LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班) シーズン2
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent




 

Feb. 2, 2003
第12話 操り人形 Suite Sorrow

脚本/Rene Balcer、Warren Leight
監督/Jean de Segonzac
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ナン・ターナーケンに対して、娘・ジュリーには決して言っ
てはダメだとして、
小切手を手渡す。
ケンはジュリーに遭うと、小切手を手渡された事を告げ、目の
前でその小切手を破ると、
俺たちは別れようと告げ、指輪を
外して出て行ってしまう

ジュリーは母・ナンの元に駆け寄ると、また娘の幸せを壊して
いるとして激怒。彼は私を愛しているのだとし、私の人生で
ある事を告げるが、母は貴方は私の元で暮らして働いていれば
良いのだと語る。
先週ホテルを売るという話が出ている事を父・ターナーは娘に
語ると、ナンに腹を立てないよう落ち着かせる。お前は将来
有望で若くて美人で才能に溢れており、どんな男でも夢中に
なる存在だと語る。

そんな中、ターナーの元にホテルの従業員が奥さんが電話に
出ないとし、下の階では奥様の部屋から水が出ている事を指摘
する。ターナーは急いで妻・ナンの元にいくと、彼女は浴槽内
で沈んで発見される。

すぐにゴーレンたちが捜査にやってくる。
抵抗の跡は無く、浴槽の脇にあるワインもこぼれていないと
いう。酔って浴槽で溺れたものなのかというエイムズに対して
ゴーレンは水が入らないように普通は喉が締まっているものだ
が、この遺体は喉が開いたままで肺に水が入ったのだろうと
いう。その証拠に遺体は普通水に浮くのに沈んでいたと語る。

額には注射の跡があるという検視官のエリザベス。
水ぶくれになっているのは
ボトックスの注射だろうという。
顔の神経伝達物質を抑制する施術だろう?とゴーレンはエイムズ
に尋ねるが、私は知らないという。室内には精神安定剤と
心臓の薬が置いて有った。

通報したのはナンの警備をしているクーパーだった。
元刑事をしていて、ターナー家全般の警備を任されていると
いう。溺死だと知らせたのは保険金のドラブルを考慮しての
ことだという。自殺の前歴はあるのかと尋ねると、彼女は誰
よりも強い人だったのでそれは無いという。夫のターナーも
またナンが自殺すれば敵対しているものが喜ぶだけなので
絶対に自殺はないという。ターナーは20年来続いているポーカー
の日だったので出かけていた事を語り、妻は一人で部屋に居た
のだろうとし、娘のジュリーはケンと遭うと言っていたという。
妻は父親からホテルを受け継いだのだとし、それがとても
大変だった事を語る。
妻は家族経営に拘っていたとのこと。
ゴーレンは室内に探検家ピアリーのナイフがあることに気がつく。
妻の父が買ったものだという。
敵がホテルを買い取る動きをしていたのか?と問うと、動くと
したら、ライバルのヘレン・グリムウォルドだろうとのこと。
家族信託によってホテルはナンが経営権を失えば娘のものに
なるのだという。

ジュリーとケンから話を聞く。
母とは8時前に遭ったとし、その時は上機嫌だった事を語る。
私はケンと中華の出前を取って映画を部屋で観ていたという。
ホテルは売る事は考えて居らず娘に引き継ぎたがっていたとの
こと。
アルゴキンホテルは3千万ドルで売れたのではないか?
というゴーレンに対してケンは4千万ドルだという。
タウンソン
ホテル
とは規模が違うとし、自分は不動産業をしているので
その辺の事情に精通している事を語る。

11月21日(木)・タウンソンホテル、パークアベニュー。

11月29日(金)・ロイド・プレスコット事務所
12月2日(月)・ライカーズ刑務所
12月3日(火)・カフェブラジリア

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ホテル経営者の女性・ナンが殺害される。
ホテル業界ではライバルの経営陣が買収合戦を繰り広げている
状況の中、母親は娘・ジュリーの身を案じて娘に近づく男性
を次々と排除していたことで娘は母親に対して少なからず
恨みを抱いている事が明らかになっていく。

可能性としては幾つか考えられたけど、今回出てきた主要人物
の殆ど全てが殺害に絡んでいた。もちろんそれが例え不本意
だったとしてもね。
本当にジュリーの身を案じていたのが誰なのかという感じで、
金持ちに生まれた限りはこういう事件も如何にも有りそうだ
という感じのエピソードである。

ただ正直あんまりネタとしては面白くなかった。
娘は操られていた訳だけど、娘自身にも問題はありそうな
感じがしてくるし、如何にも金目当て、ホテル目当てで
近づいてきているケンは相当きな臭くて、こんな人物を
良く信用し、盲信出来るなという感じがいた。

一部美容ネタが絡み、ボトックスが何に使われたのかが
興味深く描かれて、その際エイムズに美容ネタを振ると
いう所が面白かったのかな。

過去には盲信している娘に対して事実を突きつけて彼氏を
はねつけたのに対して、今回は何故同様のことを行わなかった
のか。
ホテルの経営権だけを見れば、母親が病を患っている所を
見る限りではそう遠くない未来に娘のものになりそうな中で、
何を急いで行動を起こそうとしていたのか。
そんな疑問点を解決していくということで、殆ど司法の
活躍の場もなく事件が解決してしまったのかなという感じ。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

カルロス (Manny Alfaro)
ダーウィット・クーパー (James A. Baffico) ナンの警備、元刑事
ヒューゴ (Bryan Batt) タウンソンホテルの美容師
--- (Andrew Cassese) Reporter
ジェイソン (David Drake) タクソンホテルの美容師、ボトックス
マリソル (Mariane Ebert) カフェブラジリア
ケネス・レイフィールド (Michael Hayden) "ケン"、ヘレンに精通
--- (John Horton) ターナー家の顧問弁護士
Mr.ターナー (Hal Linden) 父
--- (Pete Macnamara) Ass't. Medical Examiner
ロイド・プレスコット (Colin McPhillamy) 金融関係
ピーター・バーレンズ (Tom O'Rourke)
ニナ (Nancy Opel) カフェブラジリア・カメラ
--- (Betty Ouyang) Reporter
ナン・ターナー (Judith Roberts) 母、ホテルのオーナー
ジュリー・ターナー (Amy Ryan) 娘
メルセデス (Cristina Soler)
ペントン (Patrick Welsh)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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