ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン2)





第3話 もう1人の私 Time Out of Mind

脚本/Robert Doherty 監督/Arliss Howard
--------------------------------------------------------
アリソンの検事からの頼みで被告人が収監されている精神病院
の院長の元を尋ねる。しかし受付で院長を待つが一向に出てく
る気配はなく、受付の看護師に9時30分に面会の要求をしている
事を訴えるが、院長にはその事を伝えたので待つほか無いと
言われてしまう。アリソンは出直そうとして施設から出ようと
するが、何故か入り口のドアは施錠されていて開かない。
座って待つのがベストだと言われ、何故かアリソンの事をベバ
リーだと語る。アリソンは何故か自分が患者のように扱われ、
それを否定する。そんな夢で目が覚めるアリソン。
夫は頭痛がするとして
アルピリン錠を探していた。

アリソンは起きて食卓に現れると、アリエルは
牛乳がない
騒ぐ。ブリジットは買ってもらった人形で遊ぶ中、アリエルに
からかわれて相変わらず喧嘩する。ブリジットは母親のバッグ
からブレスミントを抜き取ろうとすると、アリエルはそれを
母親に告げ口する。

検事局に行くがアリソンは
IDカードが無いことに気がつく。
入り口の守衛に説明するが、カードを取りに戻ってくれと
言われる。電話をしようとするが、そこには男性が誰かからの
電話を待っており使わせてもらえなかった。仕方なく守衛の元
に戻ると、アリソンの名を出し、中にいる検事に連絡を取って
欲しいと告げる。しかし守衛は検事に連絡するが、アリソンと
いう職員は居ないと言われてしまう。一体どういう事なのか。
仕方なくアリソンは家までIDカードを取りに行くために地下駐
車場にいくが自分が
運転してきた車がないことに気がつく。
アリソンの行動に異常性を感じ取った二人の警察官はアリソン
を監察し、家まで送るという。
仕方なく家に帰り中に入ろうとするが、何故か鍵が合わず、
中から別人が出てくる。アリソンは9年間も住んでいる場所
なのに何故
別人が住んでいるのかと戸惑う。

アリソンは精神異常者と見られ病院に連れて行かれる。
そこに待っていたのは病院長の
エリオット・ピーターソン
った。アリソンの事を
ベバリー扱いする院長。院長からは
現実と向き合うよう言われる。アリソンに対して現在は何年
なのか?と尋ねると、アリソンは2005年だと答える。しかし
院長が差し出した新聞はアイゼンハワー大統領がアジア外交に
成功したとする
1959年6月12日の記事であることを知る。
現実を受け入れればあっという間に病気は良くなると言われる
が・・・

アリソンは夢から目覚める。
相変わらずジョーは頭痛を訴えアスピリンを探している状況。
一度夢で見た光景だという。
アリソンは検事局にいくがやっぱりIDカードを忘れていた。
しかし守衛はアリソンの事を知っており特別に入れてくれる。

検事はこの日、被告人・
ティモシー・カッチャーの弁護人の
マーガレット・フォルサム(以降マギー)と面会していた。
両親を殺害したティモシーは殺害当時心身衰弱の状態に有った
のであり、彼は解離性同一性障害患者だという。アリゾナ大に
はこの手の病気の権威の教授がおり、裁判になれば彼に証言
してもらうという。検事はもう一度カーチャーに面会して
責任能力がないと分かれば起訴は取り下げると約束する。
アリソンも同行してカーチャーに逢うと、本当に精神障害を
患っているようにも見えたが、アリソンの頭の中には数字が
浮かび上がってきたという。検事はその数字の意味を調べると
告げる。

--------------------------------------------------------

アリソン・デュボアを名乗る人物が1959年に存在していた事を
知ったアリソンは彼女のことを調べていく。その女性は
ベバリー・ウォラーという女性で、中学校の校長を務めている
夫・ウォルターとの間にアンナという少女を産んだが産後に
突然おかしくなり、娘と共に橋の上から投身自殺未遂を図った
人物だと知る。

このドラマ、色んなバリエーションが存在していて面白いな。
同様のドラマの中では一番楽しいかも。

今回のアリソンが見た夢は、自分が精神病を患い、周りから
誰にも自分の存在を信じてもらえないというもの。
精神病繋がりで今回検事補佐としての事件では、ティモシー
という殺人者の真相を掴む物があったけど、その辺は完全に
検事に丸投げ状態。数字を提示しただけで全てを検事が明ら
かにしてくれた。

1950年代のVTRが残っているという辺りに若干の違和感はある
けど、このVTRのお陰でより物語に見入る事が出来た。
彼女が既に2005年当時のアリソンの事を夢に見ていた能力者
ということで不思議な縁が生まれる。
このドラマを見ていると、その能力者のベバリーが残した赤
ちゃんがアリソンなのかと一瞬思ってしまったけど、アリソン
の家族・実家のことってあんまり描かれていないな。

当時は精神病に関してまだまだ理解のない時代で、
電気ショック、インシュリンショック、氷風呂などの治療が
行われていたという時代。当然ながら当時の能力者のベバリー
は変人扱いされる訳だけど、それを考えるとアリソンは幸せな
状況なのね。

VTRを見たジョーは彼女のことを初代アリソンとか、最初の
奥さんみたいな扱いしているところが笑えた。どんな時にも
ジョークを忘れないアメリカンな感じだよね。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (ティナ・ディジョセフ)(市長の連絡係)
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘
ソンドラ (Kendahl King) 検事局スタッフ


マーガレット・フォルサム (Chloe Webb) 弁護士"マギー"
ベバリー・ウォラー (Natasha Gregson Wagner) 1959年の能力者
エリオット・ピーターソン (Sam Anderson) 50年代精神病の権威
ティモシー・ケッチャー (Rami Malek) 殺人犯
キャロル・ウォラー・スミス (Barbara Tarbuck) ベバリーの妹
ウォルター・ウォラー (Tim Conlon) ベバリーの夫、校長先生
ロジャー (Carson Elrod) 精神病院のレポートを書く
--- (Steven M. Gagnon) 警察官
--- (Loren Lazerine) 警察官
--- (Warren Sweeney) Security Guard
キャロル・ウォラー (Sarah Utterback) 1959年、ベバリーの妹
--- (Bonnie Urseth) 看護師
--- (Derick Alexander) Orderly
--- (Ronald William Lawrence) Orderly
イザベル・ナヴァロ (Oriana Oppice)
--- (Athena Stamos) Church Member
--- (Holly Traister) Psychiatric Nurse


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system