華麗なるペテン師たち2
hustle

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/hustle/


第3話 リベンジ大作戦


脚本/Tony Jordan 監督/Alrick Riley

バーの一角でダイスの詐欺をしている男・トレバー・スピード
を見かけるダニー。昔の自分に似ているのを懐かしく思い
声を掛けると、酒の回りも相まって意気投合する。
上機嫌のダニーはトレバーをみんなに紹介し、彼を仲間として
迎い入れようとする。
一方その頃アルバートがカモとなる人物の情報を持ってくる。
人物はアンソニー・マグビー。彼は公金横領と不正でスイスに
逃亡し、現在はアフリカの武装集団に武器を横流ししている
人物だという。趣味は2つ有り、競馬とアンティーク紙幣を
集めることだという。
その話をしているところにトレバーを連れてやってくるダニー。
責任を持つというダニーだが、余所者と仕事をするのはリスク
が高いとして仲間に入れるのを拒否するミッキー。自分も仲間
の一人である為発言権は有るはずだとして一歩も引かないダニー
の言葉に諭され、仕方なく今回の仕事に加えることになる。

今回はなんとなくメンバーたちの間に纏まりが無い話しだなと
思ってみていたら、最後になってその訳が明らかになっていく。
たかが85ポンド。されど85ポンド。
詐欺師を怒らせると恐いなという事を証明する話しである。

ステイシーとアルバートは完全に別のミッションを行い、
独立した話しに思えた。勿論これは作戦の一つだが、この作戦
自体はイマイチよく分からないものが有った。
結局の所トレーラーで過ごしているトレバーの駐車場に目を
つけ、彼に銀行から金を受け取らせるというのが作戦だった
のかな。

私は一連の流れの中で、トレバーが途中で電話を受けていた
シーンが有ったので、マグビーから内密に儲け話を持ちかけ
られたのかと思っていた。偽造紙幣が無くなったのは完全に
トレバー自身の狂言であり、駆け出しの詐欺師に良くある
若気の至りで、利益を独り占めしようとしているものかに
見えた。

しかし当然ながらこの流れの主導権はミッキーたちに有る。
ドラマの冒頭にこの詐欺には人数が必要だと言っていた理由が
最後になって分かる仕組みだ。

クドカンのドラマ「木更津キャッツアイ」でも最後に種明かし
編が放送されるが、このドラマではそれ以上の驚きが待って
いるのだから凄いね。

最後はエディが弄ばれるというオチ。
いい加減この悪い連中は出入り禁止にすべきだと思う。

ステイシーの衣装がまたとてもセクシーでした。

ミッキー・ストーン :エイドリアン・レスター “ブリックス”
ダニー・ブルー :マーク・ウォーレン 新入り詐欺師
アッシュ・モーガン :ロバート・グレニスター 「当たり屋」
ステイシー・モンロー :ジェイミー・マリー 。「女性」を武器
アルバート・ストローラー :ロバート・ヴォーン ミッキーの師

Rob Jarvis (エディ) バーの主人
Andrew Bridgmont (オリバー・プライス)
Lee Cornes (レイ・ボンド)
Eileen Essell (マリー)
Lee Ingleby (トレバー・スピード) 詐欺師
Doreen Mantle (アン・フォスター) 紙幣を持つお婆さん
Rick Warden (ポール・ホプキンス) 銀行の支店長

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system