ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン2)

第1話 フェニックスの怪人 Part2 When Push Comes to Shove, Part 2

脚本／Glenn Gordon Caron 監督／Aaron Lipstadt
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フェニックスに現れた怪人は被害者の心臓を抜き取るという
異常行動の他、現場にイザヤ14章21部とメッセージを書いて
いた。ケネス警部は、この件は全部繋がっている事だとした
ことで調べてみると、2人の被害者は父親が同じだとDNAマーカー
は示唆していた。
アリソンはその晩夜遅くに帰宅するが、夫のジョーは子供を
連れて家を出てしまう。
アリソンは最後に男女のカップルの夢を見る。男性は不妊治療
をしている医師の女性の元にいくと、Hするよう要求する。
しかしその女性は妊娠していてHするのを拒む。

あれから3ヶ月後。
アリソンの元には夫や娘達の姿があった。
長女アリエルが6年生になる始業式だった。
あれ以来アリソンは夢を見なくなり、そして怪人の犯罪も起き
ず、平和な日常だった。アリソンは検事の元に行くが、二人の
被害者は精子ドナーが同じものから生まれており、1980年代
にその施設は閉鎖されていた。アリゾナとテキサスの施設だっ
た事は分かっており、現在父親の情報などをFBIは捜索していた。
結局8日間で3人の犠牲者をだした事で事件は一応止まっていた。
検事から夢を見ないのか?と尋ねられるが5月以来全く夢を
見ていないと答えるアリソン。

一方人工のペースメーカーをつけていたケネス警部は自ら
そのコードを切り死ぬことで犯人像を掴んでアリソンに伝えよ
うとするが、その試みは大失敗に終わり、警部は生きている
ものの、意識は全くなく自ら話をすることもなかった。
アリソンは毎日のように病室を訪れ、その日の新聞などを
読んで聞かせてあげる。そしてそんなことを伝えるために
死のうと思ったのか?と語りかけ、何の役にも立っていないと
語る。

夫のジョーはセラピーに通う。
妻との取り決めで、ジョーはセラピーに通い、アリソンは夫に
思いやりを持つことという結論を出していた。夫婦が揉めた
理由を聞かれると、ジョーは自分が大人げなかったとし、
原因は妻の仕事に有ることを語る。仕事に忙しくて妻は約束を
そっぽかしただけでなく、電話の一本も寄越さなかったと
語ると、セラピストは診断結果として、妻は自分勝手な人だと
語る。

帰宅するとアリソンはセラピストの診断を聞きたがるが、ジョ
ーは敢えてその事を話さなかった。ジョーは自分のことよりも
寧ろアリソンが夢を見ていないことや仕事に行っていない事に
心配していることを語る。

そんな中、男女のカップルが帰宅する。女性・クリスティーナ
は18歳の誕生日で、二人は記念に酒を飲んで泥酔状態で
帰宅する。男性が先にトイレに入るとクリスティーナはベッド
に横たわる。すると怪人がクレスティーナを誘拐。男性は
トイレに閉じこめられる結果となる。

翌朝アリソンの元には検事から電話が鳴り、犯行現場に来て
欲しいと言われる。20分後にはサイレンを流してパトカーで
向かえに行くといわれ、ジョーは怪訝な表情を見せながらも
それを容認する。
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フェニックスに現れた怪人を追うあまり、アリソンは家族の
ことが疎かになりジョーは出て行ってしまう。なんとか二人
で話し合い取り決めをして再び一つ屋根の下で暮らし始めるが
怪人は未だに掴まえることが出来ずにいた。

なんとも難しい案件だった今回。
犯人の姿が分からず、ケネスが一体何を言おうとしているの
かさえ意味不明の状態。
終いにはケネスの父親だとする人物まで出てきて色々と示唆
するが、内容としてはイマイチ面白みに欠けた。

事件の発端は、妊娠中の女性を捨てた男性に恨みを持ち、
その男性が作ったものを全て壊すよう息子を育てたというのが
事の真相らしい。
男性は金稼ぎのためなのか精子バンクに登録していて、妻は
不妊治療の医師をしている関係からなのか、男性の精子から
受精した子供のことを把握している感じで、その子供達を
殺害していく。

まぁ全てを破壊すると言っても遺伝子以外に繋がりはないので
正直それが意味のある行動なのかという感じはするし、
ケネスが命を賭けてまで行動を起こした意味はイマイチ実感
出来ないままだった。

ジョーとアリソンの間に起きている蟠りは依然として存在して
いるので、ちょっぴりこの先も恐いことに繋がっていくのかも
知れない辺りがドラマとしてのスパイスとなって面白いかも
知れない。