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May 30, 2011
第18話(11) ロシア美人スパイ / プラマーパーク Plummer Park

脚本／Rene Balcer 監督／Milan Cheylov
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ニックとエイミーのリバガル夫婦は、妻が先行してサンタバー
バラの実家に子供達を連れて行く。少し遅れてニックも合流する
予定だった。ニックはカートを押している隣人のドロシー・レ
ーンに声を掛ける。

ドロシーはエンジンをかけたままの車が一時間以上リバガル家
の前に停まっているとして警察に通報する。ベヌーティ刑事
たちはリバガル家を訪問すると二人の男が銃を構えていた為
射殺する。すると浴槽には家の主であるニックの遺体が発見さ
れる。

すぐに市警察の捜査が入る。
鑑識・ニシザワによると、浴槽は酸化カルシウム(生石灰)で
遺体を処分しようとしていた所だろうという。被害者は殴打に
よる頭部外傷が見られ、打撲痕や鼻の骨折痕が見られるという。
死因は心筋梗塞だろうと。
ニックは金細工の職人をしていて主に婚約指輪などを製作して
いた。レックスは現場で犯人が所持していた荷物が、目隠しや
ガムテープ、そしてカメラなどが有る事から、当初の目的は
誘拐だろうという。しかし途中で誘拐しようとしていたニック
が心臓発作を起こした為に計画の変更を余儀なくされたのだろ
うと見ていた。
外に止めてある車からは、使い捨てケータイと札束、そして車
の鍵しか見つからず、それ以外の痕跡はなかった。

ニックは1988年にロシアから移住していた。家と車のローンが
有り、金持ちとはほど遠いのだという。しかし妻・エイミーの
実家が金持ちなのだろうと。痕跡を残さない手口は巧妙だが、
実行犯は抜けているところがあることから、共犯者が居るハズ
だと疑う。

ドロシーから話を聞くと、二日前に家の前に車が駐まっていて
取り調べにきた警察官にクラクションを鳴らしていたとの事。
T.Jたちは車が停めてあったとする場所を調べると、そこから
はタバコの吸い殻、ペパーミントガムの包み紙が発見される。

エイミーはゴンザレス刑事らに事情を語る。
二人の犯人の写真を見せるが、知らない人物だという。
電話やメールなどで財政状況を聞かれた事はないかと尋ねると、
夫は働き者だったが、ロシアの親類達に送金していたのだと
いう。ただ人がうらやましがるものなんてウチにはない事を
語る。
T.Jたちは親類に金持ちなど居るかを尋ねると、彼の弟は
石油ビジネスをしていて金持ちだという。

国土安全保障省は容疑者が二週間前にモスクワから空路で
入国していた事を確認していた。
国土安全保障省のストロナックによると、ニックを誘拐した
人物はミカエル・コミャコフとイゴール・ラグーチンとして
ビザ申請・入国しているという。ターミナルの防犯カメラでは
男性2名と接触し、申告したホテルのバスに乗っているが、
ホテルには泊まっていないとのこと。書類にはイーグル親睦
クラブが連絡先になっている事が分かる。

11月3日(水)・イーグル親睦クラブ
職員のフォリックによると、4ヶ月前に店舗はオブロモフという
人物に貸したという。直接にあったことはないが三ヶ月分の
家賃の前払いをしてくれたとのこと。
現場に有料放送の通知が届いている事が分かる。届先はローレル
キャニオンだった。

その住所に行くと外にはペパーミントの包み紙が落ちていた。
室内を調べるが既にもぬけの殻で、人が居る気配が有った。
この場所を監禁する場所にしようとしてたのだろうとし、
外にはなんと遺体を埋めるための穴が既に掘ってあることが
分かる。

室内に有ったレシートの店でローリーという店員から、被疑者
を写真を見せると、二度に渡って購入していったという。
多分彼らはロシア人で、二度目は女性の生理用品を買っていた
事を知る。三日前に購入したということは、リバガルを殺害
した翌日であり、もしかするとこの地域にはまだ潜伏する可能性
が有った。

そんな中犯人の車が10日前にノースフラーで違反切符を切られて
いる事を知る。レックスは先ほどの家の中にチェスの盤面が
有った事から、ノースフラーでチェスと言えばプラマーパーク
である事を語る。
公園にいるグリーシャたちから話を聞くと、確かに二人の男が
いた事を告げ、人妻のアンナ・アクロイドをずっと見ていた
ことを聞く。

11月5日(金)・アンナ・アクロイド邸
11月6日(土)・レニーの店
11月10日(水)・地方検事局
11月16日(火)・連邦捜査局
11月19日(金)・カナダ総領事館
11月22日(月)・上級裁判所
11月23日(火)・上級裁判所
11月30日(火)・バーバンク空港
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幸せに暮らすリバガル家の主人が殺害される。
犯人は既に射殺するが、誘拐しようとしていた跡が有り、共犯者
の存在も現場の状況から浮かび上がってくる。
ロシアからわざわざ入国してきた誘拐犯が一件の失敗で帰国
するハズもなく、必ずや何処かに潜伏しているハズであり、
捜査をしているウチに、更に誘拐されているアクロイド家の
存在を見つける。

ロシアンマフィア絡みの事件だと思い、なかなか証言出来ない
事情が有るのだろうなと思う所が有ったけど、実際にはなんと
自分たちがスパイだった過去が有るというのがミソだった。

「クリミナル・マインド」でもロシアンマフィアが街全体
を支配して証言出来ないような圧力を誇示しているものが
有ったけど、アメリカの報復の連鎖・縛りとも言うべき
ギャングやマフィアの存在はもう少し何とかならないのだろうか。

死刑が抑止効果になっていないところが有る為に、ここまで
容易に証言を拒んでしまうものがあるのかな。
最近のドラマを見ていると証人保護をしていても、情報が
もれて襲われるという事が有るしね。

叔父だとしていたアンドレイは結局何だったのかよく分からな
かった。冒頭で殺害されたニックの弟はロシアの石油ビジネス
をしていて大金持ちだとしていたし、今回アンナの叔父の
アンドレイもまた自分は石油貿易で儲けた為に親戚やアンナの
母からは嫉妬されているという。

現場でアンナが縛られていなかったところを見ると、犯人との
関係は微妙なモノが有り、結局ボリス・コヴェラチュクという
男はアンナとは知り合いだけど、アンナはボリスが誘拐事件
を起こしている事を知らなかったという事なのか?