華麗なるペテン師たち
HUSTLE (シーズン4)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/hustle4/index.html


第6話 ビッグ・ダディー Big Daddy Calling

脚本/Nick Fisher 監督/Stefan Schwartz
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チームはラスベガスへとやってくる。
アルバートは一人、昔活動をしていた街を感慨深げに歩き回る。
ステイシーはそんな彼の体を心配するが、休憩を取りながら
楽しんでいるので大丈夫だという。
アルバートはカジノで楽しんでいるところ、警備主任のハリー
ドイルは監視カメラで彼の姿を見掛け、彼を呼び出す。
20年ぶりの再会。とっくに引退したかと思っていたが、まだ
現役とはと驚かされる。しかしアルバートは今回は休暇で来た
事を告げる。
するとこのカジノのオーナーのジョニー・マランザーノがやって
くる。ハリーはアルバートの事を彼に紹介し、先代のオヤジさん
であるフランクが20年前に閉め出した人物だと告げる。ジョニー
はそれを聞いてウチの店は観光リストから外せと告げ、了承
したアルバートの事をバッドで腕を殴りつける。オレはイカサマ
師が大嫌いだというジョニー。

ステイシーはアルバートの元に駆けつける。ホテルに電話した
ら事故が有ったと聞いたという。何があったのか?と問うステイ
シーに対してトラブルが有った事。すぐに帰った方が良いと
告げる。今回は手に負えない相手だという。昔、ベガスの大通り
で荒稼ぎしていたが、やがて店もイカサマ師をマークし、仕事
が出来無くなったという。その時のカジノの警備主任が今も
勤めており、自分のことを知っていたという。そこでボスに
紹介したところ怪我を負わされたとの事。ステイシーはそれを
聞いてボスに目にものを見せようと告げる。みんなもアルバート
の元に集まり、まずは偵察しようと告げる。しかしアルバート
はマフィアの怖さをしらないのか?として止めようとする。

ダニーはジョニーの店に行く。そして彼の前で陽気に現れ、
ジョニーの事を褒めちぎる。彼が気を許したかという瞬間に、
ダニーは彼にあんたの金を全部頂きに来た事を告げる。
それを聞いたジョニーはガンバレよとして立ち去る。

このカジノ"ビッグダディー"の名物コーナーとして、500万ドル
の入った巨大スロットマシンが有った。金は水槽の中に有り、
警備員が常時監視している。7.5cmの厚いガラスによって覆われ
6台の小型カメラと8台の監視カメラ、そして24時間警備員が
待機していた。アッシュはカジノの電源をシャットアウトさえ
出来れば仕掛けを施すことは出来るが、停電させても2台の
補助電源が入る仕掛けのようだとしてお手上げ。
そんな中、ビリーは金魚を飼っていたときの話をする。
水槽にいる金魚たちを見て、どうやって水を換えているのか?
そして誰が変えているのか?と疑問を持つ。

ステイシーはバーで飲んでいる警備員の一人・トーマスに声を
かける。
一方偵察に言ったアッシュたちは、警備用のドアから入り、
水槽の後から掃除が出来るようになっている事を突きとめる。
水を換えているのは地元の熱帯魚店"ラッキーセブン熱帯魚"だ
と判明する。

ステイシーにはカジノで働かせることに。そしてビリーには
熱帯魚店でアルバイトさせる。
アルバートはアッシュにカジノの警備に関する全てのことを
伝授する。ダニーはアルバートにこの街が懐かしいか?と問う
と、アルバートは昔・相棒と一緒に行っていたシュースイッチ
詐欺について語る。ブラックジャックに於いてトランプの入っ
たケース(シュー)を自分たちの持ってきたモノと変えることで
中に入ったトランプの全ての順番が分かるようにして詐欺を
繰り返したという。しかし相棒はその時捕まって半殺しに
された事。以来相棒は詐欺からは手を引いたという。
今回のケースはそこいらのカモと違い、失敗しても警察沙汰
にはならずマフィアに殺されてしまう事を告げる。

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舞台はラスベガス

詐欺師にとってはうってつけの場所という事で、ラスベガスが
舞台になった。昔アルバートが活動していた所でもあるという。
しかしリスクが大きいこと。
取り仕切っているのはマフィアという事で、見つかれば即死に
繋がってしまう事もある。

水槽の中に入った500万ドル

息子のジョニーが父の為に作ったとされる世界最大のスロット
マシン。当たると500万ドルとの事だけど、実際にそのスロット
で遊ぶことは出来無いのか?

吸水性ポリマーを使って水槽の故障を装っていく。

アルバートにされた事の仕返し

ジョニーが如何に酷い奴なのか。
詐欺師として酷い奴から金を奪い取る事こそ、大儀というものが
得られるものなのかもしれない。
アルバートは頭を殴られてしまったのかと思ったけど、手だけ
で済んで良かった。

アルバートを知る者たち

20年ぶりのラスベガスという事で、色々と様変わりしている
ものが有るのではないかな。特に当時働いている者達は一新
されているかと思えば、警備主任のハリーは顔なじみだった。
ハリーが下手にアルバートに声を掛けなければこうはならなか
ったのかも。それよりも警備と詐欺師が顔なじみというのも
変な感じだね。

ステイシーが近づくトーマス

トーマスは凄く良い人なのに、そんな人物を結果的にクビに
追い込むなんて酷いなという展開だった。しかしその辺は
最後にフォローされるものが有った。ロッカーには金が入って
居たけど、それを入れるヒマなんてよくあったなぁ。

水槽の水を換える時がチャンス

中で泳いでいるのは生き物である金魚という事で、必ず水を
交換するときが有る。外部から近づくことが出来るのは、そんな
清掃業者という事で、担当している熱帯魚店に扮して近づく。

アルバートのかつての相棒

アルバートは随分今でも顔が利く感じだね。
ジョーイ・ペッパーという取り立て屋に追われるチームだった
けど、実際には彼がかつての相棒だった。
死を偽装することでマフィアの追及を断つことが出来たけれど、
フェリーを爆破してしまうというのは、また金のかかる偽装
って感じだね。しかも50万ドルは、フェリーに残していくという
のだからもったいない。

ミッキーからの電話

最後にミッキーから電話が鳴る。

救出ボートで逃げ出した訳だけど、最後にプランBを用意して
いない所がダニーっぽい所かな。

チームの結束力をうたったエピソード

ラスベガスという所には、詐欺師のチームも数々挑んでいる。
しかしダニー率いるチーム以上のチームが挑んでも失敗する
事は多々ある場所。
アルバートはそんな危険の有る所にダニーたちを巻き込んでし
まった事に後悔を露わにするが、チームの一人が傷付いたときに
ただ逃げるだけなんて単なる悪党だという。そんなダニーの
セリフに成長を実感するものだった。


ミッキー (Adrian Lester) チームのリーダー
ダニー (Marc Warren) 元はトランプ詐欺とスリで生活
アッシュ (Robert Glenister) 当たり屋が十八番。
アルバート (Robert Vaughn) ミッキーの師でもあるベテラン詐欺師
ステイシー (Jaime Murray) 魔性の女

エディ (Rob Jarvis) バーの店主
ビリー・ボンド (Ashley Walters) 新しい詐欺師

ヤブキ (Eiji Kusuhara) 貿易商
シロー (Will Yun Lee) ヤブキの息子
ケイコ (Charlotte Nguyen) 子供
エドウィン (Paul Venables) キャビアの輸入・販売
--- (Martin Maynard) バンの運転手
--- (Tristram Wymark) ブローカー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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