ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン2)

第13話 母の想い Raising Cain

脚本／Craig Sweeny 監督／Edwin Sherin
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デュボア教育映画。"孤立した人"。
クレイモア高校の少年は周囲に溶け込めずにいた。やがてその
子供は周りの人たちを敵だとばかり思うようになる。表面的に
は普通の学生だが、あるとき怒りと復讐に支配されていく。
そして行動として表れ始める。敬意に対する反逆として、男性は
銃を手にして校内で発砲を繰り返していく。

嫌な夢で目が覚めるアリソン。
しかも末っ子のマリーがベビーベッドの柵を乗り越えてアリソン
たちのベッドへとやってきたのである。
朝食の際、アリソンとジョーは、この件に関して壁を乗り越える
方法を覚えたらまた同様のことをする筈だとして、柵を取り付け
るべきなのか?と語りあう。するとアリエルは、自分がマリーの
部屋を使うので、マリーはブリジットと同じ部屋を使ったら
どうか?と提案する。もうすぐ13歳のブリジットにはプライバシー
も必要な時だった。ブリジットは姉だけが一人部屋を使うことに
難色を示すが、アリエルはベッドの上段をあなたに使わせてあげ
るとして条件を出す。

アリソンはスキャンロンの元へと足を運ぶ。
スキャンロンは現在ダウニー夫婦からの話を聞いている所だっ
たが、アリソンは彼を見かけるクレイモア高校という名前に
見覚えはないか?と尋ねる。いつものように勘が働いたという
アリソン。今は分からないが必ず調べるという。それよりも
アリソンに今担当している案件に立ち会って欲しいと頼まれる。

夫・ポールと妻のマリリンから事情を聞く。
ダウニー一家の息子・タイラー(7歳)が突然朝起きると、窓が
部屋の開けられていて誘拐されたのである。マリリンは窓に
柵をつけるべきかどうか悩んでいる時だったという。

しかしそんな会話を聞いていたアリソンは、ゴミ捨て場に何らか
の遺体が転がっているのを目にする。
ただ80km以内の集積場は数多く存在していてすぐに特定するのが
難しかった。

家に帰るとジョーとベッドの中で語り合うアリソン。
ジョーはアリエルを一人部屋に引っ越しする事を指示すると
語る。明日にでもベッドを購入しようとし、ベビーベッドは
親戚に渡そうと言うが、アリソンは複雑な心境を吐露する。
その日の晩、アリソンは再び夢を見る。
フェニックス市廃棄物管理局77区と書かれている場所で黒い
ゴミ袋の中に入れられているタイラーらしき人物がまた生きて
いるのを確認する。

タイラーは無事救出された。
病院に運ばれたタイラーは薬物を飲まされ、そして銃で撃たれて
いるが、幸い命に別状はなかった。夫婦は助かったことを聞くと
安堵の声を出す。
アリソンは目が覚めるタイラーに話しかけると、突然子供は
ここは地獄なのか?と問い、僕は悪い子なので地獄にいくのだと
語る。そんな子供の発言を聞いてアリソンは切なくなると共に、
誰がそんな事を教えたのか気になっていく。
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アリソンが見た高校での学生乱射事件。
次第に夢を繰り返し見ていく内に、現在失踪しているタイラー
がその乱射事件の犯人だと知る。
タイラーは助かるが、息子を殺そうとしていたのは母親の
マリリンであることを夢の中で見てしまう。

アリソンの夢が近未来だけでなく、比較的広範囲にわたっている
事も有ってなかなか複雑なものがある。
アリソンの見る夢が絶対ではないにしても、未来は変えることが
出来るのかという面では、とても興味深い流れになったのでは
無かろうか。

今回のマリリンもアリソンと同様の能力を持つ人物だったのか。
その能力を使ってアリソンと共に霊能力捜査官事務所を設立
すれば凄く役に立ちそうな気がするけどね。

マリリンを助けることでタイラーが亡くなり、マリリンの罪を
追求していけば、タイラーは高校時代に暴走する可能性が有る。
そのことを暗に検事に相談して決断してもらうけれど、検事は
未来のことではなく、目の前の事件を淡々と処理していく事を
優先とし、10年先の事に関しては、まだ時間があるとの立場
だった。

マリリンが亡くなったことで、全ての真相は闇の中へ。
子供はそんな母親に影響を受けて学生代表として卒業式での
スピーチを任されたけれど、アリソンにとっては墓まで秘密を
持って行かねばならない感じだね。

そしてアリソンが今回、子育てに関して、末っ子のマリーが
歩き始めたことで切なさを感じていたようだ。
ベビーベッドを処分できない辺り、アリソンにとっては子育て
が一段落したことを感じたのだろうか?