LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit) シーズン3

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





January 11, 2002
第12話 小さな少年の勇気 Protection

脚本/Robert F. Campbell、Jonathan Greene
監督/Alex Zakrzewski
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母・マリア・ラモスは息子のミゲルを抱えて病院にやってくる。
長男のルイスは弟が撃たれたとして救急病院の看護師に抱えて
くる母親よりも先に知らせに来る。銃撃されているので警察に
届けなければならないという看護師。重傷だから治るだろうとの
ことだったが、マリアにそれを告げようとするが待合室から
彼女の姿は無くなっていた。

通報を受けてエリオットとオリビアは病院にやってくる。
性犯罪特捜班では児童遺棄も扱うのだという。
看護師によると警察に通報すると言ったら母親は動揺している
ようだった事を語る。下腹部に一発撃たれたが全治するだろう
という。しかし胸部X線によると、銃弾の傷よりも寧ろ骨折の
跡が気になる事を告げ、長年虐待されていた跡だろうとのこと。
住所・社会保障番号も全てニセモノだという。
9mm弾で撃たれており、ある程度の離れた距離から撃たれたもの
だろうということが判明する。20kgの子供を抱えて病院に来た
ということは此の周辺に住んでいるのではないかという。
フィンとマンチは交通機関を調べて見ると語る。
子供の古傷の件で医療記録がないか調べるという。
家が病院の近くならば学校もこの学区内だろうと推察する。

12月18日(火)・公立学校260。
学校関係者に写真を見せると、その子はミゲル・ラモスだと
語る。兄のルイスは5年生で品行方正で良い兄弟だという。母は
住所や氏名を隠しているが転入手続きなどはどうなっているのか
と問うと、確かに手紙を出したら住所不明で戻って来たことを
語る。母親の名前はマリア・ラモス、"チェリー道り552、イース
トリバー公園"と住所には書かれているという。先月入学させた
際には何の問題もなかった事を語る。勝手に偽造したものだろう
という。父は書類上書かれていなかった。緊急連絡先は無かった
としても働いているハズだろうとのこと。放課後に兄弟は
青少年センターに行っていたという。

青少年センターにいくとケビンというカウンセラーから話を
聞く。ラモン兄弟について、週一回は母が迎えに来ていたこと
を告げ、ルイスが実質的に父親のような変わりをしていたのだ
という。

12月18日(火)・2丁目452番地。
ラモス家だと思われる場所に行くとドアには銃でついたような
跡が付いていた。鑑識の弾道検査班によると恐らく車から
発砲されたのだろうとし、タイヤ痕が有り、黒い塗料の車だ
という。兄弟は祖母と住んでいることが分かる。

祖母に話を聞くと、先月娘と孫が尋ねてきた事を告げ、孫の世話
を頼むといってきたのだという。娘と孫には2年ぶりに逢った
事を告げ、マリアは恐らく家が見つかるまで友達の家に居るの
ではないかということだった。
麻薬所持で逮捕歴があり、保釈金を出した事を語る。男友達から
逃げたいと言っていたのだとし、また何か揉めていたとの
ことだった。娘たちはブロンクスで同棲していたようでレストラン
で働いていたという。

レストランにいくと、昨日も刑事が来たという。麻薬の密売風
のものだったとのこと。マリアにしても珍しく無断欠勤だとし、
先日客にマリアの名前を呼ばれたが、彼女は知らんぷりをしていた
という。

12月18日(火)・ブロンクス
12月19日(水)・リハティニックナックス
12月20日(木)・トランシーホテル
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母親によって病院に運ばれてきた男児は銃弾によって腹部を
撃たれている事を知る。幸いにして命は取り留めるが
待合室にいたハズの母親が突然姿を消してしまう。
男児には長年の間虐待されていたとされる跡が見られる中、
捜査していく内に、その男児が突然病室で殺害されること
となる。子供を置いて逃げた母親を追うことになるが・・・

オリビエが冒頭で児童の遺棄に関しては自分たちの部署が扱って
いるという事を語っていたけど、正直性犯罪特捜班が担当する事件
ではない感じのネタだった。
流石に毎回性犯罪だけを扱うというのも無理があるのか。

母親とか息子を見つけて事情を聞くも話さない理由は明らかに
父親を恐れての行動であり、しかもそれがヘロインの売人
絡みの案件だということで、なかなか証人が口を割りたくない
事情というのも伝わってくるものがあった。

麻薬絡みということで元麻薬課のフィンも大活躍。
彼の持つ情報屋を使ってなんとか今回の被害者であり殺人の
目撃者でもあるラモス家が証言しなくても証拠固めをして
起訴したいところだったけど、それもなかなか叶わず、難しい
決断に迫られた。

どの部署が扱うかどうかで証人の保護に対する予算の擦り付
け合いのようなものが有ったな。一番良いのがFBIに
押しつけて証人保護プログラムってパターンなのだろうけど
そうなると祖母とも会えなくなるし寂しい感じがする。
アメリカでも証言に於ける報復を恐れて発言できない人が多数
いるのだからもう少し何らかの対策の強化に乗り出して欲しいところ
だった。

事件自体はそれ程目に付いたものはなかった。
ミルトンとテイタムの無能さで命の危険にさらされたり、
警察に不信感を抱く母親の姿が有ったくらいかな。

狙われていることが明かな状況の中で、マリアが男性を
殺害したけど、意外とキャボットの対応は法に従うとする
名目を告げて、事の本質であるフレドの件の起訴を誤った
方向に導いていくのではないかとするものが有った。


エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) "フィン" 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ファン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

マリア・ラモス (Elpidia Carrillo) 母親
ルイス・ラモス (Jean-Luke Figueroa) 長男、10歳
ミルトン (David Zayas) 捜査官
フレド・ガルシア (Louie Leonardo) マリアの恋人、麻薬の売人
--- (Elain R. Graham) Principal
--- (Liz Larsen) Attorney Regal
ラモン・バーガス (Fernando Lopez)
ジョーンズ (Cortez Nance Jr.) Security Officer
ダニー・テータム (Dylan Price) 捜査官
リサ (Sevanne Kassarjian) 看護師
アニー・コロン (Zabryna Guevara) マリアの変わりに給料を取りに来る女性
ガルシア・ヘルナンデス (Teresa Yenque)
エディ・フェンテス (Otto Sanchez) フレドの手下
--- (Anthony J. Ribustello) Fast Food Manager
--- (Carlos Pizarro) Lookout
--- (Naomi Peters) Nurse
Dr.バレット (Susan Pellegrino)
ロニー (Michael Mosley) the Informant
ダコスタ (Bill Golodner) 捜査官
アンディ・ペンザ (Al Espinosa)
--- (Oscar A. Colon) Liberty Apartment Manager
ケビン・マクドナルド (Paul Baron) 青少年センターのカウンセラー
--- (Ed Bogdanowicz) ND CSU Cop


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