ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン2) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/70

第19話 過去との決別 Knowing Her

脚本／Glenn Gordon Caron
監督／David Paymer
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結婚式に友人・親戚が集まる中、2時に友人達は花婿を控え室に
呼びに行く。しかし花婿はトイレに鍵をかけて、薬物を吸って
もうろうとしていた。その花婿とは何とスキャンロン刑事だっ
た。
アリソンはそんな夢を見るが、そんなのあり得ないと考え、
再び寝てしまう。

朝、ゴミ収集車が女性の遺体三体を発見する。どの人物も目が
くりぬかれているという猟奇的な状況だった。

アリソンは目が覚めると子供達を起こそうとする。するとアリ
エルだけは起きて勉強していた。アリエルによると差別禁止法
の歴史に関する発表会が有り、コンテスト形式で行われて、合格
したものは代表して州議会で発表することになるのだという。
周りの子の中でハリキッている人が居るので、自分が馬鹿に
見られるのが嫌だとして、昨日からレポートを仕上げているの
だという。アリソンはカスカート先生はアリエルの事を気に入
っているので大丈夫ではないかという。

アリソンは職場へといくと、副市長と検事、スキャンロンが
今朝発見された猟奇的な遺体について話し合っていた。
スキャンロンは過去の経験から、被害者は中南米からの麻薬の
運び人であり、バイヤーよりも先にその運び人から麻薬を奪い
とったのだろうという。スキャンロンは三年前に麻薬組織へと
潜入捜査し、南西部のルートをつぶした経験があった。

スキャンロンは副市長に好意を寄せているのをアリソンは感じる
中で、アリソンはスキャンロンに対して夕べ見た夢の話をする。
スキャンロンが結婚式の直前にトイレで薬物で意識朦朧として
いた事を。しかし俺がそんなタイプに見えるか?とスキャンロン
はアリソンの言葉を鼻で笑う。

アリエルは学校で差別禁止法の歴史について発表する。
アリエルの次に発表するのはテランス・ボックという男子生徒
だが、クラス中の生徒から嫌われている人物だった。

"3年"と書かれたコイン。1905日が意味する物。それは麻薬を
絶ったその日からの日数だった。そのコインを受け取るのは
スキャンロンだった。スキャンロンは麻薬患者支援グループの
会で表彰を受けたのである。かつて潜入捜査でドラッグをする
事になった為に捜査を辞めてから、施設で必死にドラッグを
抜いていたスキャンロン。

アリソンはその日の夜にも再びスキャンロンの夢を見る。
スキャンロンがエレーナという女性と結ばれた朝に、彼自身の
目をくりぬかれる夢だった。
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アリソンが見た夢はスキャンロン刑事が麻薬におぼれていたり、
そして女性に目をくり抜かれてしまったり、そして殺人の容疑
を着せられてしまうというものだった。果たして真相は如何に!?

スキャンロン刑事の過去が分かるエピソードという事で興味深い
ものがあった。
スキャンロンにも結婚を考えていた時期が有ったのね。
その相手が麻薬王の娘であり、潜入捜査中の身である彼に
とってはどうしようも出来ない事だったのが、何とも言えない
ものがある。

アリソンはもう少し早くスキャンロンに次々と提言してあげても
良さそうなのに、意外と慎重に話をしていく姿が有って、みて
いてヤキモキさせられる。

スキャンロンは潜入捜査の為とはいえドラッグをしていたこと。
でも潜入捜査を辞めたと同時に薬物からも手を引くことが出来た
という所は意志の強さみたいなものを感じるね。

まさか副市長と好意を寄せていくことになろうとは思わなかった。
いつから二人は意識し合っていたのか?

一方アリエルは差別禁止法の歴史の発表会で、不条理な一面を
見てしまう。クラスメイトからも教師からも嫌われている
テランスが素晴らしいレポートを仕上げたにもかかわらず、
心証だけで評価をねじ曲げられている事実があった。
こういう時にアリエルのように相手の考えている事が分かって
しまうと、人間不信に陥りそうだね。
一見するとカスカート先生も良い人そうなのに、誰の心にも
見た目の印象だけで好き嫌いが決まってしまうというのはある
のが人間だとは思うけどね。