ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン1)

第12話 蘇った死刑囚 A Priest, a Doctor and a Medium Walk 
into an Execution Chamber

脚本／Chris Dingess 監督／Bill L. Norton
--------------------------------------------------------
男が来たとして密告する女性。男は尾行されていることに気が
つき裏路地に入ると取り囲まれてしまい注射を打たれて眠らさ
れてしまう。
そんな夢で目覚めるアリソン。隣で寝ていたジョーはアリソン
が、寝言でスペイン語を話していたことを聞かされる。

長女・アリエルは朝7時から、同級生のショーン・ベルトーニ
と電話していた。次女のブリジットはアリエルが恋人と電話
しているとからかう。父・ジョーから電話の相手を聞かれると
今度科学コンテストに一緒に出るパートナーである事を告げ、
放課後一緒にロケット研究をすることを告げる。

一方アリソンは検事と共に死刑執行の場に立ち会うことになる。
市長に許可を得てアリソンを陪審コンサルタントとして現場へ
と連れて行く。副市長のリンは、死刑執行は淡々としているが
一生忘れられないものだという。
死刑執行に合うのは、デヴァロス検事が起訴したレイナルド・
セレガだった。4人の少女の殺害に関与しており、更に殺害を
命じた数は計り知れないものが有る。アリゾナ州では、死刑執行
の後に検視局が解剖をした後に遺族に返却されるという。
アリソンは人が目の前で死ぬのに対して、何の霊的な反応も
示さなかったのに違和感を覚える。人としての心も魂も無いから
見えなかったのではないかと自分に言い聞かせる。

アリソンの家に深夜3時にスキャンロン刑事から電話が鳴る。
犯行現場に来られないか?というもので、女性・ロレーナ・バス
ケスが殺害されたが、目撃者の証言はアリソンにしか理解でき
そうに無い話をしているのだという。犯人はゴーストであると
語っているという。

第一容疑者はスティーブ・ラミレスだった。
彼も先に死刑執行にあった麻薬のディーラー・レイナルドの
ライバルで、レイナルドの家で彼女と祝杯を挙げていたときに
突然銃声が聞こえたという。ラミレスは家の中に男性が居る
のを見て何発も発砲したと言うが、遺体はなく消えたという
ものだった。

アリソンは娘・アリエルを迎えに行く際に、娘が好意を寄せて
いるショーンと挨拶を交わす。しかし彼の中から何か違和感
を感じる映像が飛び出してくる。アリソンはその事実をジョー
に告げると、娘が傷付けられるのではないかと心配するが、
ジョーは何か問題が発覚するまでは二人のことを見守ろうと
言われる。
--------------------------------------------------------

■アリソンが見る夢

スペイン語を語る男が組織によって掴まったり、監禁されたり
タトゥーを掘られたりする夢だった。

また7歳の少年が監禁されて、小指を切断されるという夢も
見る

■死刑執行の場面を見る

経験からアリソンを死刑執行の場に立ち会わせたのだろうか?
全ての事件の全容が解決されていない事もあって、レイナルド
の死の場面で何かを掴んで欲しかったのか?

■第2の殺人事件

被害者はロレーナ・バスケス。
レイナルドの家で殺害された物で、容疑者としてはスティーブ
ラミレスが挙げられる。
しかしスティーブは室内に何者かが居たことを告げるが、その
人物は突然消えていなくなったのだという。

当時の写真をラミレスが撮影していると、そこには死刑執行
したハズのレイナルドの姿が映っていた。

■レイナルドの死は偽装

なんと容疑者のレイナルドは自宅のパニックルームで事態が
収まるのを中から見守っていた。
その事を知ったアリソンが警察を撤退させて、彼をパニック
ルームから出した後に待ちかまえて掴まえる。

アリソンの脳裏にパンフロニウムとアデノシンという薬の
映像が浮かび上がり、心肺を一時的に停止させる効力が有る
事を知る。

■死刑執行は茶番劇だった

死刑執行に使う薬の調合を行う医師が、息子を誘拐されて
脅されて、死を偽装したようす。更に冒頭でアリソンが見て
いたレイナルドそっくりのスペイン人を変わりの人物に
見立てて遺体を偽装したようだ。

■ショーンの流れ

アリエルの初恋なのかも知れないが、脆くもアリソンによって
潰されてしまった。決してアリソンが悪いことをしたわけでは
ないんだけどね。
ショーンの母親は、ホリスターの薬局を襲って薬を盗んだ
様で、検問していた警察官によって捕まってしまう。しかし
その警察官も悪徳で、彼女にセックスを要求した際に、もみ合
って殺害していた事を知る。