Lie to me 嘘の瞬間
(aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る)

企画 - サミュエル・ボーム
制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ
ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ
エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ
オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター





第12話 模倣犯 Blinded

脚本/Sarah Fain、Elizabeth Craft
監督/Milan Cheylov 
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10年前ミシェル・ラッセルは病院で看護師の勉強をする中で
アンドリュー・ジェンキンスという連続暴行犯によって襲われ
る事件が発生する。
ジェンキンスは90年代に12人の女性に婦女暴行を行った容疑で
捕まっていた。そのやり方も冷酷で、酸を目にかけて視力を
奪い襲うというもの。現在彼は刑務所に収監されているが、
三ヶ月前より、彼の模倣犯だと思われる人物が6人の女性を
同様の手口で暴行する事件が発生したのである。

カルは刑務所に囚人として潜入する。
ジェンキンスはとても頭の切れる男で、今回
レイノルズ捜査官
の依頼を受けてカルが直接ジェンキンスに模倣犯についての
情報を聞きだそうとしていた。
カルは早速囚人に喧嘩を売り、目立った行動を見せる。カルは
ジェンキンス側から接触してくるのを待つ作戦だった。
そんな間にも刑務所には、囚人・ジェンキンスに対するファン
レターが送られて来ていた。その手紙を調べるのはリアだった。
必ず手紙の中には模倣犯からの手紙が有るはずだという。

洗濯をしていたカルの元についにジェンキンスから接触がある。
しかしカルはジェンキンスに対して、臆病者扱いをする。
連続暴行した女性を殺害せずに放置する事に対する指摘だった
が、ジェンキンスは殺してしまったら怯える顔が見られない
だろうという。
何故逮捕されたのか尋ねると、たまたま検問中にトランクの
中に女性が居るのを見つかったのだという。しかしジェンキン
スはカルの態度が怪しいことに気がつき、すぐにレイノルズ
捜査官から派遣されてきたのかと悟る。カルはすぐにそれを
認め、自分の負けだと語る。なんとか模倣犯について話して
欲しいと頼むと、彼はチョコレートケーキを条件に、ある住所
を語る。そこに模倣犯が居るのかと思い、捜査官は急いで
その住所を調べると、そこに住むシングルマザーの女性・
カミール・ファルファーンが模倣犯によって誘拐されている
事を知る。ジェンキンスは模倣犯の事を知らせたのではなく
次の被害者の事を知らせただけだと知る。

カルは再びジェンキンスと逢うと今度はライトマン研究所
に彼を連れてくる。ジリアンはカルに対して、カルのミスで
犯人の要求を全て叶えていると非難する。
カルは質問し、ポリグラフで反応を調べるも、全くデタラメ
ばかりを語り質問を交わされてしまう。彼の正常時のデータ
真実を語るときのデータが無いために、なかなか表情や態度
だけで調べるのは難しかった。

一方ジリアンは被害者の
ナタリー・ライト(23歳)と面会する。
模倣犯によって2週間前に被害にあった女性だった。
ナタリーは協力したいが当時のことが何も思い出せないという。
彼女は自分のことをまだ若いのにもう愛されることがないと
して悲観していた。

カルは新たな被害者の写真を見せると、模倣犯は何処にいるの
かと告げる。すると彼は
ライトブリンガー(悪魔の別名)
呼ばれている事を告げると、リアは手紙の中に確かその様な
人物が居たことに気がつく。
マイロ・トッツィーという人物
だと判明し、話を聞きに行くが、彼は連続暴行犯の情報を
追っているマニアで犯人ではなかった。

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■連続婦女暴行犯 vs カル

今回はかなりの強敵との対決だったね。
なんで犯罪者が表情分析のプロとの対決が成り立つのかイマイ
チよく分からないけど、ジェンキンスの頭の良さによって
ドラマが盛り上がったのは確か。

■容疑者として浮かび上がる者達

ライトブリンガーなる人物の事をジェンキンスは口にする。
ただ彼は単なるマニアだっただけで、そんな猟奇的な性格を
持ちつつも血液恐怖症という変な設定。

VTRを調べているウチに看守のカルポの様子が変だと気がつく
が、彼は外界との連絡係として脅され利用されていた様だ。

■カルの犯したミス

カルが刑務所に入った際に、ジェンキンスと洗濯場で逢った
際に不自然な行動を取ってしまったことで、ジェンキンスに
カルの正体が見破られたらしい。その事に真っ先に気がつい
ていたのがジリアンで、リアもその事に気がついていく。

リアとカルが喧嘩している姿は、この二人の関係が末期的
状態なのかとも思えた。

■師弟関係

三段階有るとか言っていたね。
まずはイニシエーションと呼ばれる共通の利益の為に師弟関係
が結ばれる。そして互いの成長、生産性の向上の段階が見られ
て、最後は巣立ちとして弟子は師匠を超えていく物だという。

この件でリアはカルを越えてしまったのか。

■ジリアンが危うく襲われる

カルとも有ろう人物がジリアンが襲われる事を想定していな
かったというのもちょっと不自然だったかも。まぁ未遂の
段階で防げたので良かったけどね。

■全てはカルが仕組んだ罠

相手に自信をつけさせて油断させることで、犯人の落ち度を
引き出したようだ。カミールの被害写真を見せることで、
弟子が師匠を超えたと思わせることで、彼自身に自白させて
いく。それにしてもまさかミシェルを支える夫の仕業とはね。
ポールとミシェルっていつ頃知り合ったのかな。

カル・ライトマン博士…ティム・ロス(平田広明)
ジリアン・フォスター博士…ケリー・ウィリアムズ(加藤優子)
リア・トーレス…モニカ・レイモンド(皆川純子)
イーライ・ローカ―…ブレンダン・ハインズ(杉山 大)
ハイディ (Kristen Ariza) 女性スタッフ
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) 娘


ベン・レイノルズ (Mekhi Phifer) 捜査官
アンドリュー・ジェンキンス (Daniel Sunjata) 連続暴行犯
ミシェル・ラッセル (Clea DuVall) 看護師
トニー・カルヴォ (Emilio Rivera) 看守
ナタリー・ライト (Mageina Tovah) 23歳、暴行被害者
ポール・ラッセル (Grinnell Morris) ミシェルの夫
ベーカー (Robert Crow) 看守
--- (Melissa Tang) Young Woman
カミール (Shannon McLemore)
--- (Nikki Boyer) Reporter
ジェイソン (Mike Smith) Inmate
--- (Mike Cochrane) Prisoner
--- (Michael Hexum) FBI Arrest Team
--- (Eric Shackelford) Enraged Prisoner


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