ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン2)

第4話 眠りの中で Light Sleeper

脚本／Peter Egan 監督／Elodie Keene
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アリソンは高速道路の真ん中で、行き交う車たちに向けて突然
叫び出す。金がいるんだと。
ジョーはその姿を旧友が知らせてくれて自らアリソンの元に
駆けつける。ジョーはアリソンを平手打ちすると、彼女は正気
に戻るのだった。
彼女は夢遊病のように自分が何をしていたのか全く記憶になか
った。ジョーは病院に連れて行くが、抗不安剤のベイリウムを
処方されただけだった。夢遊病患者は主に不安を抱えており、
それを取り除いて安眠できるようになれば治るのだという。
医者にたったこれだけなのか?というジョーに対して、後は
戸締まりをすることだけだという。

翌朝、アリエルは朝アリソンに対して、毎日の送り迎えに対して
自分は友人のハンナと一緒に歩いて帰りたいという。もう6年生
であり自分で帰れるとするが、アリソンは絶対に許さないという。
ジョーはそれを聞いて子供は意地でも我を貫くものだとし、
アリエルはとても良い子だし、この辺りは治安も良いので許して
あげようと語る。

アリソンが学校にアリエルを送る際に、注意事項を詳しく語る。
門限は4時だとして念を押すのだったる

一方検事局には息子・ジャスティンの居場所が分からないとして
妻・バルーが怒鳴り込んでくる。夫のグレンドンとは別れたの
だが、夫は大富豪であり、妻は夫がジャスティンを連れ出し、
勝手にカリブ辺りに連れて行ったのだと訴える。グレンドンの
警備を担当しているカリーは大丈夫だと訴える。デバロス検事
もグレンドンは社会的地位もある人物なのでそれを捨てるような
真似はしないだろうと説得するが、夫は私のことを憎んでいる
のだとし、金さえ出せば何でも出来ると思っているのだと語る。
検事は事件だと決めつけるのにはまだ早いと言うが、バルーは
四時間以内に見つけないと知人のキャスターに話して、夫が
息子を誘拐したと報道してもらうと告げる。カリーは二人は
何不自由なく生活しているであろう事を告げ、自分は11年間も
MI:6で働いていると語る。
アリソンは別れ際にカリーと握手すると、突然幻視が飛び込んで
くる。"午後7時になっても大きな犬とレンジローバーは見当た
らない"と誰かと電話で話している姿だった。カリーはグレンドン
はよく居なくなる人だとし、恐らくキャンプか釣りに出かけた
だけだと語るが・・・

検事も3時までに連絡がなければ捜索を始めるという。
アリソンは検事に対して幻視を見たことを告げるが、今回の件
とは関係がないだろうとして、彼女に今日はもう帰って良いと
語る。

アリソンは学校にブリジットを迎えに行くと帰宅する。
その頃アリエルはハンナと一緒に帰宅し、近所のコンビニに
飲み物を買いに行く。すると高校生くらいのイケメンの男性が
インスタントクジをしにやってくる。数字を当てるだけの簡単
なクジ。アリエルは彼のことが気になり、その様子を見ていた。

アリソンはアリエルが帰宅するのを首を長くして待つ中、
検事から電話が鳴る。ジャスティンから全く連絡がないために
捜査をするとの事だった。

一方夜中にジョーは有ることに気がつく。
アリソンが銀行の定期預金や年金などを全て解約して下ろして
来ていたのである。一万5千ドルがバッグの中に入っているのを
見て、ジョーは問い詰めるがアリソンは全く記憶がなかった。
朝10時30分に検事局を出てから、ブリジットを迎えに行った
時間まで自分が何をしていたのか全く覚えていないのであった。
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最近アリソンが夢を見るだけでなく、対象者に乗り移って実際に
行動を起こしてしまう所が実に危なっかしく、また猟奇的な
感じを描いている。

あの温和なジョーも心配している事を余所に、アリソンが薬を
飲まずにジョークを飛ばしている姿を見て激怒するシーンが
有った。彼にしてはとても珍しいので、アリソンも驚いたこと
だろう。

事件そのものに関しては、なんとなく想定できるものがあった。
どうやって証明するのかが難しい部分ではあるけど、目撃者を
上手く作り出し、カリーを追い詰めた格好だ。

アリエルの自立していく様子も描かれ、アリソンがちょっと
その様子に寂しげな表情を見せるのも印象的。
アメリカって子供たちだけで登下校させても良いのか?

アリエルもあまり自分の能力をひけらかせてしまうと、ちょっと
怖いことになりそうなので、控えて置いた方が良いよね。