LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班)
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





第6話 消えた詐欺師 The Extra Man

脚本/Marlane Meyer
監督/Jean de Segonzac
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シドニーは赤毛のカレンデニスを紹介し、カレンはそんな彼と
親密になり今日はホテルで逢うことになっていた。シドニーは
バーナードにバレたらまずいのではないか?と忠告するが・・・
カレンは美容院にいき、そして買い物をすると、約束の時間から
は一時間も遅れていた。デニスに電話し遅れることを告げ、
いそいで彼が泊まっているホテルへと向かう。デニスの部屋に
入ると、なんと彼は無残な方法で殺害されていた。

警察の捜査が入る。
ホテルのオーナーに聞くと被害者のデニス・デュポンがチェッ
クインしたのは午後1時。
ホテルには投資の商談に使っていたのだという。
通話記録には2時10分頃電話があり、カード払いはパリの銀行
から引き下ろされている事が分かる。現場には
女性の爪の欠片
が落ちているのをゴーレンは見つける。
ホテルの清掃員によると、2時前に女性が急いでエレベーター
を下りていくのを見たという。
毛皮のロングコートを着た女性
だったという。
エイムズは娼婦を引き入れたのではないか?とするが、部屋に
シャンパンが用意されていた事から特別な女性を招いたので
あろう事を指摘する。地の飛び散り方からして、ドアを開けた
瞬間に襲われたであろう事を示唆しており、その後に灰皿で
殺されたのだろうという。顔が判別できないくらいにぐちゃぐ
ちゃになっていた。被害者が着ていたのは
高級店のオーダーメ
イドスーツ
だと分かる。

オーダーメイドした店に行って被害者のことを尋ねるが、相手
の住所も電話番号も知らないという。いつも政治・経済・株の
話をしていたとのこと。フェルペスの紹介で着た人物だという。
フェルペスから話を聞くと、彼は有名なデュポン一族で母が
フランス人なのだという。とにかく口の上手い人物だという。
先日たまたまフレンチレストランで見かけたときには、投資銀行
家のマーカム家のロイシドニーと食事していたみたいだという。

3月7日(水)、マーカム家へ。
話を聞くと彼とはあまり親しい関係ではないという。確かセン
トラルパーク近くに住んでいるという事くらいしか分からない
との事だった。

3月7日(水)、デュポンのアパートへ。
アパートの管理人に話を聞くと、アパートはブラックストーン
が彼に貸していた事が分かる。このアパートはとても気むずか
しくて、タバコを吸うだけでクレームが入る程で、女性を連れ
込んでいたのは見た事が無いとの事。

3月7日(水)、ブラックストーン家へ。
デュポンとは数ヶ月付き合っていたが、寝ていたのは一度だけ
だという。夫はデュポンとの関係は気にしていなかったとの事。
ゴーレンは部屋に飾られている写真を見て、旦那がゴルフの
コンペで男性とばかり写真に写っているのを見てゲイだろうと
推察する。デュポンの事は彼の付き人であるフィリックス・ペ
レス
に聞けばいいという。

3月8日(木)、検視局で、ロジャースから結果を聞く。
一時間ほど拷問で殴られた後窒息死させられているという。
犯行はプロによるもので、顔の傷は死んだ跡にぐちゃぐちゃに
されたものだという。

デュポンがどういう人物なのか全く分からなかった。
遺留品を調べるも、ドナルド・トランプの名刺や大統領の
住所まで記載されている事に気がつく。相当なセレブの生活を
送っていたのか。
フィリックスがリムジンサービスで働いている事を知り、
そこの関係者に話を聞くと、彼は裏稼業として空港から外国人
を違法で送迎していたという。その過程で金持ちの男性から
助手として雇われていたことを聞く。

3月12日(月)、ペレスのアパートへ。
彼の部屋には多数の著名人のサインを偽装した形跡が見つかる。
そこでコーブ家との繋がりが発見される。

バーナード・コーブと妻・カレンからデュポンについて話を
聞きに行く。不動産業をしているバーナード。投資をする際
デュポンの身元を調査したら名門家のデュポンとは何の関係
も無い事を知ったので投資は行わなかった
とのこと。彼とは
画廊でのパーティーで出会ったという。そんな会話をしている
際にゴーレンはカレンの様子がおかしいことに気がつく。

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名門の出で投資家の男性デニス・デュポンがホテルの一室で
惨殺される。しかし捜査していくウチに、デュポンだと名乗る
男性の素性が分からず、デュポン家の系譜の中にも存在しない
人物だと知る。その内、彼はロイ、ミンディ、ジョージなど
から投資という名目で一口30万ドルの金を奪い去っている事が
分かる。

素性の分からない男性に金を出すという辺りが、セレブたち
の感覚なのか。まぁ儲け話ということで横の繋がりが作用して
金を出してしまったのかも知れないけどね。

冒頭では浮気が原因で嫉妬した夫の犯行かと思ったけど、
殺害は金絡みの事だった。

皮肉にも男性陣は敵視しているデュポンという男性に、女性陣
は心情を良く理解してくれて相談にも乗ってくれるとして、
金が取られたことをそれ程怒っていない感じだし、歪な夫婦
関係の構図が明らかにされた格好だった。

今回はデュポンもこれまでの犯人とは違い、とても頭の良い
人物だった。それだからこそそんな容疑者と対峙するゴーレン
の能力が引き立つような内容であり、色々と心理合戦のような
様相を呈する物が有った。
デュポンも不幸な境遇故に心に傷を抱えているだけあって、
案外操りやすい人物であった部分は否定できず、そんな彼の
性格を見抜いたゴーレンはやっぱり凄いなと思う。

しかし投資家達は、レスリーが殺害したと勘違いしていたのね。
レスリーも金を強請るために殺したような事を告げていたの
かもしれないけど、一度悪党に弱みを見せると、一生たかられる
感じがして生きた心地がしないだろうな。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

デニス・デュポン (Eric Thal) 詐欺師:ディディエ・フーコー33歳
カレン・コーヴ (Haviland Morris) 赤毛、デニスと浮気
ロイ・マーカム (John Doman) 投資銀行員
シドニー・マーカム (Patricia Charbonneau) ロイの妻、カレンの友人
バーナード・コーヴ (Daniel Gerroll) カレンの妻、ゲイ?、不動産業
トム・サンティーニ (Steven Marcus) 新聞記者、挑発記事を書かせる
ミンディ・ブラックストーン (Donna Mitchell) 投資被害
レスリー・ローチェ (Terry Serpico) 取り立て屋
ハーランド (Gene Canfield) 刑事
シモーヌ・デシルバ (Guenia Lemos) ディディエの恋人
ローゼンタール (Dean Nolen)
フェリス (Peter Bartlett)
ジョナサン・フェルペス (Walter Hudson) デニスを紹介する
--- (Russ Salzberg) Little
--- (Paul D'Amato) Nesci
レオン (Tracy Howe)
ロシェール (Elizabeth Roby)
ヘッダ (Jane Cecil)
シプリアーニ (Neal Lerner)
アーマ (Maggie Burke)
アイダ (Denise Lute)
フェイスト (Robert Levine) 判事
--- (Gabor Morea) 学者
ラットライス (Allie Woods Jr.)
アイリーン (Bonnie Rose)
--- (Angelique Doudnikova) Maid
バスコム (Thomas Schall)
クインティン・ランダール (Jan Austell) 投資家、ハメようとする?
サミュエル・ベル (Johnny Russo) ノミ行為の前歴
サムソン (Ron Berglas)
シャーロット (Alicia Levy)
--- (Maduka Steady) Room Service Waiter
--- (Bob Freschi) Arraignment Clerk

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