キル・ポイント
The Kill Point (2007)

監督/スティーヴ・シッル
製作総指揮/ジェームズ・デモナコ


#8 我が分隊よ、永遠なれ


SWATに撤退命令を出す。ウルフとの取り決め。

次の瞬間ウルフは内部で火をたき煙で充満していた。
すぐに内部への突入を命じるカリー。
人質も全く居なくなっていた。一体何処に行ったのか。
怪我をした人質だけは残されている。一人また一人と人質は
見付かる。少しずつ奥へと踏み込むデルタチーム。

金庫へと入る。
覆面の三人組が中に居るが、それは全て人質だった。
その頃カリーは怪我した人質を連れて外へと出る。
そしてすぐに救急車で運ばせるが、その人質がウルフたち
だった。
現場では何が起こったのか全く分からないでいた。
ただ一人、ラビットだけが死体で見付かる。
そして全員の人質は無事見付かった。

出て行った救急車を緊急手配しろ!

救急車にパトロール警官が近づくが、カリーが彼を片付ける。
カリーは約束どおり妻の下へと連れて行けとウルフに告げる。
妻が生きている証拠を見せてくれとウルフに要求。
お前が先に息子を巻き込んだとウルフ。
せめて生きている証拠を確認したいとして妻に子供の名前を
聞いてくれとウルフに頼む。

人質たちは家に帰れることになる。
無事だったことを互いに喜び合う。

これから先どうするのか。キャットとピッグは話し合う。
一方先ほどのパトロール警官はカリーから殴られたことを
つげ、まるで仲間だったと語る。

君の事を買いかぶっていた。軽蔑するとカリーはウルフに
声をかける。その会話を本部では受信していた。ウルフの
写真に仕込んだ盗聴器を通して。

ディークとの待ち合わせ場所に到着。
オレの勝ちだとウルフに挑発するカリー。オレは全ての人質
を開放させたと。そしてその中でカリーは現在の居所を本部
へと伝えた。

ディークは作戦変更だという。成功させる為の変更。
これ以上人質は必要ないというが、安全のために女を連れて
いこうという。女は手放さない。そういうディークに
ウルフたちは銃を向ける。
その頃既にSWATチームが現場に居た。
射殺したのを機に銃撃戦になる。
ディークがルーシーを連れて建物の中へ。
カリーがその後を追いなんとか助けることに成功。
コニーは銃撃戦の末撃たれた。
キャットも銃弾に倒れ、鉄橋に逃げたピッグはうまく逃亡。
ウルフが逃げているのを見かけカリーが一対一の追いかけっこ。
ついに彼を追い詰めた。
写真の中に盗聴器を仕組んでいたことを告げる。
ウルフは息子が警察の世話になったら助けてくれという。
命がけで守る人生が有って羨ましいという。
ウルフはカリーにオレを撃てと近づいてくる。最後の取引。
カリーは彼を射殺する。最後に手を取り合う。
これで良いんだウルフ。

一人逃がしてしまった。
コニーは幸い軽症ですんだ。
カリーに銀行に行かせるべきではなかったと告げる。

ピッグはカナダへと渡り金を引き出し仲間の家族へと金を
送るのだった。13分隊は不滅だと。
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最後の銃撃戦はやや不自然な場面だったが、全体的に見応えの
有る展開だった。
特にウルフの中に誠実な一面を求め、それを最後まで貫かせた
という点がドラマとしてよく出来ていたと思う。

犯人と交渉する警察官の不思議な関係。
繰り返しの交渉に於いて信頼関係を築いてきたとはいえ、
立場が真逆の二人。これがこんなシチュエーションではなく、
同じ立場の人間ならばどんなに良かっただろうかという位
関係が上手く形成されていた。特に最後は仲間内でも意見の
相違で争う場面が有っただけに、より二人の関係を際立たせた。

それにしてもこのドラマの銃撃戦は毎回不思議な場面が多い。
敵に全く弾が当たらなかったり、銃弾が木片にはじき返される
という不思議なシーンの連続。最後のシーンもなんとなく
違和感があった。弾切れを起こしていたので、出来ればウルフ
は銃口を自らに向けるのではなくカリーに向けて、最後に
殺意はなく弾切れだったことが分かった方が有る意味シーン
としては美しかったのかも知れない。

銀行強盗
ウルフ(ジェイク・メンデス軍曹)John Leguizamo
キャット(マーシャル・オブライエンJr)J.D. Williams
ピッグ(アルバート・ローマン)Frank Grillo
ラビット(ヘンリー・ローマン)Jeremy Davidson
マウス(マイケル)Leo Fitzpatrick
ディーク・クインラン Steve Cirbus

警察
ホルスト・カリー警部 (交渉術に長けている) Donnie Wahlberg
コニー警部補 (緊急活動部隊の指揮官) Michael Hyatt
トンレー (警察官) Wayne Kasserman
アブラミ (ピッツバーグ警察の副局長) Mike McGlone

SWAT隊員 ジング John Hawkinson (撃たれて亡くなる)
SWAT隊員 ホーク Michael Hogan
SWAT隊員 オーギー Brandon Stacy Williams (裏切り)
SWAT隊員 クインシー

アラン・ベック (ピッツバーグの富豪で権力者) Tobin Bell

人質
アシュレー (富豪アランの娘でセクシーな大学生) Christine Evangelista
シェルトン (スリー・リバース銀行の支配人) Geoffrey Cantor
クロエ (ショック状態) Jennifer Ferrin
バーナード (経験豊富なゲイ) Bingo O'Malley
ロッコ (銀行の電気技術者) Adam Cantor
リロイ (刑事事件専門の弁護士) Ryan Sands
テディ (息子のロビーと共に人質) Peter Appel
ロビー (パソコンを操る腕は天才的) Ethan Rosenfeld
キャス (アシュレーの友人。) Brandi Engel
メアリー・キム (女性) Kate Rogal

レニー Stefanie E. Frame
ビッグ・スタン (外の犯人) Jeff Hochendoner
片腕レオン (外の犯人) Nick Koesters
ダージウス Joshua Elijah Reese
ラスカル (SWAT) Nick LaMantia
クリーパー (SWAT) David Dale McCue
ジョニー・ボーイ (狙撃手の一人) Patrick Jordan
ルーシー・カリー (奥さん) Laurel Brooke Johnson

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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