するダニーの
危うさと対照的に、用意周到、計画的に計画を練るミッキーの
違いが鮮明に描かれ、どちらのスタイルが正しいのか結果と
して表れた点だ。

ダニーのやり方も直感的というだけ有って、もの凄いハイペース
で相手との取引を進めていく。しかしその反面、先行き不透明
感と危うさが存在しており、ドラマとして興味深い展開となっ
た。

博物館職員に扮したステイシーの変装が凄かった。
歯茎と髪型を変えただけであれ程美しい人物が、おばさん
っぽくなるのかなと。

相変わらずツケを払ってもらえなかったエディは、彼らを
追い出そうとするも、結局また巻き込まれてしまうという
所も面白かった。

ミッキー・ストーン ：エイドリアン・レスター “ブリックス”
ダニー・ブルー ：マーク・ウォーレン 新入り詐欺師
アッシュ・モーガン ：ロバート・グレニスター 「当たり屋」
ステイシー・モンロー ：ジェイミー・マリー 。「女性」を武器
アルバート・ストローラー ：ロバート・ヴォーン ミッキーの師

Rob Jarvis (エディ) バーの主人
Charlie Creed-Miles (ハワード・ジェニングス) カモ
Ronald Pickup (ハリー・ホームズ) 詐欺師。捕まる
Gresby Nash (ニック)
Vincent Franklin (ナイジェル) ホテル支配人

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)