LAW&ORDER:クリミナル・インテント
Law & Order: Criminal Intent シーズン3





March 7, 2004
第15話 秘かな敵意 Shrink-wrapped

脚本/Rene Balcer、Diana Son
監督/Jean de Segonzac
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精神科医・エロイーズのオフィスにクリスチャンがやってくる。
しかしエロイーズは彼に対して今日は診察日ではないとして
追い返す。
クリスチャンはバンドメンバーの一人だったが、バンドの約束
を破り一人でスタジオを使って誕生日用の曲を作ってCDに
落とす。

エロイーズたちは誕生日会の為にレストランに家族(夫・グラハ
ムと娘・カミラ
)と友人家族と共に来ていた。するとその店に
はクリスチャンがやってくる。一体何のつもりなのか・・仕返し
のつもりなのか。

帰宅する中、エロイーズのオフィスに立ち寄ると、オフィスは何者
かによって尿がまかれていた。グラハムは警察を呼ぼうという
が、自分で片付けるとしてエロイーズは語る。何者かがドアを
強引に破って入ったであろう形跡が有った。

録音スタジオで男性の遺体・クリスチャンが発見される。
管理人によると8時から予約をしていた客で金持ちだという。
遺体を見ると体には酸によるヤケドの跡が有り、接近した
状態で、台所用の包丁で腹部を刺されて死亡していた。
凶器も現場に残されて下り、その状況から知り合いによって
殺害された可能性が高かった。
ゴーレンは顔に縫合した痕があることや目にあざがあること
を知り、バンドメンバー間で抗争が有ったのかという。
メンバーたちは弁護士を立てて対応してくる。確かに先週の木曜日
に彼の方からギター機材を蹴ったり殴りかかってきたので
ボコったことを語る。
縫合したからには病院に行っているハズであり、精神科にも
通院しているだろう事を告げる。ゴーレンは現場に散らばって
いたCDも気になっていた。
そのタイトルを見ると"自己実現"、"感情の転移"と書かれて
おり、全てはセラピー用語だというものだった。

2月11日(水)・エロイーズ・バーンズの事務所
被害者のチャーリーは確かに患者だったという。彼の母は出産
と同時に亡くなってしまったことを受けて彼には罪悪感が
有ったのだという。過去に4度ケンカし病院に運ばれていること。
しかしエロイーズは自分は彼を見始めてから4ヶ月なので
よく診ていないことを語る。しかしゴーレンは彼に呼び出されて
病院に行っていることを語ると、自殺の心配をしたのかと問う。
エロイーズは彼の振るまいについて話合いたかったのだという。
一方ゴーレンはオフィスのカーペットの一部が張り替えしている
ことや、机の敷物が無くなっていることを指摘。エロイーズは
ネコが尿をしたのだというが、ゴーレンはオフィスのドアも
壊されている事を指摘する。侵入した跡だとするが・・・
その侵入された日は、日曜日で空港で友人を見送る間に入られた
のだという。
ゴーレンは感情の転移に関して、カウンセリング中に小児時の
ことをぶつけることでしょと問うと、命を犠牲にして自分を
生んだ母に感謝しつつ、罪悪感を持ちつつ、それを背負わされた
ことに対して恨んでいたのではないかと告げる。その転移が
エロイーズに向かったのではないかとし、彼が机に尿をまいた
のではないかという。私は医者であり私生活に於けるけじめ
はつけていると告げる。ゴーレンがエロイーズのミニスカート
姿であることに対して皮肉ったのに対してエロイーズもまた
嫌みを言ったのかに思われた。しかし私が言おうとしたのは
ソーシャルワーカーや心理学者に対してだと告げ、クリスチャン
はマゾヒストだったという。

2月12日(木)・デビッド・クレイトンの事務所
2月13日(水)・ターニャ・コーカーのアパート
2月18日(水)・ルーク・ビントンのスタジオ
2月20日(金)・音楽学校練習室
2月25日(水)・精神科医院
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クリスチャンという精神科医に通院する男性が殺害される。
バーンズ家の母親・エロイーズの病院に通院歴が有る中、
治療を施す間に彼女に対する思いが強くなっての行動が
見られ始める。クリンチャンは自分を出産すると同時に
命を失い、罪悪感を抱いている患者だったが、エロイーズ
に対する固執はそんな母が生きていれば同じ年齢だった
ところに起因しているのか。また彼を殺害したのは、実は
心理学者をしている夫が、エロイーズが明らかに恋をして
服装の傾向が変わったことに対する嫉妬心から殺害に
及んだのではないかとするものが有った。話してどういう
状況が起きているのか。

夫婦で精神的な駆け引きと称してゲームのような形で
相手のことを陥れて屈服させようとする意図が存在して
いるようで、こんなことをして何が楽しいのかって感じだけど
「ゴシップガール」のチャックとブレアみたいな関係だね。
これは精神科医と心理学者という違う立場の人物が、自分の
スキルの高さを見せつける為、そして自らの能力の高さを示す
為に人の心を支配しようとしたのだろうか。

こういう夫婦の対決は、コメディの枠で使われることは多いんだけどね。

とても単純そうで複雑すぎるトリックだったので、一つ一つ
の行動の意図が額面通りの行動ではなく、全て妻が夫に
ゲームに勝つため、妻が夫にゲームを勝つために22年間の
間ずっとそんなくだらない駆け引きによって、この家は
ある意味どの患者よりも病気だったという辺りが皮肉
だった。

娘は無視された結果、自分の事を見て欲しいとする両親への
訴えが見た目上の行動として現れていなかったという点で
もう少し本音が語り合えると良かったんだけどね。

そんなことをする必要があるのかって感じにも思えるけど、
次々とくだらないことを繰り返しては相手の手の内の先を読んで
行動を起こしていた様子。それでも殺害するという
選択肢だけ取らないとする最低限のルールとして存在して
いたのだろうか。

「クリミナルマインド」なんかを見ても身内のプロファイル
はしないという取り決めが有るし、精神分析、心理分析医
たちが夫婦になる際にはその辺の線引きが必要だね

母親を見返したい思いで娘はチャーリーを誘惑しようとした
のかもしれないが、チャーリーの求めるものが母親像に
有ったことを見ると難しいのかな。

自供はとれたけど、それぞれの不可解な事象に関しては
正直証明するのが難しそうだね。
夫が妻のオフィスに小便していたというくらいならば
DNAとかそういうもので調べられそうだけど。


ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

グラハム・バーンズ (Brent Spiner) 心理学者、父親
カミラ・バーンズ (Taylor Roberts) 娘、教師
Dr.エロイーズ・バーンズ (Margaret Colin) 妻、精神科医
ペネル (Richmond Hoxie)
クリスチャン (Gene Farber) 患者
ルーク・ヴィントン (Danny Burstein) 芸術家、銅製の絵
ターニャ・コーカー (Tasha Lawrence) ドラッグ中毒、グラハムを訴え
ジョン・エメリー (Cornell Womack)
デビッド・クレイトン (Walter Charles) メンタルクリニック
リコ (Will Janowitz)
フランク・ラスデイ (Patrick Boll)
フィリッペ (Jean Brassard)
KJ・ミンケンズ (Joseph McKenna) グラハムと飲む、武器商人を紹介
デレク (Eric Wippo)
ヨマンズ (Scott Johnsen) 捜査官
ジェイミー・オーティス (Kristoffer Falcones) カミラの生徒
ロス (Ed Setrakian) 判事
マイケル・ホリンジャー (K.C. Ramsey)
カーティス (Danyon Davis)
ビル・ヘファーマン (Robert Trumbull)
セレステ (Lyssandra Cox)
--- (Andy Dawson) (voice)
--- (Joe Suba) Security Guard



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