Lie to me 嘘の瞬間
(aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る)

企画 - サミュエル・ボーム
制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ
ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ
エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ
オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター





第8話 絶望の連鎖 Depraved Heart

脚本/Dustin Thomason 監督/Adam Davidson
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インド人の女性が橋の上から落下し自殺を図る。
カルは朝から娘の
エミリーを車で送る中、渋滞しているのを
見てその原因が自殺に有ることを知る。
近くに知り合いの
検事・ゲールの姿があった為に尋ねると、
彼女は状況確認をしているだけだと語る。今回自殺したのは
ジャヤというインド人。そして三日前には同じ場所から姉の
ダーラが同様に自殺しているのだという。
二人とも観光ビザで来たが働いてインドの実家に仕送りして
いたという。

カルは研究所にいくとVTRに目を通す。
ルイーズという女性がカウンセリングを受けている映像だった。
リアはカルが意味深にその映像を目にしていたためになかなか
声を掛けるタイミングが見つからずにいた。
タイミングを見つけてリアは被害者が所持していた携帯カメラ
の動画映像が手に入ったとして分析に入る。
すると彼女たちはカメラに写る際に目を伏せる傾向があり、
恥じている行動である事を知る。更にもう一人の女性もまた
同様の行動を起こしていた。普通自殺者は苦しみの表情を見せ
るものなのに何故恥ていたのか。

ビザの更新の為に訪れていた入国管理局に話を聞く。
担当したのは
マイケル・パーソニックという入国管理局の男
だった。カルは彼が何か事情を知っているものだと察知し、
マイケルの妻・ベスに対して浮気しているという事をバラす
ぞと、カマをかける。するとマイケルは二人の姉妹がストリッ
プクラブのステージで踊るのを見た事があるという。

ストリップクラブ
"ネイキッド・ベイル"へ行くと、オーナーで
有る
パテルというインド系の男に話を聞く。ジャヤは一年前に
この店を辞めているとし、ダーラは最近店の近くに歩いている
のを見たと証言する。しかしカルは恥じらいを感じていた
姉妹の行動を見て、店に隠しカメラが有るのではないかと疑い
そのカメラを見つける。オーナーはなんとストリップクラブの
映像をインターネットで公開していたのである。インドはポルノ
が禁止されており、家族にポルノが公開されていることを
知られたジャヤたちが血相を変えて店に来たという。

カルはジャヤの
兄・エランに話を聞くと、確かにその件で姉妹
とはいざこざが有ったが、私たちは和解したという。
そんな折り、カルの元には再び地下鉄に飛び込んで自殺したと
するインド系の女性・
ラジャール・ランバという女性の報告を
受ける。これは自殺の報道を受けて誘発されるウェルテル効果
なのか。

一方ジリアンはこの日、イーライと共に巨額の募金詐欺の容疑
をかけられた株式ディーラー、
ジョセフ・ホリンの調査の手伝
いをしていた。彼に投資した顧客が多い事もあり、この一件で
相当額の損失を計上していた。ジョセフは末期癌で化学治療
を受けており、全てを話したとするが、ジリアンはまだ資産が
何処かに隠されているものだと疑う。ジョセフの
娘・キャロリ
はこれ以上の調査は辞めて欲しいとするが、ジリアンは
彼女の顔に写る"失望"を現す表情を見逃さなかった。

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■カルが担当する事件

インド人の三件続く自殺の流れを解き明かすという物。

何故自殺したのか。何か洗脳でもされているのかと思っていた
けど、実際には産後抑鬱症だという。低所得者の女性の場合
25%がかかるというけど、アメリカって里親制度も充実して
いるのにそんなものなのかな。

■自殺した三人のインド人女性の共通点は?

大抵アメリカに来れば国民性を反映した職業に就くという。
韓国人ならばネイルサロン、ロシア人ならばエステ、そして
インド人は料理店との事。

風俗関係が絡んでいるのかと思ったけど、実際には違法な代理
出産によって、ディーラーに殆ど無利益で放り出されたのが
原因のようだ。

この女性たちも警察に駆け込んで訴えるくらいのことは出来な
かったのだろうか。

■カルが見ているVTR

ルイーズ・メイソン。
イギリス系の女性で、リアがそれを見てしまうが、ルイーズ
はカルの祖母なのかな。なんとなく妻ではないかと思って見て
いたけど、カルの元妻ってゾーイという女性だっけ?

■カルの娘・エミリー

今まで娘がいたような事は口にしていたけどね初めての登場
かなとか思っていたけど、実際には1話「嘘を見抜く男
3話「優等生の悲劇に続いて三度目の登場。シーズン1では
10話「人生の伴侶」13話「真実の代償」にも登場する。

自殺についてエミリーが同級生の話をしていた際に、何か
カルのヒントになるような事を言うのかと思ったけど、実際
には、祖母のエピソードに繋げていく意図があったのかな。

■ジリアンが担当していた事件

巨額投資の損失により年金を受け取れなくなった人たちの変わりに
ディーラーの男を取り調べていく。
ジリアンは娘側の表情に陰りがある事を知って、実際に投資損失を
出していたのは娘だと判明する。

■逮捕を優先すべきか、それとも金を取り戻すことを優先させるべきか。

ディーラーの男・ジョセフしか知り得ない資産の隠し場所。
ジリアンは取引して娘を助ける変わりに金の在処を聞き出すことにする
が、イーライが証券詐欺の事実を密告して逮捕させてしまう。

表情を見破られないようにイーライが鎮静剤を打っていたというのが
また徹底されていて凄い。
イーライの命令を無視したスタンドプレイは確かにちょっと行きすぎだけど、
結局何が正しい行動だったのかは分からない。ただイーライが悪いのでは
なく、ホリン一族が悪いんだけどね。さてこの件ではイーライはどう処理されて
しまうのか。リアに思わず話してしまう辺りがなんとも言えないね。

カル・ライトマン博士…ティム・ロス(平田広明)
ジリアン・フォスター博士…ケリー・ウィリアムズ(加藤優子)
リア・トーレス…モニカ・レイモンド(皆川純子)
イーライ・ローカ―…ブレンダン・ハインズ(杉山 大)
ハイディ (Kristen Ariza) 女性スタッフ


ジョセフ・ホリン (Daniel Benzali) 株式ディーラー
キャロリン・ホリン (Mandy June Turpin) ジョセフの娘
ゲール (Megan Dodds) 連邦検事局・検事
マイケル・パーソニック (Kirk B.R. Woller) 入国管理局
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) カルの娘
シュレイアス・パテル (Anjul Nigam) ストリップクラブ
サルマン・ランバ (Ajay Mehta) ラジャールの父

マーレーン (Michelle Joyner)
キーラン・プロヒット (Kosha Patel)
イアン・ダウキンス (Dominic Hoffman) SEC Deputy
ジョアンナ (Erica Piccininni)
アイナ・アシュロフ (Naila Azad) 母
エラン・アシュロフ (Sunkrish Bala) 兄
ジャナ・アシュロフ (Seema Lazar) 18歳・次女
ダーラ・アシュロフ (Tejal Shah) 20歳・長女
ルイーズ・メイソン (Helen Wassell) 患者、カルの祖母?
--- (Stacey Moseley) ICU Nurse
--- (Michelle Anne Johnson) Medical Examiner
--- (Michael B. Silver) パーソニックの弁護士
--- (Don Tiffany) Paramedic
--- (Aliya Astaphan) Cocktail Waitress
--- (Joseph Bayard) Lightman Employee
--- (Reena Pankaj Shah) Pregnant Hostage


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