ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン1)





第10話 再会 The Other Side of the Tracks

脚本/Chris Dingess 監督/Eric Laneuville
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アリソンは二週間同じ夢を見る事で睡眠不足に陥っていた。
二人の少年が舗装されていない道を走り、列車が来る前に線路
を渡ろうとするが、弟の方が途中で転んでしまい列車が来る前
に線路を越えることが出来ないという夢。列車には"J&O"と書か
れた会社名が入っていた。

アリソンが毎日深夜3時過ぎに目が覚めると、ジョーも同時に
目が覚めてしまう。今日はジョーの友人でもある
アランの家の
バーベキューパーティーに招待されている事もあり、アリソン
は目覚めた序でにポテトサラダでも作るかとつぶやく。しかし
ジョーはアリソンの不眠状態を心配して、専門家に相談すべき
だと語る。しかしアリソンは霊的な事はプロに相談しても無駄
だと考えていた。

バーベキューパーティーで、アリソンは友人でもあるアランの
妻・カマラと語り合う。カマラはバートンズ書店のお話会が
とても子供達にとって良い場なので月曜日に行かないかとアリ
ソンを誘う。
一方ジョーはパーティーに出席していた霊能力の
研究者・レオ
ナルド
に話しかける。

帰り道にジョーはレオナルドに一度相談したらどうかとアリソン
に語るも、睡眠中に霊とコミュニケーションを取っているなど
言えるはずはないとし、研究用のモルモットには決してならな
いと語る。

アリソンは検事に呼び出されて彼のオフィスにいく。
最近地元議員であり湾岸戦争の英雄だった
ミゲル・ガルシア
議員が殺害された件で、犯人が自首してきたのでアリソンに
アシスタントとして立ち会って欲しいとの事。彼はもっとも
危険だとされていたアリゾナの第9区の取り締まりを強化し、
麻薬・売春などの組織を一掃して、7月に新しい店舗の開店
記念式典に出席している中で、何者かに後部座席から銃で
撃たれて亡くなったという事件だった。犯人の手がかりは残さ
れておらず、組織による犯行だと疑われていたが、先日容疑者
が弁護士同伴で自首してきたという。なんと自首してきたのは
14歳の少年・
チャボ・ガリンドで、恐らく身代わり出頭だと語る


少年から話を聞くと、従兄弟が護身用に持っていた銃で殺害
したという。犯罪組織を取り締まることで商売が出来なくなる
と思い一人で犯行を計画したとのこと。検事はアリソンの
反応が気になるが、彼女はここ最近の不眠のせいで、取り調べ
中にも眠っていた。

アリソンは仕方なくレオナルドの元に相談に行く。
レオナルドは単純に眠りたいだけならば処方薬を貰って眠れば
良いとするが、何度も同じ夢を見るからには理由が有るハズ
だという。死者からメッセージが送られてきているのだろうと
し、アリソンに研究所に来て実験に参加して欲しいと頼む。
レオナルドはアリソンにESPカードでテストするも、アリソン
は、そういう事が見えるわけではない事を語る。
アリソンは夢の話をすると、レオナルドは自分が書いた本を
読んでからかいに来たのかと憤怒する。なんとアリソンの夢
はレオナルドの幼少期の体験が書かれて内容と類似していた
のである。
弟の名は
ケニー・カードウェルで、4歳の頃誘拐された事を
聞く。

アリソンは帰宅するが翌朝、レオナルドから電話が鳴り、
アリソンの話の中に本には書いていない事実が含まれていた
事を見て改めて協力して欲しいと頼まれる。

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■アリソンが見る夢

列車に併走する様な少年の夢を何度も見ていたけど、別に
特別怖い夢でもないのに、なんでアリソンは最後まで夢を
見ようとしないのだろうか。魘されるほど酷い夢には見えない
ぞ。

■アリソンはレオナルド博士に相談する

レオナルドの弟がアリソンが見ている夢と似たような形で
誘拐されている事実を知る。しかし当初博士は、アリソンの
話を半信半疑で聞いている。それだけこれまでにも博士の
周りには霊能者だと名乗る人物が来ていたのだろうね。

■アリソンは家族と映画へ

映画館で見た予告編の映画"Follow the Rails"の中で夢で
見た内容がそっくりそのまま描かれているのを知る。
予告編を見ただけの夢だったのか。
書店でその映画の原作本がアリゾナ州・ホルブルックに在住
している1964年生まれのケン・バックリーという人物だと知る。

■アリソンを呼んだ人物は?

なんとケンを誘拐したコニー・バックリーが彼女を呼び出した
様だ。地獄で苦しんでいる様で、アリソンがケンの実家に
訪れた際に、アリソンを脅すかのように出てきたときには
ビックリするものが有ったけど、悪いのは自分なのにね。

■検事との絡み

今回はアリゾナで起きている身代わり自白の問題が取り上げ
られた。犯罪組織は少年に自首させる変わりに、家族に厚遇
するという。少年は例え殺人罪で起訴されても4年程度の
少年刑務所に入所すれば出てこられる。4年を犠牲にするだけ
で大金が手に入るという事で、犯罪に荷担してしまう事も
有るが、検事はそんな事は決して認めない。

■検事が弁護士に要求したもの

懲役4年ではなく、16年を求刑。
アメリカでは14歳の少年でも16年の刑になったりするのかな。

今回アリソンは列車の夢のせいでずいぶんと検事との絡みが
おざなりになってしまった。そのせいで少年は組織に殺される
事になった。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (ティナ・ディジョセフ)(市長の連絡係)
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘


--- (Jonathan Chase) カウボーイ
リン・ディノビ (Tina DiJoseph)
--- (Romeo Fabian) チャボの友達
--- (Andrew Geller) Trailer Narrator 
レオナルド・カードウェル (Zach Grenier) 霊能力研究
ソンドラ (Kendahl King) 検事局スタッフ
カマラ (Elizabeth Lackey) アランの妻
アラン (Wallace Langham) ジョーの仕事仲間
ナイルズ (Michael Mantell) 弁護士
チャボ・ガリンド (Samuel Monterroza) 14歳・殺人自白
ケン (Nathan Price)
アンドリュー (Nick Price)
ケン・バックリー (Victor Talmadge) 作家、弟
--- (Seth T. Walker) Detective
マリー・バックリー (Caryn West) ケンの妻
コニー・バックリー (Grace Zabriskie) ケンの育ての母、誘拐犯


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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