Major Crimes 〜重大犯罪課

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August 13, 2012
第1話 新リーダーの新手法 Reloaded

脚本/James Duff 監督/Michael M. Robin
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スーパーの防犯カメラ映像で監視する特捜班のサイクス
覆面をした強盗3人がスーパーに押し入る中、警官がやって
くると銃撃戦になり、2名は射殺され1人は投降していた。
しかしそれ以外にも裏口から2人の強盗に入られてしまい
まんまと逃げられていたのである。
プロペンザら重大犯罪課も現場にやってくると、サイクスら
特捜班たちのお粗末な捜査を非難する。
ミラー刑事たちは8ヶ月の間、ずっとスーパー強盗犯を追いかけ
ており、そのミラー刑事から特捜班に対して運転手の男を尾行
しろと言われていた為にサイクスたちがマークしていた格好
だった。
こんな騒動が起きることは予想が出来たことだろうとして
呆れた声を上げるなか、店員が無音警報機を押したことで、
裏口から入った2人は逃げ去ってしまったのである。サイクス
に対して何故その2人を追いかけなかったのかと問うと、
FIDから待機命令が出たのだとし、レイダーが作った規則のせい
だというものだった。

テイラー新本部長たちもやってくる中、現場を調べていた
サンチェスは使用された銃器はフルオートマだと告げる。
フリンやプロペンザたちは逃走犯2人の捜索を優先した方が
良いのではないかとするが・・・
投降した男を取り調べようとするが、テイラーはこれはFIDの
仕事だとして、重犯課には捜査方針を変えてもらわないと困る
と告げる。取調室に連れて行かずこの場で聴取するという。
サンチェスは駐車場に撃たれた激しい銃弾跡を見て、犯人像を
想像していた。
投降者は指紋の登録があるがFBIが名前を隠していて見られない
ようにしてあるのだという。フリンは投降した男とパトカー内
で聴取する事を語る。
サイクスは現場の責任者であるプロペンザに対して、重大犯罪課
の職員ポストに空きがあると聞いたが異動させてくれないか
と問うが、昇進はヘマではなく手柄のご褒美品だと語る。

フリンはパトナー内に入ると、男と話す。
君は他の二人と違い武器を捨て投降したこと。重罪行為の最中に
人が亡くなると例え警察官が犯人を射殺したことでも共犯者は
重罪謀殺に問われるのだという。君は殺人犯ではなく強盗犯だろ
うとし、今検事に逃げた人の名前を話せば強盗犯にしてもらえる
よう説得するという。男もそれに合意する中、フリンはパトカー
から出ると、犯人と顔を合わせていない人物が検事役として
彼と逢って取引するフリをして名前を聞き出すよう告げる

そんな中再び現場では発砲音が聞こえ始めると一瞬で緊張状態
に入る。一体何処から売ってきているのか捜査官たちを身を隠し
ながら辺りを探すが何処にも犯人らしい人物はいなかった。
しかしパトカー内にいた男が撃たれて亡くなっている事を知る。

調べると7発の銃弾中6発を回収した事を告げ、パトカーに向か
って発砲されたのは40口径の銃だという。タオは薬莢を探して
いるという。2人はフルオートマの銃を持っているのでこれは
連邦犯罪でありFBIのフリッツに連絡すべきことを語る。
指紋のデータベースからヒットするがFBIが機密扱いにしている
事を告げる中、サンチェスは恐らく強盗団は退役軍人であり、
凶器は軍事基地から盗まれた為に非公開にされているのだろうと
語る。そう思う根拠は何なのかと問われると、サンチェスは
空車ばかりを狙っていて一般人の被害者を出していないこと。
逃亡犯の一人は一度は逃げてまた戻って来ては一ブロック先
から発砲してきていること。しかも頭部を正確に射貫いている
ことだった。

ミラーによると今日の強盗事件はこれまでとは犯行の手口が
違う事を告げ、今まで二手に分かれて侵入したことはない
という。また無音警報機が設置してあるような店に押し入った
ことはなく、賢くやっている事を告げる。

そんな中レイダー警部がやってくると彼女はこれまでの事件の
経緯を話して欲しいと頼む。しかしプロペンザはFIDに報告する
義務などないと告げ、被害者を保護していたのもFIDなのだと
いう。そんな中、テイラーは今日からレイダーはFIDから重大犯罪
課に異動になった事を語り、プロペンザの上官になったことを
話すのだった。
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ブレンダが立ち去った後のロサンゼルス市警察は訴訟の回避と
経費の節約の為にFIDの作ったルールによって縛られていた。
そのルールが現場捜査に於いては皮肉にも自分たちの手足を
縛り付け、犯罪への早期解決には繋がらないとして、現場の
捜査の指揮官をしているプロペンザたちは不満に感じていた。
そんな中、スーパーを襲撃する5人組の強盗犯の事件が発生する。

「クローザー」のスピンオフという位置づけだけど、ブレンダ
が居なくなってレイダーがそのポストについたという事以外は
そんなに変わった気がしない。
微妙なルールの違いとかあげればきりがないのだろうけど。

ブレンダ、ポープ、ガブリエルが居なくなり、その変わりに一人
エイミー・サイクス刑事と、「クローザー」の最終話に登場した
母親失踪中のラスティがレイダーと共同生活するという立場で
出演することになった。

犯罪はアメリカだと有りそうな銃撃事件だけど、その銃撃事件
は意図して犯罪者の一人が行おうとしていたことで、それを
追求していく。ジョンソンルール・・・ではなくロス市警だけ
が持つ他の市警とは違うルールがあるようで、刑事が現場に撃ち
合いになった際には色々と取り決めがある。そしてそこで捕まえた
犯人に関しても、重犯課が取り調べするのではなくFIDの到着を
待つ必要があるようだ。

ブレンダから学んだ事件の早期解決の為の精神は引き継がれており、
フリンが主導して犯人から話しを聞き出すために、優しい刑事の
フリして検事の司法取引の話を持ち出したりする。

またサンチェスは軍隊経験があるのかどうかはよく分からないけど
現場の状況から退役軍人による事件だと見つけたり、プロペンザ
とレイダーの絡みの中から"FID時代に作り挙げたクスみたいな規則"
として、警察官に銃撃を受けた容疑者は現場に残せというルール
に対して普通の警察では30分も現場に犯人が居るハズもないのに
それを知って射殺にきた人物だということで、警察の関係者が
疑われる。

冒頭から如何にもミラー刑事は犯人ですオーラが出ていたのだけど、
その息子が犯人だった。
問題は彼が仲間の一人、屋上で自殺するようにして亡くなっていた
ランドールを撃ったのかどうかということ。自動リロードを促す
銃の特性から見て、その差異を割り出していたり、適当に威嚇して
撃った弾が当たったとする疑いに関しても、犯人への命中率から
見てその真相を明らかにさせていた。

ドラマとしてはプロペンザがレイダーをリーダーとして迎入れる
のかということが一番の問題なのかも。他の刑事たちは素直に
組織の論理で動いてくれそうだけど、プロペンザは現場リーダー
となっていた訳だし、結局テイラーが言っていたように降格では
ないという言葉を信じて受け入れていくことになるんですかね。
その辺の流れがイマイチよく分からなかった。

「バスって変な名前だな。ラスティよりマシだろ」
「さっきレイダー警部とイカレた規則のせいで良い迷惑だと言っていたろ」
「二枚舌のクソ女」・・・「だから出世出来たのよ」
「母って慣れたと思ったら首になるか逃げていく」

ラスティの母の名前はシャロンだそうで、一瞬レイダーが本当の
母かと思って驚いた。2人の子は巣立ったみたいだけど流石に
違うか。


シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
フリッツ・ホワード (Jon Tenney) FBI捜査官
モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
テイラー (Robert Gossett) 新本部長

ミラー (Vyto Ruginis) 捜査官
グレッグ・ミラー (Chad Michael Collins) ミラーの息子、退役軍人
Mr.バンクス (John Prosky) 弁護士
ラリー・マーティン (Derek Magyar) 上等兵、頭部を撃たれる
オジー・マイケルズ (Anthony Ruivivar) 地方検事補
--- (Stuart Ambrose) Uniformed Officer
スコット・ヘンリー (Kyle Valle) 陸軍上等兵
バリー・シートン () 元海兵隊・スコッツデール出身
ランドール・ジョン () 元海兵隊、一等兵、ジョージア出身



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