カイルXY (Kyle XY) / 2006年アメリカ シーズン2 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kyle/index.html

第10話(20) 疑いの果てに House of Cards
「疑いの果てに」アダムが託した指輪は取り戻せるか!

脚本／James Patrick Stoteraux、Chad Fiveash
監督／Pat Williams
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ジジックスの跡地からカイルはアダムが隠していた箱を持ち帰
る。しかしどうしても鍵が無いと開けられない。調べてみると
かつてカイルが質屋に入れた指輪が必要だと分かる。

トレガー家では今夜夕食会が開かれる。
カイルがアマンダをディナーに誘ったこと。ニコールはみんな
の為にパスタを作るがジョシュは腹ぺこだった。ニコールは
そんなジョシュに貴方もアンディを誘ったらどうか?と告げる。
スティーブンが帰宅すると、なんと彼はマダコープ社の社長
バランタインを連れてきて、家族を紹介する。
アマンダもやってくる。玄関まで迎えに行くカイルは、彼女が
着ている服は初めてアマンダと出会ったときにピアノを弾いて
いたときの服だと指摘する。アマンダは今度シアトルフィルの
オーケストラを聞きに行く事を話すと、カイルは是非一緒に行
きたいと語る。

カイルはディナーの際に、バランタインが質流れした指輪を
ハメている事に気がつく。その事実をデクランに包み隠さず
話すと、偶然が多すぎだとして、関連性を疑う。
カイルはフォスに相談した方が良いかもしれない事を告げる。

ローリーはアマンダに声を掛ける。アマンダは彼女にN.Yの
音楽学校に応募したら受かった事を話す。しかし一学期の期間
丸々ニューヨークに行かねばならないことを懸念していた。
しかしカイルは一年間遠くから貴方を思い続けたのだから一学期
なんてあっという間だと語る。

ジョシュはアルバイト先でアンディが一人PCのゲームをした
ので声を掛ける。彼女は今週テストだという。しかしそのテスト
とは、癌治療に対して化学治療を受けるかどうかのテスト
だった。ジョシュがその話をしようとするが、アンディは
誰にも話さないでと約束したでしょう?として話の腰を折る。

スティーブンがサンフランシスコに出張したことについて、
ニコールはその時の話を聞こうとする。すっかり社長のお気に
入りねと告げるニコール。一緒にエミリーも行ったことを話す。
スティーブンは良い気分転換になった事を語る。そんな中
スティーブンの元にエミリーから電話が鳴る。とても楽しそう
に電話する姿にニコールも軽い嫉妬。その様子をローリーは
見ていた。
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トレガー家に徐々に入り込んでくるマダコープのバランタイン
たち。カイルはそんな彼が失った指輪を持っていることを知り
奪い返そうとする。しかしマダコープはセキュリティの厳しい
会社で容易には侵入できそうにないが・・・

侵入の仕方とか、脱出に於ける緊迫感とか、アメリカのドラマ
って役割分担がよく出来ていて、計算高くこなしていく所が
上手いね。
まぁローリーが会社にまで押しかけて来てしまうとか、大事な
所でデクランがずっこける辺りはご愛敬って感じもするけど、
これでまた展開が盛り上がる。

カイルとアマンダ、デートも決まり順調そうに見えた瞬間、
シナリオ上のフラッグに引っかかり、バッドエンディングに
向けた流れへと転換されていく。

スティーブンが浮気しているのかと心配するローリーだけど、
これだけ仲良さそうな夫婦だし、ニコールも美人だし、
もうちょっと父を信じてあげてって感じかな。

相変わらずジェシーが不気味。
母がバスルームで何をしているのか耳を澄ませて聞いていたり
カイルと同じ絵の描き方をする事。またエミリーの本当の息子
の元を尋ねている辺り、ホラー映画みたい。

ジョシュとアンディは、これまで随分と元気の良い関係だった
のに、アンディのガンによって、ジョシュのキャラクターが
見事かき消されている。ローリーがそんな弟の皮肉が聞けない
事に違和感を覚えていたけど、毒づいていた方がジョシュは
良い味出るのにね。