Lie to me 嘘の瞬間
(aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る)

企画 - サミュエル・ボーム
制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ
ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ
エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ
オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター





第3話 優等生の悲劇 A Perfect Score

脚本/Samuel Baum、Steven Maeda 監督/Eric Laneuville
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ニューギニア時代に撮影した写真を見るカルとジリアン。
そこにハイディがやってくると、カルの
娘・エミリーから電話
が鳴っているという。話を聞くと娘は金曜日から科学のテスト
が有るために、
ケイティの家で泊まり込みで勉強をしても良い
かと許可を求めるものだった。カルは嘘だと分かりつつも許可
する。

そんな中、FBIの
ダーディスから先日ロッククリーク公園
殺害された17歳の女子高生・
ダニエル・スタークの件で捜査の
協力を依頼される。ダニエルの母・
キャサリーンは判事で有り、
事件当日に母は判事室に居たとするが、それを裏付ける証拠が
なく、安易に疑うことが出来ない状況だという。遺体の状況
から犯人は正面から殴った跡が有ることから顔見知りによる
犯行であることは明らかだった。

カルはリアと共にキャサリーンに会いに行き話を聞く。
娘と一緒にいて楽しかったことや死んだときの気持ちなどを
聞いて彼女の反応を見る。人生最悪の日で娘は非の打ち所がな
い程、良くできた娘だったという。娘には兄弟が居ない事から
友達を大切にしており、友達を家族のように思っていたとの事
だった。

キャサリーンと面会した時の様子をビデオカメラで撮影し
表情を分析する。1994年に起きた子供を殺害した悲劇の母・
スーザン・スミスの映像と見比べてみる。カルは涙には嘘が
無いが、表情を嘘をついていて眉間に全く動きがないという。

そんな中、ジリアンの元にもNASAから調査の依頼がある。
X48という新型機のパイロット
・デービッド・マルコフが墜落
した件で、機体には異常が無く、更にパイロットの身体にも
一切異変が無いにも関わらず、本人の供述では目眩が起きて
気がついたら緊急脱出していたという。もしかすると意図
的に墜落させた可能性があり、その根拠としては彼の父親は
かつて旧ロシアでロケットエンジンを開発しており、現在
ロシアでもスクラムジェットを開発中である事。72年に亡命
しており、愛国心を疑うべき物が有るというのである。

そんな中、カルの娘・エミリーは警察官に連れられ父の元に
やってくる。ケイティの家でお泊まりのハズが、彼女は自宅
でパーティーを催し、100人以上の客を引き入れて盛り上がって
いたというものだった。

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■名門校に通う女子高生ダニエル

教育熱が加熱するとこういう事も有るという典型的な事件
だろうか。勉強のためにMPHと呼ばれる注意欠陥障害の薬を
服用していたというダニエル。
もう一方のNASAのパイロットの事件でもベンラファキシンと
いう薬が関係していることから、如何にもアメリカが薬漬け
の社会である事が伺える事件なのかも知れない。

■学校関係者・保護者

校長のジョナスは、就任して3年で驚異的に名門校への進学率
を上げた。
担任のファイフ先生は、事件前に被害者と言い争いをしている
姿があったが、聞いていくウチに替え玉試験を受けていたと
いう。アメリカの大学適性試験のSATでそれを行っていたみたい
だけど、他人に試験を受けさせてどんな意味があるのだろうか。

被害者ダニエルの母は、どんな時でも表情が変わらないとの
事だけど、単にボトックス注射を受けているだけとの事。

■怪しい生徒達

ジャーナリストのクラブの落ちこぼれの少年・トロイは父が
弁護士だと虚勢を張るも、あんまりカルにはその脅しは無意味
だった。ただ薬を与えていただけだという。

一方被害者と友人のライリー。
告別式の弔辞でカルは目を付けていたが、結果的に彼女が
犯人だった。殺すほどの事なのかという感じだけど、名門校
であり不正を決して許さない事情が有るだけに追い込まれて
しまったようだ。

■NASAの件

故意に戦闘機を墜落させたのか否か。
当初は自殺願望が有るのではないかと疑われるも、実際には
単なる不安だった。新型機への搭乗はやはり必要以上にパイ
ロットも緊張するのだろうか。それとも戦闘機に乗ること自体
に緊張感を強いられるのだろうか。そうなると殆どパイロット
のとしての適性の問題のような感じもしてくるね。

■映像が全て

やはり表情を見て診断していくのでこのドラマでは、映像が
全てだ。人には無意識にしてしまう事が有るのだろうけど、
その微妙な違いを見分けていくのは相当難しそうだな。
日本のドラマホンボシ〜心理特捜事件簿〜の桐島孝作は
このドラマのティム・ロスを想定しているのか?

■嘘を見抜けることへの苦労

今回カルの娘・エミリーが初めて登場。
嘘をついている事は分かっていても止められない父親の辛さ
が描かれる。しかしアメリカは、ティーンエイジャーも
パーティーが好きなんだね。

カル・ライトマン博士…ティム・ロス(平田広明)
ジリアン・フォスター博士…ケリー・ウィリアムズ(加藤優子)
リア・トーレス…モニカ・レイモンド(皆川純子)
イーライ・ローカ―…ブレンダン・ハインズ(杉山 大)
ハイディ (Kristen Ariza) 女性スタッフ


ダーディス (Anthony Ruivivar) FBI
キャサリーン・スターク (Isabella Hofmann) 判事
デビッド・マルコフ (Sasha Roiz) 中佐
シャウボーグ (Matt Malloy) NASA Director
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) カルの娘
キース・ブレンソン (Steven Flynn) 父・教育委員
ライリー・ブレンソン (Sarah Ramos) 娘、ダニエルの友人
ジョナス (April Parker-Jones) ストライバース高校・校長
ステファニー・ファイフ (Mekenna Melvin) 教師、替え玉
ヒラリー・マルコフ (Christian Corp) 妻、夫を心配
トロイ・ディクソン (Adam Crosby) ジャーナリストクラブ
ダニエル・スターク (Grace Bannon) 被害者17歳
--- (Emma Turpen) Teen Girl 
--- (Ella Dershowitz) Teen Girl 
--- (Gary Hoffman) Suicide Bomber
--- (Aldo Quintino) Teen Boy
カービー (Katelyn Statton)


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