LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班)
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





第12話 ラストチャンス Crazy

脚本/Rene Balcer
監督/Steve Shill
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アンソニー・チャールズ・ウェブフォテリというレストラン
ウェストチェスター警察の麻薬課の捜査官・マイケル・スト
ーヴィク
と会話する。彼は普段夜にジムに行っていたが最近は
朝に出かけるようになったという。
ウェブの元に女性からの電話が鳴ると、彼は42号法廷にいるの
でそこで逢おうという。

カーバー検事はこの日、法廷で殺人事件の件で弁護士と争う。
そこの証人として出廷してきた精神科医のウェブは心神耗弱
だったとして、無罪を証言する。
仕事が終わるとウェブはサラに逢う。サラは姉のジュリー
件で助けて欲しいとウェブに協力を求める。ウェブはサラに
ホテルで飲み直さないかと誘うがまだ関係が早いとしてやんわり
と断られる。

ラリー・フェルドマンはこの日、息子のリッキー
ユダヤの
成人式を迎えたとして、お祝いのパーティー
を開いていた。
ラリーは心臓外科医だが、妻のジュリーとは別居しており、
離婚協議中。その祝いの席に新しい恋人のローレンを連れてき
て紹介する。ジュリーはなんであの女を呼ばせたのかと激怒。
その席でもウェブはサラに近づくと、ウェブは姉の娘・ソフィー
と話をする。

そんな中、トイレに行ったラリーがなかなか出てこない事に気
がつくと、フレディが鍵を開けて中に入る。するとなんと
ラリーは
銃で撃たれて亡くなっていたのだった。息子のリッキー
はその姿を目撃してしまい涙する。

すぐに刑事達は現場を調べる。
サイレンサ付きの小口径の銃で撃たれて居る事。そして殺す前
にはラリーを跪かせて撃ったであろう跡が見つかる。
ゴーレンは
ジンの臭いがするのに気がつく。
ローレンから話を聞くと、付き合って来週で4ヶ月目になるとし
妻とは別居し揉めていた事を聞く。ラリーはいつも赤ワインが
好きで飲んでいたとの事だった。

3月10日(土)、フェルドマン家へ。
ジュリーから離婚について話を聞く。扶養手当や財産分与の件
では既に話し合いがついており、現在
養育権について協議中
った事を知る。

ウェブはサラに逢うと、
グレートノースギャラーに連れて行く。
そこで87年ウラフクの作品が目に留まるサラ。ウェブはプレゼ
ントするというが、それを断るサラ。それよりも今日留守電に
ウェブから14件も電話が入っていた事を尋ねると、ラリーが
殺害された件で心配だった事を告げる。

ユダヤの成人式に用意された食事は92人分。しかし78人が
来ていた。14人が欠席しているという。

3月12日(月)フェルドマンのオフィスへ。
そこで出席者以外の人物について調べていると、その中に
ルッ
という
元マフィアの幹部の名前がある事に気がつく。
心臓病で引退した男性で、ラリーは執刀し命の恩人だと言って
いたという。

3月13日(火)、家庭裁判所で調停の記録の閲覧をする。
フェルドマン家の離婚について調べていると、年収が70万ドル
なのに対して裁判所は月に千ドルとしており、また財産分与では
500万ドル分の資産があるのに対して、30万ドル分しか妻側
に渡そうとしていなかった事が分かる。その審査をした判事
エドウィン・ランキンだと分かり、ハロルド・ランキン
マフィアのルッチの弁護士だった男だという。判事が箝口令
を出している事が分かる。

聖マタイ病院でラリーの娘・ソフィーが治療を受けている事
が分かる。看護婦から話を聞くと、ソフィーの母が娘の
股間の痛みを訴えたという事で連れてきたのだという。
性的
虐待のような跡
が見つかっていた事が判明する。
ジュディから話を聞くと、娘の虐待の心配と夫への怒りが
有ったでしょう?と尋ねるが、弁護士は黙秘すべきだとして、
何も語らせようとはしなかった。

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■殺害されるラリー

心臓外科医のラリーはユダヤ人。
ユダヤ人ってあんまり離婚が許されるものではないと思って
いたけど、男性側からは一応許されているのかな。
スティーブン・スパルバーグはユダヤ系の人だけど、両親が
離婚しているしね。

さて殺害されたのは離婚に於けるものが関係しているのか。

■娘ソフィーの虐待疑惑

捜査が進むにつれてソフィーが虐待されていたのではないか?
と疑う物が出てきて、益々妻側には夫を殺害する動機が見つか
ってしまうけれど、冒頭からウェブが関与している事は明らか
なんだよね。

それにしても箝口令とはこれ如何にって感じで、そんな事出来る
のかなという感じがする。

■箝口令の影にマフィアの存在

まぁ元マフィアですけど、法廷にもそんな人物の影響力があった
とするならば悲しい事ですね。

■サラとウェブ

サラはウェブに助けを求めたくて利用しているだけなのだろうか?
明らかに一方的な関係であり、サラには気がない事は明らか
だけど、サラの曖昧な態度が、ウェブをモンスター化させた
所もあるのかも。ただまぁ猟奇的な人物なので交際を付き合う
のもちょっと恐い物が有るのかな。

■使用された銃弾

32口径・ロッシ88という麻薬捜査で押収した銃が使われている
事から、ウェストチェスター警察の麻薬捜査課が疑われていく。
そしてウェブが警察官組合との仕事が多い事や、職務適性検査
を行っていた事から、上手い事関係や繋がりを掴んでいく。

■おとり捜査

エイムズがウェブから話を聞いたとして麻薬捜査課のマイケル
に近づき、殺害を依頼する。当然フェイクの流れで、マイケル
がウェブに文句を付ける電話をした事でアウトになる。
マイケルの過去の事を調べると自らも虐待を受けていて、
虐待自体を許せなかったみたいだね。

■犯行時の心神喪失を訴える

また小憎らしい作戦で裁判を回避しようとしていたウェブ。
自分は精神科医なのでその辺はお手の物という感じなのか。
ただその辺もゴーレンにかかると形無しだね。

ソフィーが虐待されていたのではなく、実際には虐待を受けて
いたように意識を誘導されていた様でその供述書を見て、
周りの人たちも彼女が虐待されていたと洗脳されていったのね。

ゴーレンが最後に問い詰めていくのはお約束だけど、また迫力
が有って凄い物が有るね。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

チャールズ・ウェブ (Michael Gross) 精神科医
サラ・リンドストロム (Stephanie Seymour) ジュリーの妹
ジュリー・フェルドマン (Jenna Stern) サラの姉、妻、離婚調停
リッキー・フェルドマン (Jason Fuchs) 息子・ユダヤの成人式
ソフィー・フェルドマン (Lydia Jordan) 娘
ラリー・フェルドマン (Danny Maseng) 心臓外科医・父親
マイケル・ストービック (David Lansbury) ウェストチェスター警察・麻薬課
--- (Reathel Bean) ウェブの弁護士
スティルマン (Reed Birney) 検事補
--- (John C. Vennema) Mrs. Feldman's Attorney
エミル・スコダ (J.K. Simmons) 精神科医
--- (Julie Halston) Gallery Owner
--- (Dashiell Eaves) Waiter
アーレーン・シリアー (Christine Farrell) Forensics Tech
--- (Ricky Ullman) 1st Boy
ジェミー・スカヴァート (Catrina Ganey)
トーマス・ルッチ (Joe Paparone) マフィアの大幹部
ヴァレリー・パスチェ (Traci Godfrey)
ローレン (Lauren Gott) ラリーの恋人
--- (Seth Barrish) Bouchon
ビクトリア・コルビー (Peggy Gormley) 判事
ブレンダ (Sally Mayes)
スコット・フレイデン (Joel Rooks)
マックス・ヒーリー (Jim Jacobson)
ボストーン (Patrick Tovatt) 裁判官
--- (John Joseph Gallagher) Clerk
--- (Jason Moscartolo) Uniform Policeman
--- (Rebecca Wisocky) CSU Tech
--- (Les McDonough) Court Clerk
リーザ・ゴールドマン (Annika Marks) 美女

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