LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) シーズン3 http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/ January 4, 2002 第11話 壊れた世界 Monogamy 脚本／Tara Butters、Michele Fazekas 監督／Constantine Makris -------------------------------------------------------- ヒルパーキング。 食事をした夫婦だが、ケビンは駐車の値段があまりに高すぎる として文句をいう。駐車しただけで45ドルもかかるなんて それだけで食事が食べられるという。そんな中、駐車係が 入り口までケビンの車を運んでくる中、妻はなんだかドアが 濡れているという。すると手に付いていたのは血痕だと判明 する。 被害者はニコール・マニングだと判明。駐車場の2階で下半身 が裸になり発見されたというもの。金は盗られていないこと。 頭部を殴られ意識が混濁している状況で運ばれる中、救急車に は到着したオリビアが同乗していく。刺された跡ではないが 体内の胎児が盗られているという。それを聞き始めて被害者が 妊婦だった事を知る。しかし赤ちゃんが居なくなっているという ことは犯人が持ち去ったものなのか。 医者の話では腹部が割かれており、頭部は鈍器殴打による損傷、 そして腹には蹴られた跡があるという。レイプらしき痕跡は あるとのこと。羊水塞栓症でニコールは大変な状況だが、助かる 可能性も高いという。妊娠28週目で順調に育っていた事から 今でも赤ちゃんが生きている可能性は有るのだという。 駐車係から話を聞くと、彼女は一人で来たという。不審者も いなければ悲鳴も聞こえなかったという。ただし裏通りに通じる 階段がここには有るとのことだった。 クレイトンも現場にやってくると、恐らくこの件は怨恨による 犯行である事を告げる。 夫のリチャードから話を聞くと、妻・ニコールと7時にレストラ ンで待ち合わせをしていたという。いつも妻は遅刻してくるので 気にしていなかったという。ここに来るまでは何をしていたのか とリチャードに尋ねると、彼はミッドタウンで精神科診療所を 経営しているので患者を診ていたと語る。 オリビアたちは、妻とは24時間以内に性交渉を持ったか尋ねる がそれを否定する。血液検査に協力して欲しいというと夫も 快く応じる。自分は一時間妻の来るのを待ち、電話もしてみた が繋がらなかったので、一時間後にレストランを後にしたと語る。 誰か彼女に恨みを持っている人物はいなかったかを尋ねると、 妻は優しい女性だったので、そんな人はいないと語る。 現場では指紋が多数発見されていた。 胎盤、へその緒まで犯人は持ち去っていることが分かる。 エリオットは逃走経路が分かったとし、血を拭いたであろう タオルが落ちていた事を告げる。しかし赤ん坊を盗んだ理由 は何なのか。彼女を苦しめることが目的なのではないかと 推察する。 リチャードのアリバイを調べると確かに確認が取れる。 レイプ検査に於いても夫はAB型だが、犯人だと思われる人物の 精液からO型だろうと語る。 妻の車の中に有った指紋の一つはカイル・ノバチェックだと判明 する。カイルは暴行歴、ヘロイン所持歴で服役していた過去が 有り、フィンによるとPCP併用によって暴力的になることが有る という。ニコールは麻薬治療院の看護師だったことから接点が あるとのことだった。 そんな中、エリオットの娘・モーリーンが突然署にやってくる。 クレイゲンのオフィスで二人は短く会話する。 相棒のオリビアは心配しながら彼らが出てくるのを待っていた。 エリオットが出てくるとオリビアは心配して声を掛けるが大丈夫 だと語る。 12月7日(金)・建設現場 指紋が見つかったカイルから話を聞きにいくフィンとマンチ。 今年はこれで三度刑事が俺の元を尋ねてきたぞというカイル。 麻薬はもうしていないと否定する中、昨夜のアリバイを尋ねる と、6時までここの作業現場にいて、7時には大学の講義に出て いたという。車を探しているのではないか?と問い、売り車 に指紋が付着していた事を告げる。するとカイルは持ち主の女性 に一度試乗させてモラッタと語る。メタドン治療院で治療用の 薬を盗んだことがあるだろうとし、赤ちゃんは何処にやったの かと問う。DNAを調べさせろというフィンに対して、嫌だと断る。 12月7日(金)・メタドン治療院 看護師スタッフのキャロルからカイルが来たかどうかを 尋ねるが、患者の情報は証せないと断られる。もしもそれを 教えれば患者が来なくなってしまうのだと語る。職員が脅されて いたことなど有ったのかと尋ねると、脅しなど日常的で有った いう。ここは治療用のドラッグの宝庫である事を告げると、過去 にウチの看護師のエリン・セナがドラッグを盗んだことが有る とし、ニコールがそれを目撃して警察に連絡したのだという。 エリンから話を聞く。 ニコールとは仲が良かったというが、告発されて失業して恨んで いたのではないかと問う。ボーイフレンドは居るのかと問う エリオット。そんな中、オリビアは室内を見て子供用品が沢山 あることに気が付く。話を聞くと警察と社会福祉課の女性に 息子を奪われたのだという。ニコールに嫉妬していたのでは ないのか?と問い、赤ちゃんの居場所を教えろと告げるが、 エリンは突然何かに怯えて、彼女は悪い相手を怒らせたのだと いう。身から出た錆だとし、私には関係の無いことだと語る。 オリビアはエリンは何者かに脅されているのではないか? と告げる。 そんな中エリオットの携帯に電話がなる。 ホームレスの男性が子供の遺体を発見したのだという。 現場ではメリンダが赤ちゃんを抱えており、男の子だったこと を語る。 12月10日(月)・携帯電話会社 12月10日(月)・マニングの自宅 12月12日(水)・第74法廷 12月13日(木)・第74法廷 -------------------------------------------------------- 駐車場で妊婦の女性・ニコールが惨い仕打ちを受ける。 頭を殴られ硬膜下血腫によって混濁状態に有る中で、妊娠中 の赤ちゃんの腹を割いて盗んだものがいるというので有る。 その赤ちゃんもやがて亡くなって発見される。 当初容疑者は医療施設からドラッグを盗んだとされる元同僚 のエリンかに思われたが、彼女は事件のことを知りつつも 何かを隠しているであろう事を知る。果たして赤ちゃんを 取り出して死なせたのは誰なのか。 すぐに犯人は夫だろうなと思うものが有った。 ただエリンがもの凄く思わせぶりな態度を見せていたので、 犯人像に関してはかなり意図的に夫ではないように誘導している なと終わってみるとそう感じる流れが有った。 SVUメンバーの流れとしては、エリオットが少しずつ壊れて しまっている事が気になる点か。最近感情的になり、一つ 間違えば容疑者に対して法を無視した行動を取って取り返し の突かないことをしそうな勢いがある。オリビアたちの 心配を余所に、エリオットは色んな意味で事件自体に 感情移入し過ぎるところが有るな。 そして今回はなんと言っても被疑者が精神科医だったという ことでSVUお抱えのホワンとは、ちょっとした取調室に於ける 駆け引きがあったという点か。 事件自体は夫のアリバイを崩したことから始まり、妻の血痕 が車のキーから見つかった事から容疑が固まっていく。 何故赤ちゃんを殺害したのか。 夫・リチャードが男性としての魅力に欠いているのでは ないかとする劣等感を持っていることや、彼の潔癖症の中から 管理して秩序を取り戻したいとする傾向が有ったことを 指摘して、犯行に及んだ精神状態を精査していくことになる。 裁判ではキャボットは殺人未遂、暴力罪、堕胎罪での起訴を 想定していたけど、赤ちゃんを殺害したとする殺人罪を 考慮すべきだとしてエリオットから働きかけられる。 お腹の中の赤ちゃんにはどの段階から人格が発生するのかと いう議論が行われたこと。 人間と見なされる為の条件が色々と州法の基準として制定 されていて、出産時の状況に置いて呼吸していたか、その 動きの有無などが問われていたものが有り、医学的立証は 難しいものだとされる。ただ陪審員制度であることを考える とそんな定義以上に、7ヶ月の妊婦の赤ちゃんだとすれば、 十分に陪審員も殺人に導くものがあるのではにいかという ところが有ったけどね。 呼吸したかどうかに於いてメリンダは証明出来るとしていた けど、死亡腐敗が起こるとメルカプタンや硫化水素が発生 して肺の呼吸をしたように見えるということでその立証が 難しいことが指摘された。 また弁護士側は感情失調を理由にして無罪にしようとして いたけど、被告人自らを失調状態にある証明の証言に立たせる こと自体茶番で、分析できるということは十分正常な状態 だったという事がそれだけで証明されていると思うんだけどね。 結果的には自分の子だったのに勘違いして、浮気した相手の 子供だと思い殺害してしまった。勝手な思い混みとは怖いね。 エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事 オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事 ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部 ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事 --- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice) アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補 オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) "フィン" 刑事 メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識 ジョージ・ファン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医 スタン・ヴィラーニ (Ron Leibman) 地方検事・キャボットの上司 リチャード・マニング (John Ritter) 精神科医 ニコール・マニング (Tricia Paoluccio) 被害者、妊婦 エリン・セナ (Marianne Hagan) 元メタドン治療院・看護師 モーリーン・ステイブラー (Erin Broderick) エリオットの娘、コロンビア大受験 マリリン・ハイネス (Audrie Neenan) 判事 --- (Robert Funaro) Police Officer カイル・ノバチェック (Bobby Cannavale) 車の指紋、元ヘロイン中毒 トレバー・ランガン (Peter Hermann) 弁護士 ラモン・バーガス (Fernando Lopez) メラニー (Erin Leigh Peck) --- (John Plumpis) Wireless Technician キャロル・デーリー (Starla Benford) メタドン治療院 ケビン (Michael Goldstrom) 冒頭の文句を語る夫婦 --- (Herman Chavez) Parking Attendant --- (Michael Collins) Attending Physician --- (Tye Alexander) EMT --- (Derek Kelly) EMT