LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit)

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





第8話 狙われたベンソン Stalked

脚本/Roger Garrett 監督/Peter Medak
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セントラルパークでお爺ちゃんと孫が遊びに来る中、女性の
遺体が発見される。
殺人課のカーラインは、エリオットたちが来ると現状を報告
する。被害者は
カレン・フィッツジェラルド。検事補だという。
レイプされ頭を銃で撃たれて殺されたという。オリビアはカレ
ンの姿を見て、かつて食事をしたことのある人だと告げる。
カレンは検事補になって二年。仕事熱心で誰にでも屈すること
なく立ち向かう人物だったという。ジェフリーズは絶対にこの
事件は怨恨だという。
マンチは
レーバーデーのレイプ事件と類似した犯行だという。
祝日の強姦魔だと言われた事件で未だに容疑者は捕まっていな
かった。

11月12日(金)、セントラルパークへ。
鑑識の女性から現状分かっていることの報告を受ける。
捕まって引きずられて藪の中に連れ込まれたこと。恐らく石で
鼻を強打され、跪かされた後にレイプされ、銃弾を受けて殺さ
れたのだという。
コンドームが落ちており、
44口径の弾で2発撃たれたという。
オリビアはカレンがセントラルパークで本を読むのが趣味だと
聞いた事があるという。辺りを探すと彼女の本
"燃え尽きた人
間"
らしきものが見つかる。その延長線上にベンチが有った事
から恐らくそのベンチで座って本を読んでいた際に連れ込まれ
たのではないかという。
その時ベンチでバードウォッチングしている男性に話を聞くと、
変な男にベンチを奪われたと証言する。エリオットたちは署に
同行してもらい、容疑者の写真を見てもらうと、記憶が曖昧で
10人程度該当者が居る事が分かる。その中でカレンが裁判で
有罪判決に持ち込んだ容疑者は、ケネカ・マジオリチャード
ホワイト
だった。

ホワイト・フィリップス不動産へ話を聞きに行く。
ホワイトはデートレイプの容疑者として起訴された事が有った。
ホワイトによるとカレンの仕事の立場を理解しており、彼女の事
は決して恨んでいないという。自分は無実の罪に捕まったのだ
とし、告訴したのは元妻のルイーズ・ビリングスだった。別れた
一ヶ月後に彼女の方から食事をしようと誘われて彼女の家に
行き、男女の関係になったが、復縁できないと知った彼女が
大袈裟に騒いだのだという。ホワイトに午後3時から5時までの
アリバイを尋ねると、
アストリアで物件を見ていたという。
物件を見るためには特殊なカギで開けるために、開けた際には
記録に残っているという。クィーンズの
クリム不動産にその
記録は残っているハズだという。また共同経営者のキンバリー・
フィリップス
がアリバイを証言してくれるハズだと告げる。

レーバーデー事件の目撃者のレヴィンの元に、ジェフリーズ
とマンチが訪れ、再び容疑者の写真を見て欲しいと頼む。
すると当時現場で自分にぶつかってきたのはジャン・デュソー
という男性写真を指さす。彼はカナダ人だった。

11月12日(金)、クリム不動産へ。
クリムから話を聞くと、自分たちは低価格住宅を扱っているとの
こと。ホワイトには確かにアリバイが有る事を聞かされる。

そんな中、強姦魔の体毛のDNAがデュソーと一致した事が判明。

11月12日(金)、マジオが勤める
トンズ・ドーナツ店へ。
マジオから話を聞くが、その日は家に居た事を告げ、フランク
スターン
という恋人と一緒だったという。レイプした男性が
何故突然男に目覚めたのかと問うと、何とマジオは収監されて
いた際に刑務所で急所に硫酸でかけられて形がなくなっている
事を知る。自分にはレイプなど出来ないのだと告げられ納得する。

そんな中、カレンの親友にショーン・サイモンという弁護士が
居る事を知る。

11月13日(土)、ルイーズのアパートへ。
元夫・ホワイトの事を尋ねると、彼は女性を思い通りにしたがる
人物だという。結婚して三年目に別れたことを告げ、月に2、3度
街で偶然出会っていたという。カウンセラーによれば、ストーカ
ーというのは思い込みだという。事件の有った日も偶然出会い、
彼が機嫌が良さそうにしていたので食事に誘ったが、突然豹変
したのだと告げる。

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■被害者カレン・フィッツジェラルド

セントラルパークで白昼堂々起きたレイプ殺人事件。
過去に起きたレーバーデーのレイプ事件と犯行が似ているとい
う事で、捜査は開始される。
被害者が検事補というだけ有って、殺人課も結構現場で活動
していた感じ。

■目撃証言はいい加減?

結局よく分からなかったけど、レーバーデーのレイプ事件は
デュソーの仕業だったという事なのだろうか。

そして今回の事件もバードウォッチャーのおかけで犯人像は随分
と絞れたけど、第一容疑者にはアリバイが存在していた。

■ストーカー事件

まだこの時代はストーカー規制法が無い時代のようで、
それが有れば今回の事件は防げたのかも知れない。
ただ規制法は有る現在に於いても事件は起きている訳だから
防げるかどうかは未知数かな。

■人を操るのが上手い人物

人を操るには恐怖心で縛るというのが一番だという。
ストーカー規制法が無い時代、こういうのも恐いな。
ただ何故この人物が元妻に拘っていたのかイマイチよく分から
ない。共同経営者の女性は完全に恐怖で縛られていたみたい
だけど、襲われたりはしていないのかな。

■モンスター化した犯人像は母親が作った物?

父親が自殺してしまった事がホワイトにとって衝撃だったの
だろうか。これがホワイトの幼少期の頃ならば分かるのだけど、
5年前の事のようだし、幾ら息子に対して人の言いなりにはなる
なと諭しても、自我が芽生えきった大人ではその辺の判断は
自分で出来るのではないかという気がする。

■二人を殺して尚死刑にならない?

カレン、そして元妻・ルイーズが殺害されたけど、凶器が見つ
からない限り死刑にするのは難しいとのこと。これだけ物証が
揃っているのにダメなのかな。
最後、オリビアやエリオットにも圧力を掛けてくる姿が有った。
罪を恐れない人物に狙われると恐いよな。
またこの人物と対面することになるのかなという感じの終わり
方だったけど、ホワイトとしての登場は無いみたいだね。

それにしてもエリオットはともかく、マンチまでオリビアに
気を遣う姿が有ったな。寧ろジェフリーズの方がオリビアより
も気が強そうだけどね。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
モニーク・ジェフリーズ (Michelle Hurd) 刑事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 解剖医
ケン・ブリスコー (Chris Orbach) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アビー・カーマイケル (Angie Harmon) A.D.A
ブライアン・キャシディ (Dean Winters) 刑事

キャシー・ステイブラー (Isabel Gillies) エリオットの妻
モーリーン・ステイブラー (Erin Broderick) 長女
キャスリーン・ステイブラー (Holiday Segal) 次女
エリザベス・ステイブラー (Patricia Cook) 三女
ディッキー・ステイブラー (Jeffrey Scaperrotta) 長男
セレナ・ベンソン (Elizabeth Ashley) オリビアの母

リチャード・ホワイト (Bruce Kirkpatrick) 不動産業、犯人
キンバリー・フィリップス (Allison Mackie) 不動産共同経営
バーロウ (Jack Hallett)
Mr.クリム (Charles Brown) クリム不動産
ライラ・ホワイト (Sandra Shipley) リチャードの母
Mr.トン (Ben Lin) ドーナツ店
アームストロング (Linda Powell) 鑑識班
ケネス・マッジオ (Bruno Gioiello) ドーナツ店、過去レイプ犯罪
Mr.カミングス (Nat DeWolf) ルイーズ家の隣人
ロペス (Dominic Fumusa) 刑事
アトキンス (Don Creech)
ショーン・サイモン (Lorca Simons) 弁護士、カレンの親友
--- (Joel Rooks) 祖父
ミルズ (Barbara McCulloh)
--- (Michael Phelan) Boy
--- (Santi Formosa) Flower Boy
ルイーズ・ビリングス (Adrienne Dreiss) ホワイトの元妻
ハロルド・レビン (Steve Routman) ユダヤ人、目撃者

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