カイルXY
(Kyle XY) / 2006年アメリカ シーズン2

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第12話(22) 心の壁 Lockdown
「心の壁」家族の争いに苦悩、カイルがとった行動とは


脚本/Charley Dane、Julie Plec
監督/Michael Robison
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カイルはジェシーの頭の中に入り、彼女の記憶の消された記憶
を呼び起こす。そこでジェシーは姉・エミリーが自分のことを
銃で撃つ姿を見ていた。
ジェシーは混乱し逃走する。ニコールは警部に電話すると、
あくまで容疑者ではなく患者として扱って欲しい事を頼む。
ニコールはカイルに対して、ローリーの事が心配だという。
ジェシーがローリーの事を殴り飛ばしてデクランのネックレス
を奪ったことが発覚したことで、ローリーは取り乱していた
のである。自分がジェシーの事をこの家に入れたのだとして
ニコールは罪悪感を感じていた。そんな中、カイルは目眩が
起こると、ニコールは休むことを薦める。

ローリーは寝ているジョシュの元に行く。腹が立って眠れない
というローリーは、復讐するためには悪魔の助けが必要だと
いう。ジョシュは俺は悪魔なのかと呟く。
そんな中、父・スティーブンもそこにやってくると、ローリー
の気分を尋ねる。しかし悪態を付く娘に、気持ちが分かるので
そんな態度にも容認しているが、人を小馬鹿にしたり、無礼な
態度を取るのは決して許さないと警告する。

ジョシュは家の外で歩きながら考えていると、そこにカイルも
やってくる。ジョシュは家の中は悪意で満ちているので対策
を取らないといけないと告げる。ジョシュはカイルに、ローリー
がジェシーに復讐したがっていることについて、何か案がない
か尋ねるも、カイルは関わらない方が良いという。ジョシュは
味方してくれると思ったのにとしてカイルに失望する。
カイルは再び目眩に襲われてしまう。

ニコールは家の者達に外出禁止令を出す。
ジェシーが行方不明であり危険だからという理由だった。

ジョシュはローリーの元に行くが、やっぱりジョシュを復讐
に巻き込むのは辞めるという。個人的な恨みに付き合う必要は
ないという。
そんな中、ヒラリーはクッキーを焼いてローリーの元にやって
くる。アマンダもまたカイルの元へやってくる。

アマンダはカイルに逢うとチャーリーと一緒にしたことを謝罪
する。カイルは本当に疚しいことは決してないことを告げると
アマンダは例えカイルがどんなに疚しい事をしても信じると
告げる。カイルはジェシーの事をどうしたいのか?と尋ねられる
と、孤独で困っているので助けたいという。誰にでも優しいの
ねとアマンダは暗い表情を見せる。そんなアマンダは、町を
出る事をカイルに話す。夢だったピアノの件で2日後、ニュー
ヨークに立つという。どうしたらいいか?とカイルに尋ねるも
それは君が決めることだという。しかしカイルは何処へ行って
も自分はここで待っていると告げる。

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ジェシーがトレガー家を危機的状況に陥れる。
カイルは自分の存在が家族の関係を壊すものだとして悩む
中で、自分はどうしたらいいのか瞑想していく。そして導き
出された答えとして、全ての元凶はマダコープの存在である
事に気がつく。

ローリーとデクラン。
仲裁するのがヒラリーという事で、彼女も随分と更生した感じ。
ニコールに悩みを打ち明けて解決しようとする所など、
シーズン1の頃の悪ヒラリーからは考えられないものがあるな。
結局何だか分からないケンカを経て、ローリーとデクランは
また信頼関係を取り戻した感じ。

ジョシュとアンディ。
皮肉の帝王ジョシュにローリーはジェシーに対する仕返しの
協力を依頼。ジョシュって言葉は凄く切れているけど、実際
の行動力は大したものが無いので、実際にはあんまり加勢
しても頼りにならないのかも。

アンディはいよいよ化学治療が始まるという事で、ジョシュと
最後の一晩を過ごそうとする。化学治療が始まれば、吐くだろう
し、髪の毛は抜けるだろうし、アンディにとってもジョシュとの
関係は良いときのまま終わらせたい気持ちも分からないでもない。
アンディから胸を触ってとした攻勢をあっさりと払いのけられた
ジョシュは凄かった。

カイルとアマンダ。
初めてのケンカも大事には至らなかった。
ただカイルがジェシーの元に走ったことで、アマンダとは暫く
会う機会は無くなってしまうのかな。

スティーブンとニコール。
スティーブンの方は、マダコープが行っている事やカイルを
狙っている事が彼の耳にも知る事となった。
ニコール側でもカイルとジェシーが同類であるとする意味が
少しずつ分かってきたみたい。

次週シーズン2最終話なので、果たしてどんな形で終了するのか。

カイル (Matt Dallas) 不思議男
ニコール・トレガー (Marguerite MacIntyre) 精神科医・母
スティーブン・トレガー (Bruce Thomas) 父
ローリー・トレガー (April Matson) 娘
ジョシュ・トレガー (Jean-Luc Bilodeau) 息子
デクラン・マクドノフ (Chris Olivero) ローリーの男友達
アマンダ・ブルーム (Kirsten Prout) 隣人の女性
トム・フォス (Nicholas Lea) カイルを監視している?
ヒラリー (Chelan Simmons) ローリーの友人
キャロル・ブルーム (Teryl Rothery) アマンダの母 

エミリー・ホランダー (Leah Cairns) XXを捕まえる
ジュリアン・バランタイン (Conrad Coates) マダコープ社
ジェシー (Jaimie Alexander) XX。カイルと同様に作られた
アンディ・ジェンセン (Magda Apanowicz) ゲームオタク
アダム・ベイリン (J. Eddie Peck) カイルの生みの親


ブライアン・テイラー (Martin Cummins) 研究者
ペイジ (Nicole Leduc) エミリーの娘

--- (Vanesa Tomasino) 女性ハイカー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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