LAW & ORDER (LAW & ORDER) シーズン17 October 27, 2006 第6話 戦争成金 Profiteer 監督／Arthur W. Forney 脚本／David Wilcox -------------------------------------------------------- ジェナの16歳の誕生日会。 父親は軍需企業プレシディオ社のCEOというだけて娘の生徒を 盛大なパーティーに迎える。いよいよリムジンに乗ったジェナ とゲイリーが車から出てくると突然ゲイリーに向けて発砲する 男の姿が有った。 被害者はゲイリー・ハワード(54歳)。 胸を銃弾で撃たれて即死だった。当時の映像はパーティーに 出席していた客が撮影していたが、犯人は写っていなかった。 目撃者によると白人で180cm以上、20歳代だろうとのこと。 捜査に当たっていたエドとニーナ。 ニーナは私の父は誕生日に何もしてくれなかったというと、 エドは「それは愛されていないんだ」と語る。私もそう父に 言ったと語る。 現場近くには経済誌と共に吸い殻が落ちていた。 プレシディオ社の記事が掲載されていた。エドによると防弾 ベストの会社だという。 ニーナはショックを受けているジェナから話を聞くが、犯人の 顔は見ていないとして泣き崩れる。 ゲイリーの妻・ミミは、夫は昨年の娘の誕生日に何も出来なか ったので今年は埋め合わせをすると言って張り切っていたという。 最近脅しなどが有った形跡はないかと尋ねると、先週運転手が 変わったくらいだという。運転手は銃を携帯していたとのこと。 ミミによると会社のホイットニーならば何かを知っているかも 知れないと語る。 7月23日(土)・プレシディオ社 新聞に記事が掲載された後、会社の外で抗議活動が起きたこと があるという。軍との大口契約が決まったことで左翼団体は ウチの会社が政府に謝礼金を払ったと思っているという。 新しい防弾ベストを開発しており、セラミック版とカブラー繊維 によって構成されているベストだという。ゲイリーとの関係を 問うと毎週食事を取るほど関係は良好だった事を告げ、彼は正直 で人望もあつい人だったという。運転手に銃を持たせることにも 反対していた人だったと。運転手は大抵社内の警備係が決めてい るとのこと。 運転手から話を聞くと、抗議活動が一段落したので銃は必要は ないと言われたのだという。16年間この仕事で働いているが、 初めてだとし、何らかの政治的動機があるハズだと語る。 ロイド・サビツキーという元エンジニアの職員が怪しいことを 告げる。かつて戦争に反対するとして、意図的に講義の為に セラミック板を粗悪品とすり替えて生産の邪魔をしていたことが あるという。 7月23日(土)・ハロルド・ドーランのオフィス 7月23日(土)・ターンパイクモーテル 7月23日(土)・ミミ・ハワード邸 7月25日(月)・西182丁目660・ワシントンハイツ 7月25日(月)・アメリカンシールド社 9月7日(水)・ライカーズ島の拘置所 9月13日(火)・ブロードウェイ・デリ&バゲルズ 10月27日(木)・高位裁判所 -------------------------------------------------------- 軍需産業のプレシディオ社のCEOが殺害される。 彼自身とても人望に熱く、正直者だったとする証言を得られる 中、反戦化の元エンジニアのロイド・サビツキー妖しいと いう事で逮捕し、目撃者と顔合わせするがそれを否定される。 捜査している間にハワード家には不審な箱が送り届けられ、 慎重に開けるとそこかにはパープルハート勲章が出てくる。 ネットでも本物と同様のものが買えるという時代だが、 勲章に掘られていた人物は第233輸送大隊の特技兵だったマット ガルシアのものだと判明する。8ヶ月前にイラクの戦地で 狙撃兵によって射殺されている事が分かるが、その時に 身につけていたジャケットはプレシディオ社製のものだと判明 する。 絶対的な物資が不足する中で、例え粗悪品だと分かっていた としても無いよりはマシだとするか、無いときにはあり合わせ のもので防護するしかないとする現場兵士のいう通りの現実が 有るのか、それとも粗悪品が混ざっていたと知りそれでも出荷 した会社が悪いのか。 皮肉だけど反戦的意図を持って粗悪品を社内で流通させた 人物のせいで一人(他多数)の戦死者を出してしまった感じ。 人が亡くならないとなかなかその不正には気がつかないところが 有ったり、主張が通らないところが有るところがまた今回の 事件を引き起こしてしまった感じ。 会社としては認めることは出来ないとする事情もまるで分からない ものではないのは、現場の兵士が証言で語っていた様に、現場で 物資が不足していたこと。 ただ防弾チョッキを一次的に配布しておいて、商品が間に合った 際には取り替えるくらいの手順を取れれば理想的だったのだろう けどね。 事件捜査に関してはまるで難しいものではなかった。 パープルハート勲章が届いたことからメッセージ性の高い事件 で有ったこと。 責任があるとするならば軍需産業に有るのではなく、寧ろ 粗悪品にすり替えたサビツキーに有りそうな気がするけどね。 彼が住んでいたターンパイクモーテルの有る場所がクイーンズ地区 のジャマイカと書かれていたけど、アメリカの都市名って、 地名が他国の都市名と似ているところが多いなと改めて感じる。 勲章が名誉あるもののハズなのにネットで購入出来てしまうという 辺りの戦争で金儲けしているものたちの醜さというものを色んな ところから感じるところも有った。 防弾チョッキが絶対的なものではないということもこの事件の 責任の所在を問うには難しいものがあるような感じがする。 殺人事件を犯した人物はケニーだった。 【事件番号071571】罪状は第二級殺人。 検察と弁護士の駆け引きから、第一級故殺と二級殺人の間で話合い が行われるが、故殺だと10年の施設入所、殺人だと20年の刑務所 服役の差がある。 マッコイはあくまで被害者の家族の気持ちを考えて殺人罪は 譲れないとするものがあり、計画的で有った事。 PTSDとの診断は本当のものだろうけど、それでも加害者の意図が 金の亡者に対する恨みによる動機からも、見過ごせないとする ものが有ったのだろう。 ただプレシディオ社のホイットニーは欠陥を知りつつ製品を 納品していたことも問題である為に、懲役15年で取引しつつ 陪審員に現状を訴えていた。 ホイットニーの主張もブランドゼロに立てたとする思いは伝わって くるものがあり、軍需企業の中でもこの会社が攻撃用のものでは なく身を守るべき防弾チョッキで有るということからも、 なんとなく責めるに責められないところも有ったな。 軍事の大将が来て圧力をかけていったけど、 「戦争のせいで正義が霞んで見える!」とする マッコイの主張が 熱すぎる。 本家の熱さはおやじ達の活躍にあるとは思うのだけど、今回の件 はちょっと個人的には複雑なものを感じた。 エド・グリーン (Jesse L. Martin) NY市警 ニーナ・キャサディ (Milena Govich) 27分署に着任 アニータ・ヴァン・ビューレン (S. Epatha Merkerson) NY市警・警部補 ジャック・マッコイ (Sam Waterston) 地方検事補 コニー・ルビノーサ (Alana De La Garza) 地方検事補 アーサー・ブランチ (Fred Dalton Thompson) 地方検事 --- (Steven Zirnkilton) Narrator (voice) (archive footage) エリザベス・オリベット (Carolyn McCormick) 医師 ビル・ホイットニー (Titus Welliver) プレシディオ社 ケニー・エリス (John Boyd) 第223輸送大隊・兵士、殺人犯 アラン・クロケット (Brandon Scott) 第223輸送大隊・兵士 アーロン・ソロモン (John Benjamin Hickey) アンドレア・ガルシア (Marisa Bernal) マットの妻、息子・クリストファー ナオミ・スカッツバーグ (Adrianne Frost) ケニーの弁護士 ハロルド・ドーラン (Josh Liveright) ロイドの弁護士 ドン・バーレット (Ed Moran) 大将、取引に来る ルイズ・コーナー (Steve Blanchard) アリソン・ハーリー (Margaret Reed) ジミー・デル (M.D. Walton) ロイド・サビツスキー (David Shumbris) 元プレシディオ社エンジニア ジェナ・ハワード (Taylor Korsak) ゲイリーの娘・16歳誕生日 ミミ・ハワード (Mary Beth O'Connor) ゲイリーの妻 Sgt.ハイエス (Eddie McGee) メツェルダー (Suzanne Grodner) 判事 --- (Mike Dooly) Stoneman Sgt.サウンダース (Sean Dougherty) ハッチ (Geoffrey Dawe) 判事 Sgt.ダニー・マクマオン (Steve Cirbus) チャーリー (Jeffrey A. Oberdier) --- (Devin E. Haqq) CSU Tech --- (Liam Joynt) Arraignment Clerk --- (Robert Khakh) Coffee Vendor ポーラ (Taylor Patterson) ザック (Jelani Jeffries) マイク (Steven Kaplan) ローレン (Gabriella Fanuele) アシュリー (Meredith Deane) ジョニー (Graham Davie) --- (Scot Cregan) Army Sgt. Marshall --- (Jenna Lohneis) Witness --- (Steven Weisz) NYPD