カイルXY (Kyle XY) / 2006年アメリカ シーズン2 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kyle/index.html

第8話(18) 心の周波数 What's the Frequency, Kyle?
カイルが描いた2枚の絵の謎とは…

脚本／Steven Lilien、Bryan Wynbrandt
監督／Chris Grismer
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カイルはデクランに全ての事情を話したことで、二人の関係が
元に戻る。
一方ローリーはパーティー会場の裏で何者かによって襲われる。

襲われたローリーを心配して、父スティーブンは彼女の部屋で
布団を敷いて眠り、カイルはドアの出入り口で護衛のような
体制を取っていた。ローリーの顔には襲われたときについた
青あざなどが痛々しくついている。彼女は名誉の負傷だとする
がスティーブンはみんなで彼女を支えようという。警察にも
通報しているが、依然として犯人は分からないという。

そんな中、スティーブンの元にキール医師から電話が鳴る。
ウィリアム・トレガーについての事だという。カイルは誰の
事なのか?とニコールに尋ねると、スティーブンの父でずっと
音沙汰が無かったという。夕べ倒れたとし、時間の問題だと言
う。スティーブンはとっくに別れの挨拶は済んでいると告げる。
ニコールは仲直りして欲しいけど無理みたいだと告げる。

スティーブンとカイルは病院に行く。
カイルは逢ってみたいという。スティーブンはカイルに父との
関係を語る。自分は父の期待に添えなかったという。
ウィリアムの眠るベッドの横にいるとカイルは一瞬頭痛のような
感覚に見舞われる。

一方ローリーの部屋にはジェシーがやってくる。
今日はニコールの診察の日という彼女。ローリーは早く犯人を
捕まえて欲しいと告げ、警察に知らせたこと、そして暴力は
犯罪であることを告げる。デクランのネックレスを奪われたと
告げ取り返したい事を語る。

デクランがバスケットをしている所にカイルは訪れる。
デクランはローリーの様子を気にするが、彼女は耐えていると
告げる。デクランはフォスが犯人だと告げ、アイツは平気で
何人もの人間を殺していることを告げる。カイルはローリーの
危険を事前に察知して食い止めるべきだったという。先週消えて
からフォスからは何の音沙汰もない事を告げ、帰ったら問いつ
めると告げる。
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ローリーがパーティー開催の日に襲われる。
デクランはかつて自分を脅迫した事のあるフォスが犯人だと
するが、ローリーは大事にしていたデクランのネックレスを
盗まれていた。
一方カイルは、余命幾ばくもないスティーブンの父・ウィリアム
の面会にいくと、そこでウィリアムからのメッセージが送られて
くる。

カイルの能力が面白く発揮される話だった。
遠く離れたところにいる人たちの会話さえ聞こえてしまう彼の
事だから、意識を失った人からの声が届いても不思議ではない。

またまたカイル・エイリアン説が復活の兆しを見せて、ジョシュ
がビデオカメラを回したりする所など面白かったけど、今回の
ジョシュはローリーの顔を傷を見た途端にかなりセンチメンタル
な状況に陥っていた。
最後にローリーに対してかけた言葉は、いつものジョークばかり
言っている、いい加減なジョシュの姿ではなく、姉を守る弟の
姿として凛とした姿があって格好良かった。

今回はカイルも相当絵を描いていたけど、手紙の存在有無を
知らせるが為だけにあれだけ多くの絵を描いたのかな。
15と11という数字だけ聞いて、ルカによる福音書の15章11節の
放蕩息子だと分かってしまうスティーブンってどんだけ敬虔な
クリスチャンなんだと思ったけど、実際には本人は宗教によっ
て家族を不和にしたとして恨んでいる様子。

スティーブンもカイルが居なければ一生心に引きずるものが
有ったまま過ごさなければならなかった所を、手紙の存在によ
って上手く心の重荷を解いた格好だね。

ジェシーは相変わらず不気味な存在。
ニコールが書いていた文字を読心術ならぬ、筆記の癖を読み
取ってしまう。
"嘘をついて人を操り、自責の念が無い"と評価していたけど、
ニコールはどの部分を見てそうメモしたのだろうか。
ジェシーがエミリーに対して言っている言葉って決して間違い
ではなかった感じだしね。

エミリーは相当気丈な人かと思っていたけど、息子・ペイジが
居たり家族を持っていたりして、結構普通のシングルマザー
なのね。