May 11, 2010
第15話(118) 白と黒 Across the Sea
脚本/Carlton Cuse、Damon Lindelof 監督/Tucker Gates
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嵐で船が難破する中、赤いドレスを着たクラウディアは海を 漂流していた。辛うじて木片にしがみつく中、島へと流れ付く。
海岸に倒れていたが、クラウディアは気が付くと、森の中に 入って行き小川で水をくんで飲む。すると突然目の前には
女性が現れ、ラテン語で語りかけてくる。怪我をしたのかと問う と手当をしてあげるという。クラウディアという名前を聞く
と素敵な名前だと語る。クラウディアは女性に他に人は居ない のかと問うと、私だけだと告げ、貴方が来たのと同じで偶然
この島にたどり着いたのだと語る。クラウディアは他に難破 してたどり着いた人物が居るかも知れない事を語るが、今は
休むべき事を告げ、他の人が上陸すれば私が見つけるという。 そんな中クラウディアは突然産気づく。
女性に助けられながら出産する。 男の子が生まれると、名前はジェイコブにすることに決めている
のだという。しかし陣痛は再び起きて、もう一人男の子が生まれ る。名前は一つしか考えていない事を告げる中、女性は突然
クラウディアに対してごめんなさいと謝罪し、頭を殴って殺害 する。
ジェイコブと"黒の少年"と女性の三人で暮らす。 黒の少年は海岸でゲームが流れ付いているのを見つける。
黒の少年は母さんに言わなければ教えてあげるという。
帰宅するとジェイコブは母親から何をしていたのかと問われる
と黒い少年と一緒に海を見ていたのだという。海辺では何をして いたのかと問うと散歩していたのだという。ジェイコブに対して
私を愛しているのであれば本当のことを言ってくれという。
母親は黒い少年に話をする。
ジェイコブとゲームをしていたであろうことを指摘すると、 ジェイコブが話したのかと問う。母はジェイコブはお前と違って
嘘がつけないのだという。しかしお前は特別だという母。 ゲームを持っていても良いかと問うと、母はそれを認め、それ
は私が海岸に置いておいたものだという。 黒い少年はこの海の向こうには何が有るのかと問うが、何処か
なんて何も無いのだとし、あるのはこの島だけだと語る。 お前とジェイコブは私から生まれ、私は母から産まれたのだ
という。母親は死んだことを告げると、死とは何なのかと問う。 お前は死について心配する必要はないのだと語る。
ジェイコブと黒い少年は森の中でイノシシを追っていると突然 何者かが目の前にいる事を知る。咄嗟に二人は隠れる。
ジェイコブたちは帰宅すると母親に誰かいた事を語る。 三人いた事を告げると、僕たちにそっくりだったのだと語る。
すると母親は子供たちに私たちにはここにいる理由がある事を 告げ、まだ全てを話すのは早すぎるというが、母は二人の子に
目隠しをして有る場所へと連れて行く。 連れて行くまでの間、人間はみんな危険な存在である事を告げる。
人は、来て・戦い・破壊して・腐敗する。いつも終わりは同じ
なのだとし、探しに行ってはダメだという。人に逢えば殺される
事を告げ、お前達は殺されないようにするのだと語る。
島にいる理由だとして、母親は子供達に目隠しを外させる
と目の前には小川の先に光が見える。決してこの中には入らない 様告げる。この光は誰にも見せてはダメなのだと語る。人が
くればこれを取ろうとするのだという。人間は一人一人この様な 光を宿しているが、人はもっと欲しがるものであり、取れないの
に取ろうとするのだという。私はこれを守っているのだとし、 今後はあなたたちがこれを守ることになるのだという。お前
たちのウチのどちらかが守ることになるのだという。
ゲームで遊ぶ二人。
ジェイコブは黒い少年がゲームのルールを勝手に作ることに 不満だった。しかしこれはボクの作ったゲームなのでルールを
決める事が出来るのだという。君もいつか自分のゲームを作れば いいとし、それは君のルールに従うことになるのだという。
そんな中黒い少年にはクラウディアの姿が見えるのだった。 ジェイコブには見えないクラウディアの姿。
黒い少年はクラウディアから一緒に付いてくるよう言われると、 見せたいものがあるという。島の反対側だと告げ、連れて行かれた
先には村が出来ていて人が多数いる事が分かる。 これは13年前にここに流れ付いた人たちだと告げ、あなたが
生まれる前日に船が嵐で難破してたどり着いたのだという。 私たちは海の向こうからきた事を告げ、そこには色んなものが
あるのだという。黒い少年はそんなのウソだとして反論し、母 が何も無いと言っていた事を語る。そしてあの人は母ではなく
私があなたたちを生んだのだと語る。 黒い少年はジェイコブを連れて村の人たちが居る所へと案内し
二人で出て行こうと告げる。アレが僕たちの仲間だとし、母 さんは僕たちを愛していないのだという。しかしジェイコブは
黒い少年の言うことが信じられず彼を殴り飛ばすのだった。
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