Lie to me 嘘の瞬間
(aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る)

企画 - サミュエル・ボーム
制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ
ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ
エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ
オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター





第6話 善意の罪びと Do No Harm

脚本/Jami O'Brien 監督/John Behring
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2ヶ月前、下校途中に11歳の少女・サマンサ・バーチが行方不明
になる。サマンサの両親は10万ドルの懸賞金を掛ける。
しかしマスコミは養女であるサマンサの事を両親が虐待して
いて殺害したのではないかとする憶測記事まで出ていた。

その真相を探るためにカルとジリアンはバーチ夫妻の元へと
尋ねる。
5年前に養子縁組をしたという両親は決して虐待などしていない
と否定。懸賞金を掛けたのは交通カメラに娘が着ていた手編み
のセーターが写っていたからだという。カルはこの捜査を手が
ける前に改めてバーチ夫妻に、あなた達は娘を殺したか?と尋
ねるが、それを否定する姿を見て、両親は嘘をついていないと
感じ捜査を引き受ける事になる。
家から出てきたカルにマスコミ・取材陣は一斉にマイクを向け
る。カルはチャイナタウンで目撃情報が有ったようだとして
嘘の情報を流布し、注目を分散させるのだった。

一方リアとイーライは、
アシェモントプレスの編集長・クレッ
チマー
からの依頼を受ける。
今度内戦の激しいウガンダから逃げて来た平和活動家の
フィリ
ーダ・ムギシャ
が、今度国で起きている虐殺の事実などを
実体験を元にした本を出版しようとしていた。その件で編集部
宛てに投書があり、ムギシャ自身が大虐殺に関与しているとの
通報を受けていたのである。そこでその真意を密かに探って
欲しいという物だった。

カルたちは少年捜査課の
ドン・ヒューズと逢うと合同捜査を
始める。両親に面会したがまだ誘拐なのかそれとも家出なのか
は分からないとし、しかし彼らは娘を殺害していない事は確か
だと語る。
取りあえず情報提供者に会う事になる。
しかし懸賞金目当てに多くの人が警察署にやってくる。
篩に掛けるように、カルは懸賞金は取り下げられたこと、そし
て嘘の人物をでっち上げてその人物の情報を知っている人に
挙手させる。それらの全てを排除して話を聞く。
その中の一人、ノートン家は
母・カイに連れられディアドレ
がサマンサについて語る。上級生の
ウォルターと一緒に居たの
を見たという彼女。ウォルター家にいき話を聞くと、バス通学
で一緒だったという少年。カルはウォルターが何かを隠して
いる事を悟り、勝手にウォルターの部屋に入り込んでいく。
両親はその行動を非難するが、カルはウォルターの部屋の
クローゼットからサマンサのリュックを見つける。

ドンを呼び寄せると、今すぐにこのリュックの中身を見たい
という。ドンは検視官の調査をしてからでないと、証拠能力を
失う可能性があるとして対応に苦慮するが、緊急性の事だと
言うことで中身をその場で明ける。すると中にはサマンサが
家出する時のために荷物を用意していたことを知る。カルは
ウォルターの表情から、中身は知らなかったであろう事を
悟り、サマンサがもしもの時のために預けていた事を知る。
サマンサは両親と離れたがっていたようだったと語る。

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■カルとジリアンは失踪した少女を捜す

11歳の少女サマンサは2ヶ月前に失踪する。
それが果たして誘拐なのか、それとも家出なのか。
養女という事、そして両親が虐待していたのではないかと
疑われることなど、幾つかの可能性が浮上するが、これが
誘拐であるならば、まず生きては居ないだろう事が想定される。

ドン・ヒューズと合同捜査を行うが、演じているMahershala Ali
The 4400でリチャード・タイラー役を演じていた。

■カウンセラー・ノールトン

養子という事でカウンセラーに通うことは義務だったのか。
それとも母・ロレインが子育ての相談の意味合いの延長線で
カウンセラーに通わせていたのだろうか。
虐待が有ったような事を臭わせているが、ロレインが何らか
の秘密を抱えている事と関係はあるのか。

■ウォルターに託していた荷物

サマンサは家を出て行きたがっていたようだ。
まだ養子という事で家に馴染んでいなかったのだろうか?
ただ養子になったのは5年前の6歳の時なので、それなりの
期間共にしている事は伺えるよね。

■ロレインの隠していたこと

実際には隠していた訳ではないのだろうけど、疑われること
を恐れたのだろうか。小児性愛者の男性もまた疑われること
を恐れて隠し事をしていたしね。
ロレインは言い争いになった際に、押し問答になりその際に
娘がガスコンロのバーナーの火に当たってヤケドを受けた事
が有ったという。父親側はその事実を知らなかった様子。

■小児性愛者の目撃証言

証言の信憑性の有無に関しては、カルは専門なのであっさり
と判明した感じだね。ただ前科のある人を信じるには相当
偏見などを払拭しなければならないので、こういう学者肌の
人でないとなかなか見抜けないものがあるのかも。感情が
入ると、真実を見逃してしまう。
そういう面では、今回ジリアンは養女に出した事が有るという
過去の一面は発覚した。

■ジリアンの過去

夫・アレックとデラウェアから出てきた際に、赤ちゃんを
養子に出していた事があることを告白。アメリカでは出産後
60日の間にその選択を求められる物があり、57日で養子に出
した事を告白。名前はソフィーだとか。
でもジリアンはちゃんと仕事をしているし、何で養子に出した
のでしょうかね。

■リアとイーライの担当

ウガンダ出身の平和活動家・ムギシャが大虐殺に荷担して
いたのではないかとする情報を元にその真意を問うていくもの。

イーライとムギシャが良い関係になってしまい、特別な感情が
イーライの判断を鈍らせてしまった様だ。
しかしリアは天才という役割だけど、徐々にこの分野でも
才能を見せ始めてきたかな。

■ムギシャの中の違和感

大虐殺に荷担していることはなかった。
当然大虐殺に自ら率先しているものではなく、強要されて
加害者になってしまうという悲劇はなかったことが判明。
VTRを分析していくウチに、彼女は実際には体験記と称する
事は全て存在していなかった事が判明。
ただ国ではそのような事が現実に起きているという事実は存在
している。人々の関心を示すために嘘をつかねばならなかった
実情が何とも寂しいね。決して金儲けのためにやったのでは
無いことが分かるだけに辛いことだ。

カル・ライトマン博士…ティム・ロス(平田広明)
ジリアン・フォスター博士…ケリー・ウィリアムズ(加藤優子)
リア・トーレス…モニカ・レイモンド(皆川純子)
イーライ・ローカ―…ブレンダン・ハインズ(杉山 大)
ハイディ (Kristen Ariza) 女性スタッフ


ドン・ヒューズ (Mahershala Ali) 少年捜査課刑事
クリスティーナ・ノールトン (Stacy Edwards) カウンセラー
フィリーダ・ムギシャ (Christine Adams) 平和活動家・ウガンダ
ロレイン・バーチ (Megan Follows) 母
ピーター・バーチ (Bradford Tatum) 父
サマンサ・バーチ (Madeline Carroll) 11歳、失踪、養子
ケビン・リッチ (Andrew Rothenberg) 小児性愛・目撃者
ダイアン・クレッチマー (Alison La Placa) 出版社編集長
カイ・ノートン (Joy Demichelle Moore)
ディアドレ・ノートン (Kristen Combs)
--- (Chip Sickler) Vagrant
Mr.グリンウィズ (Shaun Duke) 父
Mrs.グリンウィズ (Anoush Arakelian) 母
ウォルター・グリンウィズ (David Gore) サマンサのリュック
--- (Cari Champion) Reporter #1
--- (Jane Yamamoto) Reporter #2
--- (Juan Monsalvez) Reporter #3
--- (Bryce Hitchcock) Samantha Burch Look-A-Like
--- (R.L. Scott) Rally goer


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