ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン2)

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第21話 死の天使 Death Takes a Policy

脚本/Diane Ademu-John
監督/Edwin Sherin
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アリソンはデュボア家全員で教会へと足を運ぶ。
アリソンはすぐに帰宅できるように最後尾に座ろうと言うが、
ジョーは子供達と共に最前列へと勝手に進んでしまう。
アリソンは自分が何故教会に来たのかよく分からなかったが、
雰囲気ですぐに葬儀だと判明する。
アリソンに話しかける男性に対して、彼女は死に関わる仕事を
していることも有って葬儀の場に立ち会うのは苦手だという。
このような場は遺族達の心の安定をはかるためのものだと言わ
れ、仕方なく棺に向かって献花しにいくと、なんとその棺に
入っているのはアリソン自身だった。

アリソンは自分が死んでいる夢を見た事でショックを受け、
ジョーが起きるのを待って話をする。ジョーに対して遺言書を
作成しているのか?と尋ねると、ジョーは何の冗談かと思い
ボクを寝不足で殺したいのか?と問い返す。遺言だけでなく
ローンも沢山あるとジョークを飛ばすが、アリソンは私が先に
亡くなったらどうするか?と問う。ジョーはこういう不毛な話
合いは不愉快だとして、この話を切り上げようとする。
君があの世にいくならば、宇宙のフォースから知らせが来る
のではないか?と言われる。

朝食の場で、アリエルは自分の誕生日がもうすぐ近いことを
理由に、アリソンに対して携帯電話を持ちたいと頼む。
アリソンは料金も高いし、学校では禁止されているので駄目だ
という。アリエルはそれならばポケベルでも良いし、自分専用
のパソコンが欲しいという。それが駄目ならば自分のeメール
のアドレスが欲しい事を告げると、ジョーはもっと別のプレゼ
ントとか欲しくないのか?と問う。たとえば時計など良いのでは
ないかとするが、アリエルがeメールアドレスをほしがっている
のを知って、考慮することを約束する。

アリソンは職場に行くと、検事の元にはソンドラ・バニスター
が来ていた。
マリポサ病院に勤める夫・ディーンが昨日の午後
6時に病院を出て以降連絡が取れなくなっているというのである。
ディーンはガンの専門医で、とても几帳面な人なので、連絡が
なく居なくなるなんてあり得ないという。ソンドラはヘンリー・
ミンダー判事
の娘という事も有り、事件性に関しては早急な
判断だとしながらも、捜査をするよう告げる。
ここ一年は
毎週火曜日にディーンはクラブでラケットボールに
出かける事が有った
との事だが、誰と会っているのかは知らない
という。

アリソンは
死の天使が見えた事を告げ、ディーンが既に他界して
いる可能性が有る事を検事に告げる。それが現れると決まって
人が死ぬのか?と検事も半信半疑だった。

この件で調査していたスキャンロンは、
コマースゼネラル銀行
の預金残高が妙な事が起きているという。ディーンの個人口座
で週に一度必ず一万二千ドルから一万六千ドルの入金があり、
残高は100万ドルを超えているという。全ての口座は妻との共同
名義になっているのにこれだけが個人名で開設されているとの
事。もしかすると蒸発する計画を立てて、貯金していたのでは
ないか?と疑っていく。

アリソンはいつも通る
トーマス通りを携帯電話で通話しながら
運転していると、
交差点で大きなトレーラーに轢かれそうにな
る。しかもその時、夢で見た"死の天使"の姿が見える。
帰宅するとアリソンはジョーに夢の中で自分の葬儀を見た事を
話、そして死の天使についても話す。今日、午後にトレーラー
に轢かれそうになったことなども関連している事を告げるが、
ジョーは、アリソンだってただの夢を見ることがあるとし、
夢と現実は違うことを告げる。しかしアリソンは、あの男は
夢の中で私に気がついていたとし、私を殺すための計画を実行
しているのだろうという。彼は死の管理人であると告げる。

その晩アリソンは再び夢を見る。
その中で死の天使は、バスルームの事を引き合いに出して、
人間の事故死の47%は家の中で起きるとし、そのウチ61%は
バスルームで亡くなるのだと告げる。
夢から目が覚めると同時に検事から電話が鳴り、
バイソロイ
のモーテルで遺体が発見され、遺体はディーンと特徴が一致し
ていると言われる。

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アリソンが夢に見たのは自分の死だった。
それ以降アリソンは死について考えるようになり、もしかすると
夢の中の男性は自分の事を死に至らしめるために計画を実行
しているのではないかと疑っていく。そんな状況の中で、
夕べから行方不明になっていたガン治療の専門医のディーンが
遺体として発見される。状況としては明らかに事故死ではある
が、アリソンは他殺である事を疑っていく。

アメリカでも携帯電話を子供に持たせる事への抵抗感などが有る
のね。しかも個人的なeメールを持つことさえ相当な抵抗感を
親が持っている所が意外と驚く。ジョーは全てのメールの開示
を条件にアリエルに持たせる事になるけれど、ちょっと子供の
事を管理しすぎかなという感じがする。

最近のアリソンの夢は、その人本人が被害者ではなく、別人で
ある事が多いね。
自分自身が亡くなるという夢を、今回の容疑者ボブ・シャーマン
の件に当てはめて描いたような流れだった。

アリソンは他殺である事を疑うのに対して、スキャンロンは事故
だという。珍しく二人が言い合う姿が有ったけど、結果的には
ボブが殺害したものだった。しかし検視医さえごまかせる程、
殺人が完璧だったという事なのか。

怪しげな口座に入金が有った事や、火曜日に誰とも分からない
人物と逢っていたという辺り、調べる価値は十分にありそうな
話だけどね。

徐々に二人が結託して癌患者を殺害しているであろう事が明らか
になっていく。その中でバイアティカルなる生命保険の売買
がある事を知る。その流れをアリエルのeメールから繋げていく
辺りは多少強引な気がするけどね。

アメリカのサブプライムローンに於ける破綻のように、この世
は色んなものがビジネスに繋がっていくね。
自分の生命保険の前借りとも言える商売が成り立ってしまうと
いうのはある意味凄いと思う。

ボブ・シャーマンを演じているKelsey Grammerは、役者だけで
なく、このドラマではexecutive producerとして関わっている。
「そりゃないぜ!?フレイジャー」では制作総指揮だけでなく
主演者としても活躍していたね。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (ティナ・ディジョセフ) 副市長
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘
ソンドラ (Kendahl King) 検事局スタッフ

ボブ・シャーマン (Kelsey Grammer) "死の天使"、保険会社
ソンドラ・バニスター (Lesley Boone)
--- (Yareli Arizmendi) 検視医
--- (Michael Robert Brandon) 白血病患者

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