カイルXY
(Kyle XY) / 2006年アメリカ シーズン2

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第13話(23) 信頼への第一歩 Leap of Faith
「信頼への第一歩」いよいよ最終回!▽カイルはどうなる!?


脚本/Eric Tuchman
監督/Rachel Talalay
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外出禁止だとされていたカイルだが、ジョシーを探すために
家を出て行く。出て行く際にニコールから貴方とジェシーの
関係は何なのか?と尋ねられ、カイルは同類だと告げる。

カイルはジェシーを見つけると、組織の言うことに従わなくて
良い事を告げる。そして全てが終わるまでは元の居場所には
戻らない事を語る。

エミリーはバランタインの元で実験を受けていたトムの元に行く。
エミリーはこれまで自分の仕事に誇りを持ち、今回の一件でも
カイルの脳からデータを取り出すことが目的だとされていたが
ここまで犠牲が出て良いはずはないとして、トムを逃がす。
トムはすぐにカイルに電話すると、安全な場所に行くよう指示
する。そこには全てが揃っているという。携帯電話は追跡されて
いるのですぐに壊すよう告げる。
エミリーはトムを逃がせばジェシーやカイルにたどり着くと
してバランタインに提言していたが、携帯電話を壊されて追跡
出来なくなる。

ニコールとスティーブンはカイルに起きていることが何なのか
を語り始める。何か変なことが起きているのは確かだった。
ニコールは以前にカイルが火の中に入り無傷で女の子を助けた
事をスティーブンに語る。夫は妻がそんな重大なことを隠して
いたことに失望する。
一方ジョシュたちは両親がケンカしていることを気にする。
ジョシュはカイルが何処に行ったのかとローリーに尋ねるが
知らないという。ローリーはデクランに対してカイルは何処に
行ったのか尋ねる。もしかしてジェシーを探しに行ったのか?
と問うと、それを否定しないデクランに失望する。何で私を
襲った彼女を追いかけ、そしてフォローするような事をするのか
と激怒。カイルはジェシーを連れ戻しに行っただけだとし、
彼を信じてやるべきだと語る。

カイルはジェシーに何故ローリーを襲ったのかと尋ねる。
すると抑制できなかったという。時々周りが真っ暗になり
精神を制御できず怖いというジェシー。ローリーには悪いこと
をしたと思っていると告げると、今度逢ったときにはちゃんと
謝るよう告げる。

カイルはトムが言っていた安全な場所が何処なのかを考える。
指輪が全てだと言っていたがそれは何のことなのか。
ジェシーにアダムの箱を開けて出てきた時の写真を見せる。
そこにはカイルとジェシー、二人とそっくりの写真が写っていた。
ジェシーは裏に書かれている言葉を見て"光が道を示す"と書か
れて居ることを示唆する。ハンガリー語で書かれたものだと
いう。するとカイルは指輪の裏に穴が空いていることが分かる。

一方スティーブンはカイルに関連し、自分の身の回りで起きて
いることを整理する。以前勤めていたLWKソフトが買収された
件で調べてみるとマダコープ社の子会社が買収していたこと。
またカイルの両親だと名乗り出てきた人物に関しても、突然
すりあわせしたように出てきた事を疑っていく。

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カイルはジェシーを探しに飛び出してしまう。
残されたトレガー家は、カイルの身に降りかかっていることは
何なのか、そしてカイル自身は一体どういう人物なのかを探って
いくことになる。

トレガー家のパートは殆ど総集編の形でこれまでのカイルの
行動の回想シーンって感じの作りだった。
カイルの正体を知ったときには果たしてトレガー家はカイルの
事を受け入れるのかどうか。
カイルについて家族の者達が詮索していく姿に、一番拒絶感を
示したのがジョシュだったという辺りが意外だった。今まで散々
エイリアン呼ばわりしてきたのに、他の人が彼の存在を疑って
いくとあまり気分のよいものではないみたい。

カイルとジェシーは一体何処へ向かおうとしているのか。
身に降りかかっていること自体が何なのか分からない中で、
トムの言葉を頼りに真相へと近付いていく。

宝探しをしているような感覚によって、目的地を探すまでの
過程はとても楽しいものだった。

写真に写っている背景を頼りにしたり、指輪に隠されていた
地図を頼りに目的地を探してみたり。
途中で出会うダイナーの親子から、カイルとジェシーが過去にも
この場所に来ていた様なことを聞きつけ、その謎に迫っていく。

散りばめられたメッセージを拾い集めて着いた先にあるもの
とは、アダムとジェシーのモデルとなった人物が住んでいた
場所なのだろうか。
まさかのアダムとの再会だけど、トムが全て面倒を見ていたと
いう事なのかな。
トムが全てを知っているのならばこんなに回りくどいことを
しなくても良いような気がする。

理性や行動をコントロール出来るカイルに対して、ジェシー
はカイルの脳に有る記憶を探り出してくるようプログラムされ
ているのか。理性を制御できないだけでなく、行動自体も
コントロール出来ない彼女。それを知って自ら滝壺に飛び込んで
しまう訳だけど、シーズン3ではどういう繋がり方をするのか。

最後はアンディの出演はなかったね。

カイル (Matt Dallas) 不思議男
ニコール・トレガー (Marguerite MacIntyre) 精神科医・母
スティーブン・トレガー (Bruce Thomas) 父
ローリー・トレガー (April Matson) 娘
ジョシュ・トレガー (Jean-Luc Bilodeau) 息子
デクラン・マクドノフ (Chris Olivero) ローリーの男友達
アマンダ・ブルーム (Kirsten Prout) 隣人の女性
トム・フォス (Nicholas Lea) カイルを監視している?
ヒラリー (Chelan Simmons) ローリーの友人
キャロル・ブルーム (Teryl Rothery) アマンダの母 

エミリー・ホランダー (Leah Cairns) XXを捕まえる
ジュリアン・バランタイン (Conrad Coates) マダコープ社
ジェシー (Jaimie Alexander) XX。カイルと同様に作られた
アンディ・ジェンセン (Magda Apanowicz) ゲームオタク
アダム・ベイリン (J. Eddie Peck) カイルの生みの親


ブライアン・テイラー (Martin Cummins) 研究者
エリ (Terence Kelly) ダイナー"JP's"、カイルたちの事を知る
マーシャ (Julie Patzwald) ダイナー"JP's"。エリの娘


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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