LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

第6話 女子大生の悲劇 Sophomore Jinx

脚本／John Chambers 監督／Clark Johnson
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アダムとサラは勉強を終えてバルコニーでイチャついていると
中庭の茂みの中で女性が倒れているのを発見する。

その頃、エリオットは深夜の2時30分過ぎに娘のモーリーンが
帰宅するのを知り、アルコールチェックをした後に誰と居たの
か?と問い詰める。話をしようとしない娘に当分は外出禁止だと
語る。

エリオットとオリビアは、聖レイモンド大学で殺人事件が起き
た事を受けすぐに現場に行く。大学は教会が併設されている
カトリック系の大学だったが近年大学バスケに於いてもベスト
16入りする程の実力が備えた大学だった。
通報を受けた大学の警察官から話を聞くと、被害者は下着を着
けていないようだったのでSVUに連絡した事を告げ、頭部を
石のようなもので殴られ損傷しているようだという。
オリビアは現場に被害者のバッグを発見。その中のIDを確認
すると被害者はジーン・ギャラガーだと判明する。

署に戻り犯人像を語り合う。
オリビアは複数犯による犯行だとするが、ジェフリーズは遺体
が無造作に置かれている事から単独犯ではないか?という。
被害者は相当な酩酊状態だった事を示す血中アルコール濃度は
0.27だという。夕べはバスケット部のパーティーが行われていた
事を知る。

10月14(木)、聖レイモンド大学へ。
捜査に当たるのはマンチとキャシディだった。
ジーンの事を教会の神父に聞くと素晴らしい生徒だったとの話
を聞く。しかしよく話を聞いていくと面識がない事が判明る
噂で聞いただけのようだった。彼女は世話人委員会のリーダー
的存在で、女子学生たちが主にスポーツ選手などをサポートし
ているという。委員会の女性に話を聞くと、ルームメイトは
シェリーだったので、その人物に話を聞くのが良いという。
ライリー・クーガーというバスケ部員が近くに居たので話を
聞くと、自分のお陰でこの大学のバスケ部が強くなったと自慢
げに話す姿が有った。マンチらは彼からアリバイを尋ねると、
パーティーの後、OBのおじさんと共に市長と会っていたという。
ライリーによると、同じバスケ部のチャック・モズリーが
当日ジーンと口論していたのを見たという。

ストリートでバスケをしているチャックの元に行く二人。
サングラスを掛けていたので、チャックは二人を「ブルース・
ブラザーズ」呼ばわりして皮肉る。パーティーで被害者と口論
していた件を尋ねると、彼女は酒を飲み始めると手がつけられ
なくなっていたので、それを注意しただけだという。自分は先
にパーティーを抜け出して、1時頃帰宅し母親と一緒にテレビを
見た事を語る。
一方ライリーのアリバイは市長に問い合わせると確かに昨夜
一緒に居たとの報告が入る。
マンチらは、どうも大学側が捜査を妨害しているような印象が
有ると呟く。

10月15日(金)、女子学生寮へ。
チアリーダーをしているシェリーに話を聞く。かつてはシェリー
も世話人委員会に入っていたが、バスケ部は特に有名な選手の
引き抜き合いが激しく、金銭的な授受は禁止されている為に、
引き留めるために接待させられるのが嫌で辞めたという。
しかしジーンは委員会を辞めた自分ともその後も仲良く接して
くれたとの事だった。ジーンは奨学金を必要としていたので
委員会を辞めることが出来なかったとのこと。ジーンがおかしく
なったのはバスケ部がベスト16の結果に終わった頃だと
いう。試合の後に相当派手なパーティーが有り、その後しばらく
実家に帰っていたとのこと。
ジーンの両親に事情を尋ねに行くと、最初はストレスだとして
いたが、話を聞いていく内に、そのパーティーでレイプ事件に
有ったのだ聞く。

ジーンはカウンセラーを受けていた事を知り話を聞く。
守秘義務を口にするが、誰かからレイプを受けていたことと、
レイプのあった後、ジーンに生理が来なくなったことで、相当
参っていたのだという。
チャックにその辺の事情を尋ねるが、話をしようとしなかった。
チャックがフランス文学を専攻している事を聞くと、マンチは
チャックが映画「ランボー」の話をし出し、主人公が権力に
翻弄させられているという言葉を聞いて、恐らくレイプ事件も
権力によって事実を伏せられているのではないかと推察して
いく。
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大学で女子学生がレイプ殺人事件が起きる。
被害者の女性は話しに聞くととても優秀な生徒だったとされる
が、何時の頃からか酒を飲むようになり、荒れるようになった
という。
捜査していく内に容疑者は学生でありバスケットボールの選手
だと推察していくが、目星をつけた二人の選手はどちらも
アリバイが存在する事が判明し、捜査は振り出しに戻るが・・・

大学ぐるみで金になるバスケ部の選手を優遇しているという
のはよく有る設定だけど、その中でも白人と黒人の待遇の違い
やら、世間からの差別の視線が未だに存在すると言った状況が
描かれた。

金持ちの白人はコネがあって何でも握りつぶせるが、ストリート
育ちの黒人は、無実であるにもかかわらず一度容疑の目を向け
られただけで大学には居づらくなってしまうという辺り
なんとも皮肉な形で現れた格好だった。

結果的に殺人の件は酩酊状態によって自ら階段から足を踏み外
したとのことだけど、ストーキングをしていた教師の先生は
ジーンを2ヶ月前にレイプしたとするライリーに対して、何の
殺意も抱かなかったのだろうか?

証言だけでも申告で告訴は出来るとするけど、その証言は
過去に名誉勲章を受けているとはいえ、この件で加害者の
アリバイを誤魔化している刑事だということで、信憑性は有る
のだろうか。

フランス文学の教師も結構イケメン先生で学生から人気がある
のに、何故そんなに歪んでしまったのだろうか?

ステイブラー家の事情としては、娘のモーリーンが深夜にご帰宅。
平行線のまま、結局娘に外出の理由は聞かず終い。
どう考えても娘側に非がありそうだけど、自分にもそういう
経験があるという事を感じて許したのだろうか?
会話の中でステイブラーもフリーセックスで有名なフロリダの
エバーグレイズ大学の学生寮に入りたかったみたいな事を口に
していたよね。既にその頃には今の妻・キャシーと結婚していた
みたいね。

そして裁判ネタは、今回ジェフリーズが担当だった。
首切り殺人の事件だったけど、結局容疑者も殺されて、被疑者
死亡で立件されなかったみたい。

マンチが今回黒人相手に刑事の早とちりで疑い、大学から居場所
を奪った事に謝罪していた。教会や神父が登場していたし、謝罪
というのが一つのテーマとして存在していたのかな。