ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン1)

第14話 無罪と有罪 In the Rough

脚本／Rene Echevarria 監督／Duane Clark
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オーウェンは車で移動中、テールランプが消えているとして
警察に止められる。しかし助手席で寝ていた子供を見た警察官
は、詳しい取り調べをせずに子供を早く家に帰して寝かせてあ
げて欲しいと告げる。しかしオーウェンに連れて行かれた
サマンサ・ロビンソン(4歳)は生きたまま埋められる。
アリソンはそんな夢で目が覚める。
横で寝ていたジョーは、今日は母・マジョリーが来るので具合
が悪くならないでと告げる。

シャワーを浴びようとしていたアリソンの前に他界している
ジョーの父親の幽霊が現れる。何かを言いたげな彼だが、女を
作って勝手に出て行った事を非難し、話を聞こうとしないアリ
ソン。

その頃検事局には、クレイグ弁護士とインターンをしている
デボラが、リンと一緒にデヴァロスの元を尋ねてくる。
クレイグは現在冤罪事件救済プロジェクトを立ち上げ活動して
いる事を説明し、スプリングビル刑務所の受刑者からも何通も
不当判決だとして受け取っていることを説明する。
1995年に薬物中毒のクランシー・ドノヴァンを殺害した容疑で
捕まったオーウェン・バトラーからの手紙で、彼は現在デヴァ
ロス検事が起訴し、終身刑で収監されているという。市長補佐
官をしているリンは、市長は彼らに協力しろと言っていること
を伝える。
クレイグは当時の事件調書を見た結果、バトラーと被害者の間
に接点は無いとし、現場からは指紋もなければバトラーが居た
ことを現すDNAが見つかっていないことを主張する。検事は
二人の間には麻薬で繋がっているとし、事件当日のバトラーの
アリバイがハッキリしていないこと、そして現場の壁に打ち込
まれていた38口径の銃弾はバトラーが所持していた銃であるこ
と。匿名の通報で彼の車のトランクの中でその銃が見つかって
いる事で起訴されたのだと説明する。

1993年バトラーは公然わいせつ罪で庭師としての仕事をクビに
なり、窃盗を繰り返していた。その過程で麻薬中毒に陥り、
警察のお世話に何度もなっている事を知る。
検事はアリソンを呼び出すと、繋ぎ役としてこの件に関わって
欲しいと頼む。

ジョーは母親がフェニックス空港に来たために迎えに行く。
母・マジョリーは孫達の事を気にしていた。大好きなクルージ
ングも、一人ではイマイチ乗り気では無さそうだった。
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■ジョーの両親が登場

アリソン家については未だに未知の部分が多いけど、
今回ジョーの母親が登場したことで、一応事情が分かるもの
だった。マジョリーは一人で暮らすことを寂しがっている
様で、グロスポイントに住んでいるも、孫達と一緒に暮らす
ことも考えているようだ。

また今回ジョーの父親が2話「夢と記憶」に続いて登場。
ジョーには見えずアリソンに色々と指南してくるという辺り
は何だか変な関係だね。

■アリソンが見た夢

オーウェンが何やら子供を土に埋めている様子。
その様な状況が一体何故起きているのか。

別件でオーウェンと面会したときのアリソンの驚き方を見る
と、アリソンも大変だね。

■クレイグ弁護士

演じているPaul Adelsteinは、「プリズン・ブレイク」に
登場したポール・ケラーマン役の俳優さんだ。
冤罪事件の究明のために動いている役割。

■ドノバン殺害事件の真相

皮肉なことにこの流れの中に、スキャンロン刑事が関わって
いた。決してやってはいけないことだけど、銃に関しては
制服警官をしていた頃のスキャンロンが意図して罪を着せる
ために仕組んだことだと判明。

■スキャンロン刑事のミス

冒頭でオーウェンの車を止めたのが彼だったという。
あの時点で詳しく彼のことを調べていれば、一人の誘拐された
女の子は助かっていたという点で、スキャンロンにとっては
大きな心の傷となっていたようだ。

変な話だけど、結果的には冤罪を証明した後に別人を殺して
いたことが判明するという不思議な流れだった。スキャンロン
刑事、結構好きなのでクビにならなければ良いけどね。

■ジョーの父親が言いたかったこと

どうやらマジョリーにはマールという富豪の男性と出会う
未来があるらしい。ジョーたちと一緒に暮らすと言うことは
そういう未来を潰してしまうことになるので、止めようとして
いたみたい。でも一人暮らしさせておくっていうのもちょっと
可哀想だけどね。