LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班)
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





第13話 騙されたセレブ The Insider

脚本/Elizabeth Cosin
監督/Jan Egleson
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リリーセリーナと共にいつものクラブへと繰り出そうとして
いたが、父・ワートンは娘に対して、この記事は一体何なのか
と問い詰める。先日は車で人を轢きそうになった記事が掲載
され、今回はクラブのオーナーとの性生活についての記事が
掲載されていたのである。リリーは宣伝の為だとするが、
周りからこんな人間だと思われるのだとして、クラブには二度
と行くなと警告する。あの男とこれ以上付き合うようならば
ヤツを潰すと脅し、あくまで自分はリリーの味方だと告げる。

しかしリリーとセリーナは
クラブ"アズテック"へと足を運ぶ。
常連客で彼女の取り巻きのエディに、父親が娘を脅すなんて
あり得ない事を告げる。エディは何ならばオレがオヤジを消し
てやろうかと不気味なことをいう。そんな中で、リリーの写真
を取るパパラッチの姿が有ると、エディは突然ナイフを取り出
し辞めろと警告する。しかしその間に入ってきたのはこのクラブ
のオーナーのジョン・ハンプトンだった。エディに対して
次にこんな真似をしたら出入り禁止にすると警告する。
ジョンはリリーを化粧室に呼び出すと、クスリを受け取る。
そして吸引すると頭がフラフラになる。そんな中、リリーと
セリーナは外で空気を吸おうとして裏口から出て行こうとするが
フランク・ベンチュラビンセント・ルッソが、サミュエルズ
という男をボコボコにしている姿を目撃。そこにはジョンの
姿も有った。リリーは意識がもうろうとする中、父親に電話する
が・・・

コロンバスボートクラブの中で叫び越えが聞こえるのを管理人
男が目撃し、中に確認に行くと人が腹部を刺されて亡くなって
いた。
殺されたのはリリーの父・ワートンで、そこには娘の
姿が有った
のである。すぐに警察がやってくる。

ワートンの父親は広告王のタイタス・カーライルで大金持ちだ
った人だった。被害者を見ると
両刃のナイフが凶器として利用
されており、倒された際には頭を打った形跡が見つかる。
また裂傷も有り、
ボートのオールで殴った痕跡が有った。
ワートンは
ミュンヘン五輪のボート競技に出場した経験も有る
人物だと知る。凶器が2つ有る事。そしてそりオールからは
指紋が消されている事が分かる。管理人によるとここにくる
のはホームレスの人間くらいで特に近年問題が発生した事は
無いという。

リリーから話を聞こうとするゴーレン。しかもリリーが薬物に
手を出していることが分かり、検査させて欲しいと頼む。
しかしそこに父親の弁護士を務めていたリッチモンドがやっ
てくると、検査の必要も無いし、リリーを自宅に戻すべきだと
して弁護されてしまう。
リリーはリッチモンドから、警察に嘘をつくのはダメだとしな
がら答える必要のない時は自分が教えるという。全ては私の
言うとおりにして欲しいとの事。

リリーはゴーレンたちから事情を聞かれる。
父親とは木曜日に雑誌の記事の件で衝突が有った事を語り、
仲直りするためにボートハウスに行ったら殺されていたという。
ブロンクスからここには誰と来たのか?そしてナイフを持ち歩く
様な友達は居るか?と尋ねられる。何で父親は怒っていたのか?
と問うと、クラブのオーナーとの男性関係を暴露した記事が
掲載され、宣伝の為だったがそれを怒ってたという。去年の夏
にもカメラマンと衝突して雑誌に掲載されている事を知る。
夕べは誰と一緒に居たのか?と尋ねるが、弁護士はクラブで
聞けば良い事だとして答えさせなかった。

1月12日(土)、アズテッククラブへ。
オーナーのジョン・ハンプトンから話を聞く。
金曜日は混んでいたので彼女が何時帰ったのかは知らないと
いう。リリーには店のPRをしてもらっていたとの事。
アリバイに関しては友人のセリーナと来ていたので彼女から
聞いて見れば良いという。

1月13日(日)、セリーナの家へ。
両親が立ち会う中でセリーナから話を聞く。リリーは父親に
ついて何を話していたのか?と尋ねるとリリーの父は口うるさく
してクラブの出入りを禁止しようとしていたという。あの店の
オーナーの事を酷く嫌っていた様で、潰してやると話していた
と告げる。木曜日の夜の事について尋ねると、当日裏口で
2人の男性が暴行を受けているのを見たという。マフィアと噂
されている人物との事だった。

駐車場に話を聞きに行くと、ここには昼間にジョンが車を
止めているという。一台ワンボックスカーが置いてある事に
気がつく。所有者はサミュエルズのものだった。

1月16日(水)、サミュエルズの家へ。
リトルウエストで4人組に襲われ車を奪われたという。気がつ
いたら病院のベッドに居たという彼。クラブで働いていたのか?
と問うと、あそこの音響を担当していた事を告げる。コーレン
はマフィア絡みだと知り、恐くて証言出来ないのではないか?
とするとそれを認める。写真を見せると、自分を殴ったのは
フランク・ベンチュラとビンセント・ルッソだと分かる。彼らは
ジェノヴェーゼファミリーの構成員だと分かる。
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■FBI vs 殺人課刑事

今回はマフィアを取り調べるための潜入捜査中のFBI捜査官と、
殺人課刑事の対決だった。

一年以上の準備を掛けて組織を取り締まるために奔走している
潜入捜査官の姿を見ると、一瞬殺人事件は放って置いてFBIの
捜査を優先させてあげて欲しい気もしてくる。

■ゴーレンとエイムズの過去

ゴーレンは過去麻薬取締課に4年居て、潜入捜査を3度指揮して
27件の事件を全て有罪に持ち込んだ経歴。
一方エイムズは、風紀犯罪取締班に3年居て、売春婦を捕まえる
為におとり捜査していた過去が有るようだ。

■ジョン・ハンプトン

今回のキーマンとなる人物。
単純に悪党なのかと思っていたけど、なんと潜入捜査官。
リリーからジョンの話として、ルッソが極秘起訴されていた
事を聞いた事から発覚していく流れ。公表されていない事を
知っていたという事で、FBIに問い合わせにいくとウォレス
捜査官からその事実を聞く。

■凶器は両刃のナイフ

リリーが突然供述を初めて、その中で両刃のナイフをダガー
だと話した事で、ジョンに吹き込まれた情報である事を知る。
策士は策に溺れてしまったのか。
またミイラ取りがミイラとなっている現実が有る事を知る。

■ジョンを変えた物は何?

元々は優秀な捜査官だと思うけど、いつの間にか自衛のために
殺人を犯すような行動をしていた事が判明。多少マフィアを
問い詰める潜入捜査なので仕方が無いとは思うけど、その辺の
線引きが難しい物が有るね。
過去にアリゾナ州で情報提供者が殺害された時にも似たような
事が起きていた様だ。

ジョージョー・ベンテス事件なる事件やら、ファミリーを
起訴に追い込めたのは自分のお陰だとするジョンの姿。
潜入捜査は難しい物が有るね。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ジョン・ハンプトン (Adam Trese) クラブ経営/FBI潜入捜査
リリー・カーライル (Aleksa Palladino) セレブ
ウォリス (Michael Mulheren) FBI
ホール・リッチモンド (Jonathan Hadary) 弁護士
エマニュエル (Meg Gibson) A.U.S.A
セリーナ・ウィットフィールド (Elizabeth Reaser) リリーの友人
ジャック・ウィットフィールド (Dan Mason) セリーナの父
--- (Del Pentecost) Forensics Tech
エディ・ダットン (Eric Millegan) リリーの取り巻き、ナイフ所持
フランク・ワグナー (Tom Stechschulte)
ビンセント・ルッソ (Robert Funaro) ジェノヴェーゼファミリー
ライリー (Andre Royo) クラブの照明係
クリスタル (Nicole Alifante) ライリーの恋人
ピート (Craig Walker)
ローレンス・ゴルディーノ (Rick Warner) 裁判長
フランク・ベンチュラ (Chris Cenatiempo) ジェノヴェーゼファミ リー
ワートン・カーライル (Jeff Hayenga) 富豪、父、被害者
--- (Ian O'Malley) Reporter
--- (Dennis Ryan) CSU Tech
--- (Jarlath Conroy) Caretaker
--- (Marty Grabstein) Pomerantz
--- (Eddie Pepitone) Court Deputy
--- (Rumaisa Rahman) College Student

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