Law & Order Los Angeles
Law & Order LA

http://www.law-and-order.jp/la/
http://en.wikipedia.org/wiki/Law_%26_Order
http://www.tv-tokyo.co.jp/law-and-order-la/




 

Nov. 3, 2010
第5話(6) 有名議員不倫ひき逃げ / パサデナ Pasadena

脚本/Debra J. Fisher 監督/Roger Young
--------------------------------------------------------
ハリウッドのダウンタウンにあるレストランの女性マネージャー
レベッカ・タウンリーは仕事をしながらシンドい顔を見せる。
スタッフの独り・アントニオたちは仕事が終わるといっぱい飲もう
というが、疲れているからとして避ける。しかし従業員たちとの
関係は上手く行っていて和気藹々としていた。
レベッカは
店から出て駐車場にいくまでの間に突然、車に
轢かれてしまう。


複数の骨折痕が有り、生死に関しては五分五分だという
刑事のクーパーから報告を受ける、T.Jとウィンタース。
被害者はレベッカで、現場にはレベッカのバッグと車の鍵と
携帯電話がバラバラになって落ちているという。目撃者は
ホームレスのサンタだという。T.Jは話を聞くと、猛スピードで
車が女性に突っ込み、一度通り過ぎたが倒れた彼女をまたバック
で轢いて逃げていったとのことだった。車はグレーか黒だという。
彼女を2回轢いたと知り意図的な犯行だと分かる。さらに彼女は
妊娠16週目だと判明する。

店のスタッフ・オーナーから話しを聞くと、レベッカとは2年の
つきあいで有り最高のマネージャーだという。昨年の夏に離婚
をして以来、恋人はいないと聞いていたという。4ヶ月目の子を
宿っていた事を語ると、家族同然のつきあいをしていたのにその
事は知らなかったとの事だった。
先月辞めるといわれたが、困ると言って引き留めたこと。
サンタモニカの店舗に勤務していたが、ダウンタウンの店舗なら
ば働けると言われたので働いていてもらったという。

8月4日(水)・西ハリウッドのレベッカのアパート
レベッカの家を調べると、隣人のカーンはT.Jたちに話をする。
レベッカはここ一ヶ月は帰宅していないという。電気が付いて
いなかったとのこと。帰ったのを見たのは深夜に2回で、手紙を
取りに来たのだという。感じの良い子だったと。
ウィンターズたちは確かにクローゼットが空になっており、
食料が腐っているのを目にする。怪しい人物は見かけなかったか
尋ねるが、見ていないとのこと。誰かから逃げていたのではないか
と推察する。離婚した夫と揉めていたのか?

レベッカの元夫ロバート・フォレスターから話を聞くと、
ちょうど出張の帰りだという。妻が意識不明の状態になっている
事を告げると、驚きの表情を見せる。離婚の原因を尋ねると、
彼女が裏切ったのだという。最後に遭ったのは4ヶ月前であり、
金の話をしたとのこと。離婚はスムーズに行われた事を告げ
不倫相手の名前は知らないとのこと。彼女は相当野心家だった
と告げる。T.Jらは出張の記録を見せて欲しいと告げると、
確かに確認が取れるのだった。

レベッカの父は誰なのか。
レベッカの車を調べると、保険証書などが入っている中で、
ヤーボロー企画の給油カードが入っていることに気がつく。

8月5日(木)・ヤーボロー企画
アダム・ヤーボローに逢ってレベッカの事を聞くと、正社員では
ないが外部顧問を担当してもらっていたという。
T.Jらが話を聞こうとすると、これ以上は弁護士と相談すると
して話そうとしなかった。最後に一ヶ月彼女が滞在していた先を
知らないかとするが話そうとしなかった。

アダムは
ワシントンにも支社を持って居るが、住んでいるのは
メリーランド州だという。ゴンザリスに報告するとロサンゼルス
にも必ず住んでいる場所があるハズで、愛人部屋にしていたの
だろうという。しかしアダムの車は白のBMだった為にひき逃げ
犯とは血が買った。

レベッカの主治医・ワインスタインの元に行くと、男児だと聞い
てレベッカは喜んでいたという。父親が誰かは聞いていないとし、
彼女の自宅の登録は
パサデナで有り、緊急連絡先はアダムになっ
ている事を知る。アダムもまたパサデナに住んでいる事を知る。
先日も彼女の為にその住所にビタミン剤を送ったとのこと。

アダムの自宅を捜索令状を持って行く。
すると家にはキャロリン・ヤーボローが住んでいた。アダムは
夫だという。この家はレベッカが棲んでいることになっている
事を尋ねると、そんな人物は知らないという。愛人と正妻が
一緒に住んでいたのか。家を調べると二階の客間にレベッカの
ビタミン剤が置いて有る事を知ってキャロリンを問い詰めよう
とするとアダムが帰宅する。アダムに事実を話さなければ、
キャロリンを捜査妨害で逮捕することも出来ると告げる。

アダムとキャロリンはそれぞれ署で事情を聞く。
アダムはエラービー弁護士を同伴、キャロリンにはサリヴァン
弁護士
が代理人として同行する。
アダムは妻が不妊だったので
レベッカには代理母になってもらった
事を告げるが、レベッカと出会った経緯がアダムとキャロリンで
は証言に食い違いがある事が分かる。アダムは医師を介して
妊娠したとするが、キャロリンは夫が不倫の末に出来た子だと
いう。憤りを感じたが、たった一つの過ちで長いこと築いて
きたものを壊せないとして踏みとどまったという。
キャロリンは事件当日読書愛好会に出ていたとし、アダムは
資金
集めのパーティーの手伝い
をしていたのだという。

ルイーズにアダムのアリバイを確認すると、確かにパーティー
の手伝いをしてもらったとのこと。アダムはネルソン下院議員
一緒に帰宅したとし、彼は国防歳出委員長を務めている人だと
いう。


8月7日(土)・リバーサイドのネルソン下院議員のオフィス
8月11日(水)・ネルソン下院議員宅
8月12日(木)・アタロガソリン
8月14日(土)・ロス市警本部・電子機器室
9月20日(月)・サウスヒルストリート、上級裁判所
10月7日(水)・上級裁判所

--------------------------------------------------------

野心家だが、スタッフたちからは信頼の厚い女性・レベッカが
マネージャーをしているレストランの仕事の帰りに車に
はねられて重症を負う。一命を取り留めるが、妊娠していた
彼女は胎児を失う事になる。
彼女を調べるが、ここ一ヶ月の間自宅に帰宅した形跡が無く、
何処で生活していたのか分からない中で、車の中に有った
ヤーボロー企画の社員証からレベッカの身元を調査していくと
やがて下院議員へと繋がっていく。

なかなか事件の流れがスライドしていく流れがとても興味深く
描かれ、政治家の為に自分の家族を犠牲にしているスタッフ
たちの苦悩が描かれた感じ。
そしてその政治家の為に犠牲になっているのが何よりも家族で
有ったということ。

卵巣ガンを克服して強い女性だと言われたパトリシアが最終的
には、自分の存在を消し去ろうとする女性に対して刃を向けた
格好だったけど、途中でマシューという子供の名前が出て来た
ので完全に途中から、息子による犯行だろうなという視線で
見ていた気がする。正直、パトリシアが無線で遠隔操作して
アリバイ偽装を単独で出来るとは思えなかったので、息子の
犯行を庇っているのかと思った。

殺しを依頼され実行したのが元夫だったけど、二人が離婚した
のもレベッカによる野心が発端となる浮気が原因だったのだろ
うか?

ドラマとして興味深く描かれているのは共犯者の存在を炙り
だしていく終盤の展開のめまぐるしさに有ったと思う。
正直実行犯だけで犯行の真相を明かすのは難しいかと思ったけど
上手い事見つけ出していくものだね。

堕胎を担当するのがタカダ医師ということで、変なところで
日系人の名前が出て来たな。アメリカと違って堕胎に関する
倫理感が希薄なのがアジア全般に言える事なので、そういう
名称の医師が担当したのか?

最後の上級裁判の判決を下したのもまた日系人らしいタナカ
という名前の人だったし、末期ガンだとしっても容赦ない
判決が心に響くモノが有った。

どうでもいいけど、ウィンターズには3人も子供が居るという
設定なのね。若いのにそんな子作り・子育ての時間なんて有る
のか!?

それぞれの野心がいやらしく見えて来る物語だったね。

因みに今回担当した検察は、モラレス&プライス組でした。
プライスが被疑者の男に対して嫌悪感を示すのに対して、
男は独りでは生きていけないものなんだというモラレスの
フォローのセリフが意外に思えた。

ロサンゼルス市警察
レックス・ウィンターズ (Skeet Ulrich) 刑事、3人の子供の父、妻 ・ケイシー
トマス・TJ・ジャルザルスキー (Corey Stoll) 刑事、ウィンターズの 相棒
アーリーン・ゴンザレス (Rachel Ticotin) 警部補、勤続20年のベテラン
リカルド・モラレス (Alfred Molina) 地方検事補、メキシコ系移民の父
ジョナ・デッカー (Terrence Howard) "ジョー"、地方検事補、政治的野心も強い
エヴリン・プライス (Regina Hall) 地方検事補、モラレスとコンビ
ローレン・スタントン (Megan Boone) 地方検事補、デッカーのアシスタント
コニー・ルビローサ (Alana De La Garza) 地方検事補、オリジナル版
から異動
ジェリー・ハーディン (Peter Coyote) 地方検事
ミワコ・ニシザワ (Tamlyn Tomita) 検視官
--- (Steven Zirnkilton) Narrator (voice)

トーマス・ネルソン (John Benjamin Hickey) 下院議員
レベッカ・タウンリー (Rebecca Mader) レストランマネージャー
ロバート・フォレスター (Michael Mosley) レベッカの元夫、
テーバー (Christopher Cousins) Nelson's Lawyer
パトリシア・ネルソン (Kate McNeil)
テレサ (Joan McMurtrey) Rebecca's Mother
アダム・ヤーボロー (Rob Benedict) ヤーボロー企画・ネルソン支持
キャロリン・ヤーボロー (Karis Campbell) アダムの妻
ルイーズ・ハモンド (K Callan) ネルソン支持、資金集めパーティ
タリン・タナベ・フォード (Amy Hill) 上級裁判・判事
エラービー (Freda Foh Shen) Forrester's Lawyer
アントニオ・サンチアゴ (Marcos A. Ferraez) レストランのスタッフ
--- (Robert Cicchini) Restaurant Owner
クーパー (Samantha Adams) 所轄の刑事
--- (J.J. Boone) Desk Nurse
テリー・サリヴァン (Jeff Harlan) キャロリンの弁護士
ステイシー・マリス (Tina Huang) ロス市警本部、電子機器室
ハル (Cooper Huckabee) アタロガソリンの従業員
ピーター・ワインスタイン (David A. Kimball) 医師
--- (Omar Leyva) Waiter
--- (Chris Erric Maddox) Tech
--- (Jeris Poindexter) Homeless Man
--- (Katie Savoy) Bartender
カーン (Kasey Mahaffy) レベッカの隣人

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system