LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit)

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





第13話 ふたつの顔 Disrobed

脚本/Janet Tamaro 監督/David Platt
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ジャンキーの女性は、埠頭に停車している車で男性が亡くなって
いるのを目撃する。

巡回中の警官がそんな男性の遺体を発見。
アゴから頭に向けて一発撃たれ、そして男性の急所にも一発
銃弾で撃たれていた
。凶器は発見されていないというが、被害
者が所持していた9mmの銃が亡くなっているのが分かる。
被害者はウォーレン・ヴァレラ判事だと分かる。

死亡推定時刻は午後8時から11時。
判事は大抵午後になると図書館に行ったりドライブをしていた
事を聞く。
昨夜は帰宅しておらず、埠頭で一体何をしていたのか。
携帯電話はバッテリー切れ。下半身を射殺したのは色恋沙汰の
もつれから来ているのかと。
撃たれた銃は
シグザウエル229だと判明。被害者が所持してい
た9mmの銃
だった。判事の殺害によって司法長官やマスコミは
捜査状況に圧力を掛けてきていた。判事は主に性犯罪者を多く
処罰してきており、女性の為の
保護施設"安らぎの家"の設立
にも尽力をつくした人物として知られていた。

1月10日(水)、判事の事務所。
秘書のモーリンから話を聞く。判事が有罪にした犯罪者は2千人
以上で脅しなどはしょっちゅうだという。副業は株をしていた
くらいだとこと。

検視医のロジャースによると、銃弾は30cmの距離が生殖器を撃
った跡に、顎に発砲している事が分かる。撃たれる前に射精
しており、陰部には
女性の口紅が付着しているとの事だった。

ウォーレン夫人から話を聞く。
いつも帰宅は遅く、また起きる前に出勤していたので夫とは
あまり顔を合わす機会が無かったという。別の女性が居たのか
尋ねるも、居たとしても私の知らない所で居たのだろうという。
昨夜夫人はバーで一人でいたとの事だった。

エリオットたちは、女性活動委員の副代表をしているエミリー
ウォーターベリー
の元へ。普段は
オールバニーで女性運動を
支援しているとの事。判事はみんなから尊敬されており、オー
ルバニーの安らぎの家で恨んでいる者など居ないという。
ウォーレンとは個人的なつきあいはないので詳しくは知らない
との事だった。

過去に判事が裁いた案件で特に問題が有ると思われるデルフィ
ノ・メレンディス
の家に行く。女性と住んでいた彼は逃げよう
とするが・・・
捕まえて話を聞くと、判事の死は知らないとのこと。火曜日の
夜のアリバイを尋ねると、育児講習に行っていたという。
何故仮釈放になったのかと尋ねると、2226ドルを判事に払った
のだという。
判事本人から寄付しろとの知らせが来たとの事。
しかし犯罪者の言うことなのでその情報が信用出来るのかどうか。

そんな中、最後に判事が電話しているのがエミリーだと分かる。
個人的なつきあいはないと言っていたのに何故明らかな嘘を
付いていたのか。

1月11日(木)、
市庁舎へ。エミリーによると一日に400件も電話
が有るのでイチイチ誰から来たのか覚えていないという。
エリオットとオリビアはエミリーが過去に売春や麻薬で逮捕
されている事を指摘し、判事と関係が有ったのだろうと問う。
犯歴の抹消の見返りに一体何をしていたのか?と問うと、
仮釈放を求める変わりに、寄付金を募り、そしてそれを
仮釈放
委員に報告していた
という。調べてみると確かに仮釈放委員
に対して一度に2千ドルから3千ドルの寄付が渡されている流れ
が有り、しかも一年で470万ドルになっている事が分かる。
クレイゲンは金の流れを追えと指示する。

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■キャシディのSVUでの最後の仕事

キャジティの場合、12年後に放送されたシーズン13の23話に
登場しているけど、基本的にこれで出演は終わりみたいだ。
元々影が薄い警察官だったけど、オリビアと一晩を過ごした
辺りから、なんだか運気が無くなり、急激に立場が悪くなった
感じがする。

今回クレイゲンの使いで、性犯罪の被害者の様子を見に行か
されてその現状があまりに酷く耐えられないとの事から、
麻薬課へと異動になってしまった。マンチとは組んで居たけど
残念ながらマンチのジョークを受け止める人が居なくなって
しまった。

■判事の二面性

表面的には女性の味方。
しかし調べていくと、凄いブラックな一面が次々と明らかに
されていく。賄賂をもらって女性の支援に純粋に金を回してい
たというのならばまだ許せるのだろうけど、被害者とか立場の
弱い人間に性的なサービスを強要していたというのだから
救いようがない。

■目撃者・証言者の信憑性は?

今回のドラマ、目撃者は女性ジャンキーだったし、元犯罪者の
供述も信憑性が有るのかどうかが一つの鍵になった。
ジャンキーの女は銃声2発を聞いて、車の中から青い制服を
着た女性が出てきたという。結果的に空港会社の客室乗務員
をしていたジーナ・シルバーが該当する人物だったけど、
制服を着たまま会っていたという事なのか。

娘が一番可愛そうだったね。

■ジーナの夫・ロジャー

妻への暴行で服役している彼。
何故そんな彼をジーナは釈放したがっていたのか。
実際に話を聞いていく内に、釈放ではなくずっと刑務所に
入れておきたいが為に判事に掛け合っていたらしい。
ロジャーは相当危ないヤツで、仮釈放されるなりいきなり
ジーナに銃を突きつけていた。

■政治的な駆け引き

判事を殺したジーナが釈放されるという意味不明の展開
だったけど、司法取引が成立したのか。仮釈放委員から実体
を探るためにおとり捜査をしていたみたいだけど、電話だけ
だし、特に何をしたという訳でもなかったね。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
モニーク・ジェフリーズ (Michelle Hurd) 刑事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 解剖医
ケン・ブリスコー (Chris Orbach) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アビー・カーマイケル (Angie Harmon) A.D.A
ブライアン・キャシディ (Dean Winters) 刑事

キャシー・ステイブラー (Isabel Gillies) エリオットの妻
モーリーン・ステイブラー (Erin Broderick) 長女
キャスリーン・ステイブラー (Holiday Segal) 次女
エリザベス・ステイブラー (Patricia Cook) 三女
ディッキー・ステイブラー (Jeffrey Scaperrotta) 長男
セレナ・ベンソン (Elizabeth Ashley) オリビアの母

ジーナ・シルバー (Kathryn Meisle) インターコンチルント航空・FA
ロジャー・シルバー (Jack Gwaltney) DVで収監
マーカス (Bill Marcus) 州検事総長・州司法長官事務所にて・メガネ
--- (Kelly DeMartino) ジャンキー
モーリン・ディーン (Linda Halaska) ヴァレラ判事の秘書
エミリー・ウォーターベリー (Angie Everhart) 女性活動委員副代表
キャロル・ピント (Brenda Pressley) 仮釈放委員の女性
シーナ・レイド (Lanette Ware) 被害者の女性
--- (David Mucci) Sergeant
ミニー・ヴァレラ (Judy Frank) 夫人
ドン・ニューヴァイン (Frank Deal)
ラヴォーン (Echo Allen)
--- (Ken Garito) Uniform
デルフィーノ・メレンデス (Otto Sanchez) 法廷で判事を侮辱
ジリアン・シルバー (Pammy Martin)
ピーター・テイラー (Charles Tuthill)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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