ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン2)

第14話 鏡の中の男 A Changed Man

脚本／Bruce Miller 監督／Lewis Gould
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アリソンはみんなを起こして回るが、キッチンに行くと何やら
ベーコンの良い香りがする。既にジョーが起きていて朝食を
作っているが、全くの別人である事に気がつく。アリソンは
近くにあった包丁を手にして、一体何者なのかと告げる。
そこにアリエルたちもやってくるが、彼女の姿も別人だった。
アリソンは気がつくとバスルームで倒れていた。
足を滑らせて倒れた様で、気を失っていたのだという。
ジョーはアリソンの様子が大丈夫か気になり、色々と医療機関
に電話して保険でMRI検査をしてくれる所を探す。そんな中、
会社の同僚であるチャンドの妻・スラーンは医師である事を
知り、無料でMRI検査をしてくれる事になる。
ブリジットはアリソンが転んでタンコブを作ったことに対して、
頭をぶつけると星が出たりするのか?とか、記憶が無くなったり
するのか?と尋ねる。生まれた場所は何処なのか?とアリソンに
尋ねるとアリソンは応えることが出来なかった。

ジョーに付き添われて民間の画像診断センターへと足を運ぶ。
待合室にいるとそこでデビッド・サウンダースという男性から
声をかけられる。とても気の優しい男性で、MRI検査に不満を
感じているアリソンを安心させようとしてくれる。MRI検査台
に入ると凄い音がするが、自分はいつも電車の音だと感じて
過ごしているのだという。自分が検査するところを良かったら
見て不安を払拭してはどうか?と言われる。
アリソンは好意に甘えて、デビッドの検査の様子を見ていた。
デビッドが語るように確かに電車の音の様に聞こえる。
するとアリソンの元には幻視が飛び込んでくる。
なんとデビッドは街を徘徊し、次々と売春婦を自分の車に
乗せては自宅で関係を持ち、枕を使って窒息死させ、砂漠に
遺体を運んでいたのである。
アリソンはすぐにスキャンロンに電話し、幻視で見た内容を
話すと共に、その中で出てきた売春婦の一人・ジェイドという
女性について調べて欲しいと語る。

アリソンもMRIを受けると特に異常は見つからなかった。
しかし静脈性血管腫と呼ばれるピーナッツ大の血管の束が脳に
写っているという。
大抵これが見つかると発作が起きたり、幻覚が見えたりする
症状が訪れるという。その手の症状が起きていないのであれば
心配することはないのだという。
ジョーは帰り際に、アリソンが色々と幻視が見えたりするのは
この血管腫が原因なのではないかと語る。

夜、アリソンは夢を見る。
ショッピングモールで買い物をした帰りに、自分が乗ってきた
車が見つからず、警備の男性からどんな車種に乗っていたのか?
と問われるが一切応えることが出来なかった。しかし夢だと
気がつきホっとする。アリソンはとりあえず隣で寝ている
ジョーが別人の顔をしていないかどうかを確かめるのだった。
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アリソンをバスルームで頭を打ち、MRIで検査をすることになる。
その検査施設で出会った気の良い男性の中に、おぞましい過去
の映像化が見えてくる。果たして彼は仮面をかぶって良い人
を装っているだけなのか。

今回見たアリソンの幻視が、相手の記憶なのかそれとも空想な
のかという点で断定出来ず、なかなか難しい選択を強いられる。

アリソンの正義感も分かるけれど、相手の素性がまだ分からない
状況の中でも敵意むき出しにして質問を投げかけていく所は、
ちょっと異常に思われても仕方がないのかもしれない。

ジョーはアリソンの幻視が見える理由に、証明出来る何かが
欲しいようで、如何にも科学者・研究者っぽい性格を見せた。
これが証明されればデュボア血管腫だとか語っていたけど、
アリエルには無かったのは何故なんだろうか。

アリソンの記憶が無くなったのは、まさに今回のデビッドが
そのような境遇にあっていたからのもの。
アリソンの出身はオクラホマ州・チェルシー、ミドルネームは
ルイーズだという。
ブリジットとのやりとりの中で、名前は?出身地は?と尋ねられ
るシーンがとても可愛らしい物が有ったね。

デビッドが記憶喪失を境にして、全く別人の良い人になって
しまった様。何処かでその記憶がよみがえる事の恐怖心など
を妻のアンジェラは感じないのかな。まぁアンジェラ自身が
強盗・売春で生計を立てていたという過去があるんだけどね。