Lie to me 嘘の瞬間
(aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る)

企画 - サミュエル・ボーム
制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ
ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ
エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ
オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター





第7話 欲望と大義 The Best Policy

脚本/T.J. Brady、Rasheed Newson 監督/Arvin Brown
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学生のマーカスは試験が終わるとイエメンに居る姉・ニコール
の元を尋ねる。しかもマーカスはアメリカのノリで入国時に
マリファナを持ち込む。姉はそれを知ると顔色を変えてとんでも
無いことだとするが、マーカスは全く事情を飲み込めず。
車で走行している中、イエメンの兵士に止められ、マリファナ
の所持を見つけられた事で捕まってしまう。
その後アメリカ向けにマーカスとニコールは強要されて謝罪の
VTRに出演し、如何に酷いことをしたのか心から謝罪するとの
コメントを述べさせられる。

ブレーデン夫婦は、一ヶ月経ってもイエメンにいる子供たちが
何の消息も無い事を不安視し、政府職員・
ピータースを経由
しライトマン研究所にイエメンの交渉人たちが何を考えている
のかの助けて欲しいと頼まれる。
イスラムの法律ではマリファ
ナの所持は死刑
であるという。二日後に判決が出る為にそれま
でに相手の意図を見極める必要に迫られていた。

一方リアとカルは
ジェフリー・ブキャナンの元を尋ねる。
ブキャナンとカルは
オックスフォード大学時代の親友で、
相手の事もよく知っていた。現在
公衆衛生局・長官をしている
ブキャナン。
話を聞くと
リボコワ製薬が作った糖尿病の薬・インスリンの
新薬・プライオウスが研究所から盗まれて、偽造され、その
薬を使った患者が脳卒中になる症状が出ていたのである。
製薬会社の所長の
エリカ・バンデマンは、スタッフの誰かが
内部資料を持ち出したとするが、スタッフ全員に事情を聞いた
所、否定しているという。そこで誰が社外に持ち出したのか
を調べて欲しいという。それが分かれば偽造薬の製造元が判明
するという。

研究所ではカードキーが破壊され、防犯カメラを避けるように
して情報が盗まれていた。カルは研究員から指紋を採取して
調べたい旨を語ると一人の研究員・
アイシャは、早いところ
指紋を調べれば良いと語る。それを聞いたカルは、情報を盗む
際に手袋をしていた為に指紋が付着していないのを知っている
からだろうと告げる。アイシャは
製法を盗んだのではなく、
新薬・プライオウスが脳卒中を招く事
を知り、エリカがその
情報を隠蔽した為に暴こうとしただけだと語る。

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■イエメンで囚われた姉・弟

マリファナの所持で捕まってしまったマーカスとニコール。
中国なんかでも昔イギリスからアヘンを持ち込まれた事で
戦争になり、麻薬に関しては刑罰が殺人罪並に厳しい国が
有るけど、イスラム件でも麻薬は御法度のようだ。

■カルの過去を知るブキャナン

親友からの依頼という事で、張り切るものが有ったけど、
ドラマが進行するに従い、ブキャナン自身も不正に手を貸して
いるのではないかという疑いが持ち始める。
結果的にはブキャナンはシロだったけど、一度相手を疑って
しまうとなかなか関係修復は難しいね。

過去にカルが大学時代に親を失った際にブキャナンは、イギ
リスまで同行してくれた様だ。

■嘘をついているのはエリカなのかウォードなのか。

今回初めてカルが見抜けない案件だったのかという展開に。
ただウォードは嘘でも有り本当の事を言っていたことが分かる。
始めは情報を盗んで製法を売りに出していたが、エリカが不正
を隠していることを知って、その裏付けの為に情報を盗みだそ
うとしていたようだ。

■イエメン代表との交渉

イエメンの大使はアメリカ人と引き替えに色々と要求して
来ている。イスラムでは室内に最後に入ってくる人物が偉い
人だという。過去にオバマとアラファトがそのやりとりを
している映像が有った。日本やアメリカだと逆に客人を先に
中に入れるような気がするけどね。

ハッサム大使が偉いのではなく、後ろに隠れていたラフィーク
代表が偉い事を知る。

■国務省ピータースの嘘

嘘というか情報を開かしていなかっただけだけど、イエメン
に滞在しているニコールは実はCIAの工作員だった。
ピータースにしてみれば、マーカスの命はどうでもよく、
ニコールの正体がバレる事を恐れていた様だ。

VTRを見ると軍事訓練を受けているであろう癖を見抜いていく。

■見て見ぬフリをするのもまた必要な事

ジリアンが何らかの問題を抱えているのをリアが見つけて
カルに語る。
でも普通私生活に踏み込もうとしないだろうに、リアの行動
がちょっと出過ぎている感じはするよね。
相手から助けなり助言を求められるまではジッと待つのも
必要だと説得する。

カル・ライトマン博士…ティム・ロス(平田広明)
ジリアン・フォスター博士…ケリー・ウィリアムズ(加藤優子)
リア・トーレス…モニカ・レイモンド(皆川純子)
イーライ・ローカ―…ブレンダン・ハインズ(杉山 大)
ハイディ (Kristen Ariza) 女性スタッフ


ジェフリー・ブキャナン (D.W. Moffett) 公衆衛生局
アレック・フォスター (Tim Guinee) ジリアンの夫・国務省
ピータース (Rick Hoffman) 政府職員
エリカ・バンデマン (Alexa Fischer) リボコア製薬
アイシャ・ウォード (Deidrie Henry) リボコア製薬・研究員
ラフィード (Waleed Zuaiter) イエメン副大使
ハッサン・イザリ (Nick Hodaly) イエメン大使
ジム・バンダーソン (Marc Vann) 食品・医薬品局
デンベック (JD Cullum) ニーマン研究所・博士
ブルース・モリモト (Tom Yi) リボコア製薬・研究員
クリスチャン・ボイス (Matthew Ellis) リボコア製薬・研究員
ダイアン・ブラディン (Jeanie Hackett) 母
ロバート・ブラディン (Lou Richards) 父、ニコールの事を知る
マーカス・ブラディン (Brian R. Norris) 大学生・弟
ニコール・ブラディン (Jessie Lande) CIA職員、イエメン滞在
ヘザー (Taryn O'Neill) 国務省・受付
--- (John Dugan) P.O.W.
アン・マリー・マクダーモット (Liza de Weerd)
クリスティーン (Wendi Kenya)
--- (Kordo Doski) イエメンの兵士
サラ・コールマン (Sharon Brathwaite-Sanders) 妻
ドリュー・コールマン (Tony Aaron II) 脳卒中で倒れる
デビッド (Roman Itkin)
--- (Mohammad Kavianpour) Yemeni Official
--- (Sean R. Lake) Security Guard
--- (Noah Smith) Lightman Employee


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